時代に翻弄される人々を想起させる作品で“個人とは何か”を問う2人展「匿名の肖像」

時代に翻弄される人々を想起させる作品で“個人とは何か”を問う2人展「匿名の肖像」

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  • 更新日:2017/08/11
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左:Ryoichi Nakamura《a study of identity》(部分、展示作品)
右:Kota Hirakawa《Black color timer》(部分、展示作品)

2017年8月11日(金・祝)から8月26日(土)まで、TOHO BEADS STYLE Tokyo Gallery tにて、「匿名の肖像」展が開催される。画家の中村亮一氏と平川恒太氏による2人展。歴史や国家、人種、宗教を人間の姿へと映し出した作品群が発表される。入場無料、休廊日は日曜および月曜で、時間は11:00〜19:00。8月12日(土)の18:00〜20:00にオープニングレセプションが実施されるほか、8月19日(土)と8月26日(土)の各日16:00〜19:00には1ドリンクオーダー制のオープンセッションイベントも開催される。

1982年生まれの中村亮一氏は、ポーラ美術振興財団の若手芸術家在外研修助成によって、2015〜2016年にアメリカに滞在。アメリカにおける20世紀戦前から戦後の日本人移民、日系アメリカ人が受けた激しい人種差別、排日のための法の制定と強制収容、アメリカ合衆国に対する忠誠登録の質問に関心を抱いた。それらが彼らのアイデンティティに与えた影響を考察し、残された写真をもとに肖像画として表現。描かれた肖像は不鮮明で個人の判別が難しく、アイデンティティの揺らぎを彷彿とさせる。

一方の平川恒太氏は1987年生まれで、1年半にわたり制作してきた作品「Black color timer」を発表。この作品には福島第一原子力発電所事故の作業員の肖像が描かれており、108つの電波時計の上に黒い絵の具のみを用いて表現したものだ。そこに描かれた作業員の顔は防護服で個人が特定できず、近付かなければ何が描かれているのかを認識できない。関東の電波時計には福島県双葉郡川内村の大鷹鳥谷山の山頂付近にある「おおたかどや山標準電波送信所」から標準電波が送信されており、福島の今をも想像させる。

■期間:
2017年8月11日(金・祝)~8月26日(土)

■開催場所:
TOHO BEADS STYLE Tokyo Gallery t
東京都台東区柳橋1-9-11

■問い合わせ先:
TOHO BEADS STYLE Tokyo Gallery t
tel. 03-3862-8549
url.http://www.toho-beads.co.jp/tbs

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