いちご狩りでのもったいない食べ方が話題 農家は「三重苦を乗り越えたので悲しい」

いちご狩りでのもったいない食べ方が話題 農家は「三重苦を乗り越えたので悲しい」

  • しらべぇ
  • 更新日:2020/01/24
No image

(画像提供 深作農園)

甘酸っぱいいちごをお腹いっぱい食べられる楽しさが人気のいちご狩り。春の訪れを告げる風物詩として、関東では先週あたりからスタートしている農園もあるが、茨城県鉾田市の「ある農家の想い」が、話題を呼んでいる。

鉾田市は野菜の農業産出額が市町村別全国第1位で、いちごは栃木県真岡市に次いで第2位を誇る。しらべぇ取材班は、その農家から詳しい話を聞いた。

■今年のいちごは苦労の結晶

鉾田市は、台風15号や19号で、ハウスが飛ばされたり、多くの倒木や川が一部氾濫するなど、大きな被害が出た。

その後の記録的大雨もあり、「三重苦状態」だったという。深作農園の経営者、深作さんは、「この被害で農業を続けられなくなった人が、多くいる」と話す。また、いちごは、収穫まで一年以上を要し、最も労力と時間がかかる作物のひとつだそう。

今年は、特に木の成長が遅かったことなどもあり、やっと収穫を迎えたいちごは、「苦労の結晶」だと語る。

関連記事:まさに奇跡のいちご!完全無農薬いちご農家『だいしん農園』がスゴい

■いちご狩りの醍醐味とは…

しかし、農家にとって、非常に残念な光景を目にすることになった。

No image

残念です。
イチゴ狩りのイチゴの食べ方がとても悲しくなります。
一年かけて作っているイチゴです。
ヘタを取って、ヘタの方から全部美味しい食べて頂きたいです。
農家としての切なる願いです。
コレは贅沢食いとは言いません!
— ル・フカサク(深作農園) (@Le_fukasaku)
January 21, 2020
from Twitter

「食べ方やマナーは、お客さんの自由という考え方はもちろん否定しない。ただ、いちご狩りだからこその楽しみ方がある」と深作さん。

深作農園は、日本で初めて「時間無制限食べ放題」を始め、予約も不要だ。その理由は、「時間を気にぜずに、子供からお年寄りまで、完熟いちごをまるごと存分に満喫してほしい」という想いから。

■完熟いちごを探し出す楽しみ

一般的にスーパーや百貨店で売られているものは、早摘みの状態で市場に出てくるため、へたぎわまで真っ赤なものは流通していないという。

長年の慣習と流通の弊害で、このような食べ方をする事情もあるようだ。いちご農園には、青いものや少し白いものなど、色々な成長状態のいちごが存在する。その中から、へたぎわまで真っ赤な「完熟いちご」を見つけ出すのが、醍醐味。

完熟いちごは、へたぎわから徐々に甘くなり、先端で最大の甘さを実感できる。

■「記憶に残る想い出づくり」

深作農園のいちご狩りは、先週の土曜日にスタートしたばかり。多いときは、1,000人以上のいちご狩り客がやってくるそう。ピークは、3月で、コールデンウイークの半ばごろまで楽しめる。

最後に深作さんは、「いちご狩りは、お客さんが主役で、いちごは脇役。何よりも家族連れ、そしてカップルの『記憶に残る想い出づくり』にしてほしい。それが、食育にもつながっていく」と熱く語った。

・合わせて読みたい→ミルメークがお膝元の給食に登場 「牛乳本来の味を味わってほしい」という地域も

(文/しらべぇ編集部・おのっち

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

グルメ総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
千鳥・大悟が発見したエビフライのソースに驚き 「すっごい発明」
ココイチの「客離れ」が止まらない、“値上げ”よりも致命的な原因
ヒルトン東京のビュフェスイーツ1800円でお持ち帰り! イチゴ好きさん必見ですよ。
「主人にカレーがまずいと言われました」試行錯誤する妻に、世間の声は?
タリーズの1店舗限定ドリンクがマジで最高! 全国で売る予定はないのか聞いてみた / ストロベリールビーチョコレートスムージー
  • このエントリーをはてなブックマークに追加