【コラム】20年来の『るろうに剣心』ファンが今回の事件に思うこと

【コラム】20年来の『るろうに剣心』ファンが今回の事件に思うこと

  • ロケットニュース24
  • 更新日:2017/11/22
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2017年11月21日、『るろうに剣心』で知られる漫画家・和月(わつき)伸宏さんが、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で書類送検された。現在「ジャンプスクエア」で連載されている新シリーズは、当面休載になるという。

18年ぶりの復活となった『北海道編』は、構想はあるものの作品化はされていなかった幻の続編だ。連載当時からほぼリアルタイムで追いかけてきた私(あひるねこ)にとって、この復活劇は非常に感慨深いものだっただけに、今回の休載は残念極まりない。

・20年来のファン

『るろうに剣心』の連載が始まったのは1994年。私は小学生だった。連載終了以降の番外編などもその都度チェックしていたため、『るろ剣』との付き合いは20年以上に渡る。そんな長年のファンである私が、今回の休載について思うことをいくつか挙げてみたい。

・幻に終わった再登場

もっとも残念なのは、人気キャラたちの再登場シーンが描かれていないという点だろう。不二や安慈、特に大人気だった宗次郎の再登場は、きっと多くのファンが待ち望んでいたはず。宗次郎が味方サイドに加わるなんて胸熱すぎるし、原作で1度しか出さなかった “本気の縮地” をもっと見たかったと思っているのは、私だけではあるまい。

・見たかったあのキャラ

さらに、作者は元・新撰組の永倉新八の登場も匂わせていた。私の記憶だと、原作で永倉新八が登場したのは2回。いずれもセリフはなかったはず。だが、剣心は永倉について、斎藤一や沖田総司と並んで「文句なしに強かった」と評しているため、その強さは本物であったと思われる。

当時、私はそのコマを読むたび「マジかよ……。斎藤と同じくらい強いヤツが2人もいるなんて、新撰組ヤベェな……」と1人震えていたことを覚えている。『北海道編』では、ついに永倉新八の戦いが見られる! と楽しみにしていただけに、一切登場することなく休載してしまったのは本当に残念だ。

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・納得がいかないエンディング

悔やまれる点はまだある。あなたは『星霜編』というOVAの存在を知っているだろうか? 原作の十数年後を描いた『るろ剣』の最終章と呼べる作品なのだが、これがまた衝撃的な内容なのである。ネタバレは避けるが、1つハッキリしているのは、決して楽しい話ではないということ。

個人的に、別に駄作とは思わない。しかし、原作ファンにとって見るのがキツイ作品であることは間違いないだろう。そのせいか、ネットではよく「『るろ剣』の本当の最終回はバッドエンド」的な紹介をされてしまうのだが、私はそれにちょっと納得がいかない。

・『るろ剣』はエンターテインメント

原作後半、メインキャラが殺されるというショッキングなシーンが登場するも、実はあれは嘘でしたとなる展開について、作者は単行本の中で「エンターテインメントはハッピーエンドであるべきと考え、当初の予定を変更した」と語っているのだ。私はそれで良かったと思うし、『るろ剣』とは最終的にはハッピーエンドの作品なのである。

・正しい結末を見たかった

たしかに『星霜編』は悪くなかった。悪くなかったが、そういう意味では、あれはやはり『るろ剣』ではなかったように思う。だから今回の『北海道編』において、作者自らの手により正しい形で『るろ剣』を終わらせてくれることを、私は期待していたのだ。

休載になった『るろうに剣心』が、今後どうなるかは分からない。作品に罪はないし、過去にも似た経緯で連載終了となった作品が、後にしっかりと完結した例もある。しかし……。そんなモヤモヤした思いが、昨日からずっと続いている。

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼この時は、こんなことになるなんて思ってもみなかった

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