「るろ剣」だけじゃない! 続編が読みたいマンガは?

「るろ剣」だけじゃない! 続編が読みたいマンガは?

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2017/12/07
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『るろうに剣心』の続編にあたる「北海道編」がジャンプスクエアで連載されているさなか……作者である和月伸宏が児童買春・児童ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で書類送検された。続編のストーリー協力には、妻で作家の黒碕薫も名を連ねていたことから、大きな期待がかかっていたが、まだ三話目の時点で書類送検――。当面の間、休載することが明らかになった。これには、続編を楽しみにしていた多くの読者がガッカリしたのではないか。

これまでのマンガ史を振り返ってみても、中途半端な終わり方をしたマンガは少なくない。和月伸宏の件はもちろん、様々な事情から途中で打ち切られたパターンもあるだろう。あるいは逆に人気絶頂だっただけに、最終回の余韻から続きが読みたくてたまらないという作品もあるのではないか。ちなみに、週刊少年ジャンプでは、人気作品『NARUTO -ナルト-』の続編にあたる『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』が連載中だ。主人公はうずまきナルトの息子であるうずまきボルトに引き継がれている。また、いち読者として納得できない終わり方だった作品も多々あるだろう。

◆「続編が読みたい!」と思うマンガは?

今回は、日刊SPA!サイト上で『「続編が読みたい!」と思うマンガは?』というアンケートを実施。94名から回答が得られた。その理由と共に見ていきたい。

◆『SLAM DUNK』

圧倒的な23人から票を得たのは、バスケマンガの王道とも呼べる『SLAM DUNK(スラムダンク)』。赤髪リーゼントの不良・桜木花道が、バスケ部主将の赤木剛憲(ゴリ)の妹である晴子に惚れて入部。ライバルの流川楓と切磋琢磨しながら全国制覇を目指す。

週刊少年ジャンプで連載が開始した’90年代の初期、バスケはマイナースポーツだった。スラムダンクの影響を受けてバスケを始めた読者もいるのではないか。筆者もそのひとりだ。余談だが、桜木花道が履いていたバッシュは“エアジョーダン”。しかしながら、当時はそんなにオシャレなバッシュは売られておらず(のちにスニーカーブームが到来し、プレミア価格となった)、ペラペラの上履きみたいな安いシューズでプレイしていたことを覚えている。また、安西先生の発した名言「諦めたらそこで試合終了ですよ」は、いまだったら流行語大賞に選ばれていただろう(笑)。

それはさておき、多くのひとから「花道のその後の成長が気になる」とのコメントがついた。花道の湘北高校は宿敵・陵南高校を破り全国大会に出場。高校バスケ界の頂点に君臨する山王工業と対戦することになった。しかし、試合中に背中を痛めていた花道。絶体絶命の中、「俺は今なんだよ!」とコートに復帰。奇跡の逆転を遂げた。その後、死力を尽くした湘北高校は3回戦で敗退。最後は花道が怪我のリハビリに励んでいるところで終わる。マンガは全31巻……とはいえ、物語は“ひと夏”に過ぎなかった。「主人公が高1で連載が終了。高3までの戦いが見たい」という意見も届いた。

また、連載が終了してから現在に至るまでバスケを取り巻く環境も大きく変わった。なかには「国内ではBリーグが設立され、続編がイメージしやすいから」というコメントもあった。

◆『ヒカルの碁』

こちらも週刊少年ジャンプに連載されていた囲碁マンガ『ヒカルの碁』。原作はほったゆみ、作画は『DEATH NOTE』や『バクマン。』でも知られる小畑健。日本棋院所属の女流棋士・梅沢由香里が監修を務めていた。アニメ化され、小学生を中心に囲碁ブームを巻き起こした。連載開始当初、『ONE PIECE』などの派手なアクションマンガの多いジャンプ作品のなかでも囲碁という一見地味な題材で異彩を放っていた。

小学6年生だった主人公の進藤ヒカルが、平安時代の天才棋士の霊・藤原佐為と出会う。そして仕方なく囲碁を打つことになるが、塔矢アキラなどライバルの存在があり、次第にのめり込んでいくストーリー。のちに、ヒカルはプロ棋士へと成長した。

最終回の舞台は北斗杯という国際大会。その大将戦でヒカルは負けてしまう。単行本は全23巻。まさに人気絶頂のさなか、連載が終了。

「頂点にのぼり詰めるところまでは描かれていなかったので。でもダラダラと続けるよりかは、むしろ終わり方としては良かったのかも!?」

また、物語の序盤でキーマンとなっていた藤原佐為は、役目を果たしてヒカルの前から姿を消していた。「続編で成長したヒカルの前に佐為が現れてほしい」との声もあった。

◆『めぞん一刻』

いまの若者たちには馴染みが薄いタイトルかもしれないが、『めぞん一刻』は1980年代に恋愛マンガとして一世を風靡。作者は『うる星やつら』や『らんま1/2』『犬夜叉』などの作品でも知られている高橋留美子だ。

ボロアパート「一刻館」の住人である主人公の貧乏学生・五代裕作。日々、“問題アリ”な住人たちから部屋を侵略され、一刻館から出ていこうと思っていたが、新しい管理人で未亡人の音無響子にひと目惚れしてしまう。すれ違いやヤキモチ、二人の恋愛模様をユーモアを交えながら描いた、ラブコメディの金字塔とも呼べる作品。

最終回では、ようやく五代がプロポーズ。響子は亡き夫の墓前で、改めて出会いに感謝する。結婚した二人の娘が産まれたところで終わる。

「二人がどのような結婚生活を送っているのか知りたい」

「一刻館のみんなのその後、あとは音無さんの娘をヒロインにしてもう一度見たい」

などのコメントが集まった。ドタバタの挙げ句、感動的なハッピーエンドを迎えた作品だが、その余韻からさめたくないというひとが多かったようだ。これまで何度も実写ドラマ化された名作だが、いまでもネットではしばしば「配役はだれがいいのか」という議論が起きるほど。

◆まだまだある! 続編が読みたいマンガ

以降は、興味深いコメントが集まった作品を一挙に挙げていく。

◆『BLEACH』

2001年から連載がスタートし、2016年に完結。アニメや舞台化もされ、来年夏には福士蒼汰が主演で実写映画も公開される。そんなジャンプ史に15年の歴史を刻んだ『BLEACH』だが……。どちらかといえば「終わり方が腑に落ちなかった」という理由で続編を求めるコメントが集まった。

「終盤の展開が駆け足で、テーマや世界観の掘り下げが不完全燃焼のまま終わってしまった。最終話で主人公たちの子供世代のキャラクターが登場したため、続編に期待している」
「続きがありそうな感じだったので、そのうちあるのかな!?」
◆『度胸星』

週刊ヤングサンデーに連載されていた『度胸星』。アポロ計画からおよそ50年後、NASAや火星、宇宙をテーマにした作品だった。

「あまりに唐突すぎて……。緻密な構成、背景描写など、傑作だったのでもったいない」
「面白い内容だったのに、急な打ち切りで残念だった」

◆『この世界の片隅に』

現在もロングラン上映中の映画『この世界の片隅に』。原作は漫画アクションにて連載されていた作品だ。

「去年、アニメ映画が異例の大ヒットで話題になった。戦時中の暗い世相のなか、温かみのあるほのぼのとしたストーリーと、胸をしめつけられるような悲しみが入り混じった名作です。完結してるとわかってはいても、主人公の鈴さん一家のその後が気になって仕方ありません。作者はもう戦争モノは書かないそうですが、できることなら続編が見たい」
◆その作品が好きだからこそ…

最終回の余韻で続きが読みたい作品はもちろん、実際に伏線を回収できないままに終わった例もある。その裏には、出版社や編集部、作者の体調不良など、様々な事情があったに違いない。ときには違う版元や雑誌から続編が出される場合やマンガ以外のノベル版、舞台などで続編が描かれるパターンもある。

もしも続編が出た際には素直に喜びたいところだが、一方で続編が出ないからこそ、「最終回の後を自分で想像する」という楽しみもある。最後に、今回ややネガティブなコメントがついた作品も、「読者がその作品を好きだからこそ」ということを補足しておきたい。

【調査概要】
日刊SPA!サイト上で『「続編が読みたい!」と思うマンガは?』というアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2017年11月24日
有効回答者数:94名

<文/山田門八>

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