桐谷健太にインタビュー!「面白い」「格好いい」を覆す新たな姿「転がるようにやっていた」

桐谷健太にインタビュー!「面白い」「格好いい」を覆す新たな姿「転がるようにやっていた」

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  • 更新日:2017/12/06

様々な映画・ドラマに出演し、CMでは愛嬌たっぷりの“浦ちゃん”役でお茶の間の人気もさらった俳優の桐谷健太さん。

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出典:NOSH

地方都市で生きる男たちの暗部が描かれた映画『ビジランテ』では、大森南朋さん、鈴木浩介さんとともに3兄弟の三男・三郎役としてトリプル主演を飾りました。

これまでの“面白い”&“格好いい”を覆すような、新たな桐谷さんの一面が垣間見えるこの役について、じっくりとインタビューしてまいりました!

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(C)2017「ビジランテ」製作委員会

Q:資料などを読む限り、現場がかなりハードだったそうですね。

桐谷健太(以下、桐谷):そうですね。真冬の(埼玉県)深谷で撮影をしていたんですけど、短期間でしたし、スタッフさんも含め、なかなかみんな睡眠時間もない状態で。マイナス何度みたいな中でずっとやっていたので、強烈な感じの撮影でした。

そんな中でも、入江(悠)くんの眼差しがじっと見ているので、奮い立たされたから僕は楽しくやれました。「今日、早く終わったねー!」というので夜中の3時半とか。

Q:早くて?

桐谷:そう。「あー、今日ここまで行ったかー」みたいなときは、もう朝の10時とかね(苦笑)。すごいなあ、という感じでやっていました。

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Q:マイナス何度ともなると、体力も相当奪われますよね?

桐谷:もうね、体力じゃないんです。「楽しめるかどうか」みたいな気持ちなんですよ。スタッフさんは基本外だったので、やっぱり死にそうになっていました。僕は車の中の撮影とかも多かったので、そのときはブワーッと暖房をつけてね(笑)。だって、革ジャンもペラッペラなんですよ!めちゃくちゃ寒かったんですよ、ホンマに。

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(C)2017「ビジランテ」製作委員会

Q:ちなみに、入江監督とは「入江くん」と呼ぶような仲なんですか?

桐谷:今回「初めまして」だったんですけれど「あ、同い(年)やねー」みたいな話をしていて。向こうも「桐谷くん」と言ってくれているから、「入江さん!」というのはちょっとあれだしなあって。

でも、同い年の人がこうやって映画監督でやるような世代になってきたなという感覚はありました。監督はちゃんとオリジナルで脚本を書いて撮るので、そこの信頼感はありましたし。

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Q:入江監督は口数多く説明するタイプではなさそうですが、桐谷さんはどんな演出をつけられましたか?

桐谷:三郎の感じを聞きました。けど、やる前に聞くんじゃなくて、やり終わった後に「こういう感じの動きになって、こうなったんですけど」みたいな。普段は聞いたりとかをあまりしないんですけれど、今回は同い年、プラス、入江くんと一緒に「この座組を引っ張って作っていこう」みたいな感覚が本当にあったので聞きました。そこでも入江くんが言ってくれる言葉は、本当に一言二言で多くはなかったんですけれど、分かりやすかったというか。

Q:入江監督の返す一言二言は、どんな内容でしたか?

桐谷:例えば、芝居が終わって「ああいう感じなって、ああいう動きになったんですよー。三郎いいっすか?」と言ったら、「いや、いいですね。ははは(笑)」とか、「三郎は、そういうことだと思います」とか。監督の思っていたのを越えたときには「ああ、三郎ってこういうところがあったんだなって思いました」、「三郎ってこうなんだと、俺、今気づきました」と言ってくれたりしましたよ。

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Q:桐谷さんが演じられることで、想像を超えることもたくさんあったんですね。

桐谷:監督が想像している三郎に、また違うエッセンスを入れられたんだなって思えたりもしました。あとは転がるようにやっていたので、聞いていたのは最初ぐらいでした。だから、感情の部分をどうこう言われた覚えはあまりなくて。監督が、しっかり撮ってくれている感があったから、こっちは三郎として転がり続ければいいっていうか。

やっている間はね、自分というより三郎の時間のほうが長かったんです。朝10時まで撮影をやって、「次は12時に集合です」となったら、「ああ、2時間かぁ」と思って、ホテルの遮光カーテンをシャッと閉めてちょっと仮眠して、という状態だったから。思考とかやなくて、本当に転がるようにやっていた。別に考えずとも動けていたし、すごく研ぎ澄まされたというか、気持ちよかったです。

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(C)2017「ビジランテ」製作委員会

Q:三郎は一見アウトロー風なのですが、現実では、兄たちへの愛が強くて。それを表面的に出すというより、にじませていた桐谷さんの演技が心に残っています。

桐谷:ホンマ、そこが入江くんの脚本のすごいところなんやなと思っていて。夜、(三郎が幼い頃に埋めた)ナイフを取りに、ひとりで川をガーッと歩くシーンのときに、ホント、兄貴2人の顔が浮かんできて、泣きそうになったんですよね。もう自分が三郎になっていて、「うわっ、なんかすごい涙出そう」となって。

自分の中では全然、理詰めとかで考えていなかったんです。あの感覚って……「こういうふうにしよう」と思ってやってないですよね。なぜなら、分からなかったから(笑)。分かっていたら、「このシーンはこういうことを表現、こういう思いで、この感情で」とかがあったりすると思うんですけれど、分からなかったからやるしかなくて。けどやっていたら三郎になっていたから、すごく不思議な体験でした。

Q:非常に稀有な体験をした現場だったと。

桐谷:自分でもね、観るのが楽しみだったんですよ。「でき上がり、どうなるんやろ?全然できてへん可能性もあるなあ」みたいな。でも、面白かったし、すげーカッコイイ映画が撮れたと思っています。

内容は、観る人によっては「全然意味分からん」ということもあるかもしれないですけど、今は分かりやすい作品が多いじゃないですか? 今回はオリジナルだし、説明もあまりない。でも感じる人には感じるだろうし。なかなかここまで攻めた感じの映画は今ないですし、そこが良かったですね。

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(C)2017「ビジランテ」製作委員会

Q:ご一緒に主演を務められた大森さんや鈴木さんとも、お話はされましたか?

桐谷:南朋さんと共演経験はありますけど、しっかりと、たっぷりと、ここまでご一緒するのは初めてでした。浩介くんとは2人でご飯も食べるくらいの仲になりました。うん、3人で仲良くなって、よく飲みに行ったりとかもしたし。この間、(初号)試写を観に行った後も、3人で飲みに行って「カッコイイ映画なってたなあ!」みたいな話もしたんです。

あと、監督も「桐谷さん、またやりましょう」と言ってくれたので、「ぜひやりたいです!」という話をしました。(取材・文:赤山恭子、写真:南方篤)

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引き続き、後編では様々な役柄を演じられてきた桐谷さんだからこその変化を恐れない気持ちや、NOSH読者に向けての温かいメッセージなどをお送りいたします。

☆後編はこちら

映画『ビジランテ』は12月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開です!

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