30過ぎて「“すごく好き”って感情はもうない」と言う男性たち。なぜ?│性活相談

30過ぎて「“すごく好き”って感情はもうない」と言う男性たち。なぜ?│性活相談

  • 女子SPA!
  • 更新日:2019/08/22

AV男優・森林原人の性活相談第155回】

◆男性は30歳を過ぎると本気で恋愛できなくなるの?

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写真はイメージです(以下同)

相談者:匿名・30代・未婚

30歳を過ぎ、男の人と話していると、「好きってわからないよね」や、「30過ぎてすごい好きとかないなぁ」とみんな言います。好きはないのかあ、と寂しい気持ちになります。結局、男の人の「好き」ってなんなんですか?

◆森林の回答

あなたが感じた寂しさは、何に対する寂しさでしょうか?

30を過ぎると人のことを好きにならなくなってしまう男性を、心が枯れてしまったみたいでかわいそうと思う哀れみでしょうか。

それとも、自分のことを「好き」になる可能性のある人たちが減ってしまい、自分の「好き」を受け止めたり自分に向けて「好き」と思ってくれる人がいないくなっていく喪失感でしょうか。

それとも、「好き」じゃないのにセックスしたがるなんて女のことを物扱いしないで、と憤りを感じているのでしょうか。

いずれにしても、僕も寂しさを感じました。それは、心の真ん中にある「好き」を感じる部分がなくなってしまったのか、ただ機能しなくなっているだけなのか分かりませんが、心がちゃんと動かなくなってしまったんだなぁと切なくなったからです。

本人に自覚はないでしょうが30年以上生きてきて、心を働かさずに生きていく癖がついてしまっているのでしょう。それって、ストレスを感じることが多い生活を送っていく上で必要な変化だったのかもしれませんが、自分を見失いやすくなってしまうので結果的には生きづらくなります。

◆自分らしさを失った男性たち

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心が自分らしさの根幹です。同じ出来事を体験したり、事象を見たりしても人それぞれ感じ方は違います。その感じる心こそが自分らしさです。何を喜び悲しむのか、何を求め欲するのかが自分らしさになるのです。

他の人や周りの環境に合わせていくのは、社会の中で立ち回るには必要なことです。しかし、そこを気にしすぎて他人からの評価や周囲の目を気にしすぎると自分らしさがなくなります。

どのように感じても、どのようなことを欲してもよくて、心のあり方は自由なはずです。あるがままの心が自分らしさなのです。

あるがままの心で生きていけないと生きづらさを感じます。それを見失ってしまうということは、自分らしさがなくなっており、自分軸で生きていけなくなっているということです。

◆「好き」を取り巻く3要素

「好き」という気持ちを持っている人が若々しくいられるのは、自分らしさを発揮、解放できているからです。

ではここで、「好き」はどういうことなのか、ちょっぴり手間をかけ深刻に考えていきます。下の表をご覧ください。

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「好き」を恋愛感情、性欲、社会性の3方向から考えたものです。

恋愛と性欲の大部分が重なり合っていることと、恋愛・性欲と社会性の重なり合っている部分がわずかしかないという点が最大のポイントです。恋愛と性欲を区別することが難しいのはこういったわけです。また、恋愛や性欲によって社会での立場を失うことがよくあるのは、もともと相性が悪いからです。

恋愛は心による現象であり、「心」で感じることが本質です。性欲は「体」に備わっているのが元来のあり方であり、欲望ですから求めることが本質です。性欲は相手と性的接触を持ち、快楽を得たいと求める欲望です。

社会性は、もともと備わっているものよりも、後天的に身につけていくものがほとんどであり、「教わり・考える」ものです。

人を好きになっていったり、性的欲求を抱いていくことは、秩序を大切にする社会性とは相性が悪いです。社会性を身に付けていくということは、その社会にふさわしい形に感情や欲望を制限したり、変形したり、消滅させていくことだったりします。

例えば、結婚という社会制度の枠組みに入ったら、その相手以外に心が向かったり、欲望を抱いたりすることは罪であり、社会性の高い人ほど、そうなってした場合に罪悪感を感じます。

◆「好き」という気持ちの正体

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「恋愛」と「性欲」が重なり合っている部分には以下のようなものがあります。

(1)トキメキ

その相手のことを考えるとドキドキする

(2)好奇心

その相手のことをより深く知りたいと思う

(3)嫉妬

相手を自分のものにしたいという独占欲や、エゴイスティックに見返りを求める欲

これらが、今回の相談文で聞かれた「好き」の正体だと僕は捉えています。これらをわからなくなっているということは、心が働いておらず、体もうまく機能していない可能性が高いです。厳密には、もともと恋愛感情や性的欲望を持ち合わせない人もいるので一概には言い切れませんが、かつてはあったのになくなったということは、心が停止し、体が機能していない可能性が高いです。

僕が提示した図はあくまでも一例であり、どのような社会性と感情・欲望のバランスがいいのかは唯一の正解があるわけではありません。ただ、心が動かなくなってしまったり、見失ってしまうと、それはとても生きづらいので、なんとかしたほうがいいと思うのです。

この時に社会のあり方を変えていく方法をとるのが、社会活動家の人たちです。僕はそこまでのエネルギーを持ち合わせていないので、自分の心や欲望を見つけ直していく方法を勧めたいです。

◆社会性が高くなりすぎると、恋愛できなくなる?

まず、彼らがどのような状態になっているのかをイメージでつかんでください。

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「好き」がなくなってしまったり「欲望」が消滅している人は、「社会性」があまりにも大きくなっているという図

良くも悪くも社会性が高くなりすぎてしまった彼らは、社会側から見ると優秀な人であり正しい生き方を選択しています。時には社会性と相反する存在になる感情や性欲を解放するには、社会から影響を受けないプライベートな環境を確保し、2人で秘密を共有できる信頼関係が必要です。

また、「恋愛」や「性欲」は社会に定義されている場合があるので注意しなければなりません。こういうのが本当の恋愛なんだと細かく定義し、そこに当てはまるように恋愛をしていこうとするのは、本来の恋愛とは矛盾します。恋愛は人それぞれ、相手が変わればまたそれぞれ変わっていくはずなのに、映画や小説で描かれる恋愛を理想と崇め、それに近づこうとしすぎる人が多いです。

性欲もそうです。社会に適合した性欲を抱こうとします。例えば、童貞であることを恥ずかしいと思ったり、経験した人数が人格評価と正比例していくと考える場合は、自由な性欲ではなくなります。処女でなければいけないと思い、自分の性欲を抑えこむのも、社会に寄りすぎている性欲です。

もちろん社会性が損なわれると、社会の中でしか生きていけない人間は生きていけなくなるわけですが、あまりにも社会に縛られるとそれはそれで生きていけないのです。

◆「好き」を取り戻す方法

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「好き」がわからなくなっているのは、良くもあり悪くもあり、でも僕からすると、やっぱり寂しいことです。

ではどうやってそういう人たちの心を取り戻すのか? 社会性の言葉ではなく、心からの言葉や態度で接するのがいいです。そうすると相手は最初は頭だけで返答しますが次第に心で応えてくるようになります。時間がかかるかもしれませんが、音叉(おんさ)の法則で、頭の言葉には頭による反応が返ってきます。心の言葉には心が返ってきます。

もしも好きになった人の心が止まってしまっていたら、あなたの心で凍った心を溶かしてください。なんだかディズニー映画のようなメッセージになってきましたが、ディズニーの映画が世の多くの人に求められているということは、つまりそういうことなんだなぁと思います。

あなたの心と通じ合いたいと思っている人がいるし、通じ合って生きていて良かった、生まれてきて良かったと思う人が必ずいますから、今のままあるがままのあなたでいて下さい。

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森林原人さん

<文/森林原人>

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【森林原人】

1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に「イケるSEX」(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とオンラインサロン「森林公園」を運営。★Twitter(@AVmoribayashi

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