老眼が来た! 初めてメガネを作るときのポイントは?

老眼が来た! 初めてメガネを作るときのポイントは?

  • PRESIDENT Online
  • 更新日:2016/11/30
No image

手元が見づらくなる現象、「老眼」。30代で見えづらくなる人もいれば、40歳をすぎてもまったく問題のない人もいます。パソコンやスマートフォンなどの画面を見ることが多い人は通常よりも早く症状が現れます。老眼と認めたくなくて見づらいのを我慢する人も多いですが、「抵抗すればするほど生産性を損なっている可能性が高い。早くメガネを作ったほうが生産性が上がりますよ」と、眼科専門医も勧めます。(参考記事:「老眼かも?と思ったらまずやりたいこと」http://president.jp/articles/-/20410

No image

これまでメガネに無縁だったという人も、近くが見えづらくなったらそれは老眼。リーディンググラスなど、メガネとの付き合いを考えたほうが良い。

ただ、はじめてリーディンググラス(老眼鏡)や遠近・中近両用メガネを作ろうと考えている人にとって、「どこでメガネを作るか」は大きな問題。

すでに手元が見えづらくなっているにもかかわらず、専用の眼鏡を持たない人に聞いてみると「時間がない・行くのが面倒」「高そうで心配」「度数が変わったら作り直しでまたお金がかかりそう」「老けて見えそう」という4つの壁があることがわかりました。店舗数が多く、価格が安く、老けて見えないメガネを作れるショップであれば、初めてのメガネを作るにも抵抗が少なくて済みそうです。

そこで今回は、アイウェアブランドの「Zoff」「JINS」「メガネスーパー」「和真」の4社に、リーディンググラスや遠近/中近両用メガネを作るときに知っておきたいことや、アイウェアブランドとの付き合い方などについて聞きました。

視力測定はいつでも無料。「通りかかったから」でもOK!

No image

Zoff教育部 教育チームの宇田川剛氏。

以前の記事(参考記事:「新たな国民病?20代、30代でも『スマホ老眼』急増中!」http://president.jp/articles/-/20380)で、手元が見えづらくなるいわゆる“老眼”は、40代以上の中年だけに起こる現象ではないと紹介しました。これは、メガネ店でも同じことを感じていたようです。

「統計データがあるわけではないので、あくまでもお店の肌感覚ですが、スマートフォンの登場以来、30代のビジネスマンをはじめとして、確実に若い方もリーディンググラスを手に取る方が増えていると感じる」と話すのは、Zoff教育部 教育チームの宇田川剛氏。「『なんだか見づらいから』とお店に来られたお客さまを調べてみたら、老眼の症状のようだ、ということはありますね。一口に『近くが見づらい』といっても、原因は多岐に渡ります。毛様体筋を酷使したせいでそうなる(=スマホ老眼)だけではなく、調整力が減少してきている方(=老眼)、ドライアイが原因で見づらくなる方、乱視が出てきている方などさまざまです。いずれにせよ、お店の測定器で視力を測ってみれば、調節力が衰えているかどうかはわかります」(宇田川氏)

メガネ店では診療行為はできないため、病気の有無を調べられるわけではありません。しかし、視力測定は眼科もメガネ店も同じ。万が一、メガネをかけても矯正視力が出ないようだと分かれば、何らかの問題が生じている可能性があるとして、病院での診察を勧めているといいます。

No image

視力測定のみでも歓迎、というメガネ店は多い。メガネを作る予定がなくても、見えづらくなったら検査を受けてみることをおすすめする(以下、店内写真は全てZoff Park 原宿店で撮影)

「Zoffでは店頭で視力測定の呼びかけをしています。メガネを買う買わないは関係なく、視力に疑問があったらいつでも無料で視力測定ができるので、ぜひ活用していただきたいです」(Zoff広報 田中氏)

視力だけ測ってもらうというと気が引けるかもしれませんが、今回取材した4社ではいずれも視力測定のみの受付をしています。中でも測定に力を入れているのがメガネスーパー。有料(500円)ですが、他店では行わない「眼年齢検査(調節力を年齢に置き換え診断する検査)」「立体視検査」「コントラスト検査」など多様な検査項目で、目の状態をきめ細かく調べてもらえます。

「目の検査には力を入れています。特に老眼対策として累進レンズ(後述)のメガネをつくる場合、検査・フィッティング技術でできあがるメガネの品質に差が出ます。累進レンズはいわばオートクチュール、完全なカスタマイズ製品です。技術力があるメガネ店を選んでください」(メガネスーパー マーケティンググループ 中村成宏氏)

矯正すれば見えると分かればまずは一安心。その気になればそのままメガネをつくってもいいですし、そこで止めても問題はありません。

近視用メガネ+αの価格で作れる

No image

写真を拡大
手元専用のリーディンググラスも、近視用メガネとほとんど見分けが付かないデザインのものが増えている。度数をチェックし、デザインを選んだらすぐ購入できる。Zoffのリーディンググラスは度数が4種類。持ち運ぶことを考慮し、畳んだときの厚みが通常のメガネより薄い。

手元が見えにくくなったときのためのメガネとしては、手元専用の「リーディンググラス」と、近視用の「累進レンズ」の2種類があります。

手元専用の「リーディンググラス」は、これまで視力がよく、手元だけ見づらくなった人に向いています。+1.0、+1.5、+2.0など度数別のレンズが入っているので、自分の目に合うものを買えばすぐに使えます。価格は、Zoffは3900円、JINSは4900円程度(税別、以下すべて)。

一方、すでに目が悪く、遠くから手元まで1本で済ませたい人向きなのが累進レンズのメガネです。累進レンズの場合は、通常のメガネフレームが使えるので、標準レンズ付きの価格にオプションレンズ代を追加すると作れる仕組みです。たとえば9000円のフレームに気に入ったものがあれば、レンズ代5000円をプラスして合計1万4000円というようになります。また、和真では標準のレンズ付きセットの価格で累進レンズも選べるようになっています。

No image

累進レンズの場合、レンズの縦幅が狭いと難しいので、縦幅3cm以上が目安。縦幅さえあればどのフレームでも遠近/中近両用メガネが作れる。

度が進むものなので、積極的にアフターケアを活用

視力低下が進んでいる場合、せっかく作ってもすぐに調整が必要になることもあります。壊れたわけでもないのに作り直しを頼みに行くのは気が引けるかもしれませんが、メガネは体の一部のようなもの。もともと不調を改善したくて作ったのですから、我慢する必要はありません。メガネ店でも、こまめな調整を推奨しています。

「お店では『これでいい』と思って作っても、実生活に戻ったとき、実際の用途に合わないことはありえます。そんなときはアフターケアをフル活用して、気兼ねなく作り直してください。1度作ったメガネは6カ月間の保証がついています(15歳以下は1年間)。その間、同じレンズであれば何回でも度数の変更ができます。もし保証期間を過ぎてしまった場合も、フレームが同じならレンズの交換だけで済みます。片側だけでも1500円からなので、負担は少ないのではないでしょうか。また、新たな度数でフレームから作り直す場合は5000円から承ることができます」(Zoff 宇田川氏)

「老眼は発症してから症状がどんどん進行し、70歳くらいでやっと落ち着きます。従って、老眼鏡は1度作ればよいのでなく、症状の進行にあわせて作り直すことも重要です。そのためにも、信頼できるメガネ店を見つけてください。老眼に抗って無理をしたり、出来合いの老眼鏡や一度作った老眼鏡で間に合わせたりすると、目に負担をかけ、症状をさらに悪化させたり、眼精疲労などの原因にもなります」(メガネスーパー 中村氏)

近視用のメガネはオーダーから30分程度で持ち帰れますが、累進レンズの場合は完全にオーダーメイドになるため、オーダーから受け取りまでに1週間~10日ほどかかるそう。ただ、作り直しの場合は、先にレンズだけ注文しておけば、レンズが届いてからショップに行けば30分ほどで交換できます。その間メガネごと預ける必要はないので、日常生活に不便はありません。

すでに利用中のメガネの調子が悪い方は、無料または低価格でレンズを交換できるかもしれません。利用中のアイウェアブランドのアフターケアの仕組みを一度確認してみましょう。

「限られた時間で、視力測定してすぐ決断を迫られてもなかなか難しい場合もあると思います。作り直しや度が合っていない、何となくしっくりこないという場合も、気軽にご相談いただければ」(Zoff 宇田川氏)

累進レンズを作るとき、知っておきたいこと

日々の仕事を快適に行うには、やはり自分の視力や使用環境に合ったメガネがベストです。累進レンズには「遠近両用」(遠方から手元まで1本のメガネで見られる)と、「中近両用」(室内2メートルほど先から手元までを1本で見られる)があります。遠近と中近のどちらを選ぶべきかは、普段の生活パターンによって決まります。外出が多いなら遠近両用が、パソコン作業を長時間する人や、室内にいることが多い人は、遠くを見る必要が少ないので中近両用がおすすめ。中近両用レンズでも、メガネの上のほうなら遠くも見えるようになっているので、一瞬上目遣いで遠くの時計を見る、といったこともできます。

累進レンズは図のようにレンズの位置によってよく見える距離が変わるため、1本のレンズで手元から遠くで見えるのですが、独特のゆがみがあり、少々慣れが必要なのも事実です。

No image

遠近両用レンズと中近両用レンズの見え方の違い(イメージ)。レンズの上に遠くが見やすい度数、下に近くが見やすい度数が設計されており、上から下に向かって累進的に度数が変化している。

「JINSでは、遠近両用や中近両用メガネを、実際に店舗でお試しいただけるサービスを行っています。累進レンズは上下に異なる度数が入っているので、上下の度数差が少ないうちに掛けはじめていただくのがお勧めです」(JINS広報 岡田真里奈さん)

「どういった用途で使われるかというのを、細かいことまで教えていただけると最適なものをおすすめしやすくなります。特に主に見るものの距離ですね。パソコンならデスクなのかノートなのかなどもお伝えいただくと助かります。あとは運転をよくするかどうかなども大事な情報です」(Zoff広報 田中さん)

No image

写真を拡大
遠近両用メガネで近くを見るとき、メガネをちょっと手で持ち上げると手元の小さな文字が読みやすくなる。和真の「全視界メガネ」はパッドに工夫があり、メガネを掛けたままでフレームを6ミリ上下でき、その位置で固定ができる。中間~近くが見やすくなるメリットがある。

それぞれの特性を知った上で、外出用、自動車の運転用、デスクワーク用など、メガネを複数用意してTPOによって掛けかえる人もいるそうです。

よくある失敗は、言われるがままに作り、強すぎるメガネで眼精疲労を起こしてしまうパターン。アフターケアを使えばレンズは何度でも交換できますが、できることなら足を運ぶ回数は減らしたいもの。「見える」だけでなく、「疲れないメガネ」になるよう、どういう使い方をしたいのかをしっかり伝えることが大切です。

すでにメガネを利用していて、ニーズを伝えることにも慣れている場合は、直接アイウェアブランドで累進レンズのメガネを新調してもいいでしょう。一方、メガネそのものが初めてで心配な人は、眼科で処方箋をもらってからメガネ店に行くと安心です。

見づらくて顔をしかめているくらいなら、むしろメガネでスマートに

最後の壁は「使い始めたら老けて見られるんじゃないか」という不安です。昔は“いかにも老眼鏡”といったデザインのものが多く、レンズの真ん中にくっきりと線が見えて、一目で遠近両用メガネと分かりました。しかし最近はフレームも普通の近視用メガネと一緒ですし、遠近/中近両用レンズも境目がないので、パッと見ただけではまずわからないようになっています。

最近はいくつになっても元気で若々しい人が増えています。しかし老いて見えることを恐れてメガネを避けても、顔から遠ざけたスマートフォンの画面を、眉間に皺を寄せて見ていたら、どんなに見た目が若い人でも老眼なのだなと分かり、そちらのほうが老けてみられそうです。薄暗いレストランでメニューを開くとつい険しい表情になってしまいがち……という人は、自身の魅力アップのためにも、今すぐメガネをかけたほうがいいかもしれません。

No image

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

コラム総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
モテ男の心を掴んで離さない...いい女のベッドテクニック
【マジ勘弁】「ルームメイトの歯ブラシ」でムスコを磨く男が激撮される
道具は必要ナシ!気持ちいい「ひとりエッチ」ができる4アレンジ
リーダーになってはいけない人の3つの特徴
オシャレな県民ランキング発表! 2位「広島県」1位は?
  • このエントリーをはてなブックマークに追加