
出発前に成田空港で報道陣の取材に応じる早田
23日に開幕する杭州アジア大会に臨む卓球女子日本代表の早田ひな(日本生命)=北九州市出身=が同大会を「パリ前哨戦」と位置づけた上で頂点を目指すことを誓った。
19日、出発前に成田空港で報道陣の取材に応じ「4年に1度の大会に出ること自体が初めて。こういう形で選手団そろって(空港に)来ることもすごく新鮮な感じ。五輪の前哨戦として捉えていきたい。卓球はアジアが強いので、ここで成績を出すことがパリ五輪にもつながる。しっかり頑張っていきたい」と意気込んだ。
今大会もパリ五輪シングルス日本代表の選考ポイントを獲得できる対象大会だ。ただ早田は国内レースで独走しており、初の五輪代表入りは確実な情勢としている。来夏の大舞台を見据えて圧倒的な強さを誇る中国勢の壁を、銅メダルを獲得した5月の世界選手権に続き、突き破ることを目指していく。
早田は「団体戦もシングルスもミックスダブルスも金メダルを目標にやっていきたい。そのためには、シングルスだと中国人選手に2度勝つことになる。1度勝つのも難しいことだけど、大きな目標を立てることで自分自身も気合が入る」と決意を込めた。
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パリ五輪女子シングルス代表選考ポイント8傑
①早田 ひな(日本生命) 640・5点
②平野 美宇(木下グループ) 420点
③伊藤 美誠(スターツ) 409・5点
④木原 美悠(木下グループ) 268点
⑤佐藤 瞳(ミキハウス) 230点
⑥張本 美和(木下アカデミー)226・5点
⑦長崎 美柚(木下グループ) 202点
⑧芝田 沙季(ミキハウス) 185点
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