
逆転勝ちでファンにあいさつする楽天・村林一輝(中央)ら(撮影・中井誠)
(パ・リーグ、楽天3―2ソフトバンク、21回戦、楽天13勝8敗、19日、楽天モバ)楽天・則本昂大投手(32)が7回4安打2失点(自責1)で8勝目。試合後、報道陣の取材に応じた石井一久監督(50)の一問一答は以下の通り。
――チーム一丸の勝利
「ミスを力にかえることができた」
――先発した則本の投球内容について
「のり(則本)は気合と、ボディーコントロールをうまく操って、ボールを強く低く集めた。のりの投球が大きかった」
――則本は最少失点に抑えた
「七回は(味方の失策が絡んで)1点を取られてガクッとくるところだが、しっかりと最少失点で抑えてくれたのが大きかったと思います」
――村林が1―2の七回2死一、三塁から逆転となる左越え2点二塁打を放った
「村林が一番、頑張ってくれた。皆、助け合いだと思う。ミスを力に変えた逆転勝利だと思う」
――七回に勝ち越された場面は2死一、三塁の守備で三塁手・小深田が一塁に悪送球
「小深田のミスで失点したが、(その裏は)小深田の足がないと逆転までいけなかったと思う。皆が最高のゲームをしてくれた。これ以上話すと泣いてしまう」
――その裏の逆転は2死三塁から四球を選んだ小深田が、続く村林の左越え二塁打で一塁から快足を飛ばして生還した
「小深田が出塁すれば一、三塁になって、(相手が)こぶちゃんの足を気にする展開になる。あの打席は、ミスして打ちたいという気持ちを必死にこらえながら、出塁しなくてはという気持ちを持っていた。あの打席をみていて、必死に頑張っている姿に泣けちゃうなと思いました」