
ブラジル中央銀行が11日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の21年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比3.40%増から3.41%増に上方修正された。1カ月前の予想は3.50%増だった。また、22年の見通しは前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは142週連続となった。
IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の3.32%上昇から3.34%上昇に引き上げられた。1カ月前の予想は3.34%上昇だった。22年の見通しは前週予想の3.50%上昇に据え置かれた。据え置きは76週連続となった。
21年末時点の政策金利見通しは前週予想の3.00%から3.25%に引き上げられた。1カ月前は3.00%だった。22年末時点の見通しも前週予想の4.50%から4.75%に引き上げられた。1カ月前も4.50%だった。次回1月19-20日会合時点の見通しは前週予想の2.00%に据え置かれた。据え置きは28週連続となった。
為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.00レアルに据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前の予想は5.03レアルだった。22年末時点の見通しは前週予想の4.90レアルに据え置かれた。1カ月前は4.95レアルだった。
<関連銘柄>ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
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増谷 栄一