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坂本勇人が思い描くリーダー観 キャプテンを置かない侍ジャパンで果たす役割

坂本勇人が思い描くリーダー観 キャプテンを置かない侍ジャパンで果たす役割

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  • 更新日:2021/07/22
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巨人・坂本勇人【写真:宮脇広久】

「全員がチームを引っ張っていく気持ちでやれればいい」

28日の東京五輪野球競技開幕へ向け、仙台市の楽天生命パーク宮城で強化合宿中(一般非公開)の侍ジャパン。代表選手24人の中でチームリーダーと目されるのは、巨人・坂本勇人内野手だ。稲葉篤紀監督はあえて「キャプテン」を置かない方針だが、「勇人にはキク(広島・菊池)とともに引っ張ってもらいたい」と語っている。坂本自身には、チームをグイグイ牽引するような“昭和の主将像”とは一味違う、令和のリーダー観があるようだ。

坂本は合宿中グラウンド上でも、積極的にあらゆる選手と言葉を交わしている。穏やかに、笑顔を交えながら。「若い選手が多いですし、みんなそれほど気を遣い合う感じはない。すごくいい雰囲気で練習していると思います」とうなずく。

過去にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に2度、プレミア12にも2度出場し、豊富な国際経験を誇る。年齢的にもソフトバンク・柳田、楽天・田中将、中日・大野雄と並ぶチーム最年長。チームの先頭に立つ意識はもちろん高いが、「誰かが偏って引っ張るのではなく、1人1人がチームをいい方向に向けられるように努めるのが稲葉監督の意向だと思う。だからキャプテンを選ばなかったのだと思う」と指揮官の意図を心得ている。

2004年アテネ五輪、2008年北京五輪では当時、ヤクルトの内野手だった宮本慎也氏がキャプテンを務めた。しかし、今どきの選手たちには、特定の1人に責任と権威を集中するのではなく、細かくコミュニケーションを取りながら全員で進んでいくスタイルが合っているのかもしれない。

坂本は「グラウンドに出れば年齢は関係ない。全員がチームを引っ張っていく気持ちでやれればいい」としつつ、「短い期間にコミュニケーションを取らないといけないので、そこは自分が率先して間に入ったり、こっちからどんどん声をかけていければいいと思います」と言う。そのあたりの立ち居振る舞いも、2015年から7年連続で巨人で主将を務める坂本は熟練している。

今季ペナントレースでは5月に右手親指を骨折し、約1か月間戦線を離脱。復帰後も打撃は好調といえなかった。「技術はそんなにすぐには変わらないので、コンディション、体のキレを整えたい」と、全体練習の他にもロングティー、ランニングなどを精力的にこなしている。

強化合宿3日目の21日には、膝下までストッキングを露出させる“オールドスタイル”で臨んだ。「ユニホームの(ズボンの)裾が短くてカッコ悪いので、ストッキングの中に入れただけ。新しいもの(ズボン)を注文してあるので、それが来るまでああしようかと」と茶目っ気たっぷりに説明した。ごく自然にチームの輪の中心に立っている。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki

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