柄本時生が過去とプライベートを語る

柄本時生が過去とプライベートを語る

  • 週刊女性PRIME
  • 更新日:2021/04/08
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柄本時生 撮影/伊藤和幸

名優・柄本明の次男に生まれ、自身も独自の存在感を発揮している柄本時生。映画・ドラマ・舞台など、出演はすでに150作を超える。これまでの歩みは?

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運のよい自分を恥じている

「運がよかっただけという気がします。最初は映画だったんですけど、兄ちゃん(柄本佑)に来た仕事が年齢的に兄ちゃんができなくて……。小学生の役なのに、もう高校生。で“弟がいるらしいよ”というところからオーディションに呼ばれたんです(※1)。

それまでは俳優を目指していたわけでもなく。普通にプロ野球選手とか、神輿をつくる宮大工とか、そっちに夢を持っている人間でした。ただ親の影響で、とにかく映画はたくさん見ていましたね」

そうして足を踏み入れた世界は楽しくも刺激的だった。

「初めて現場に出た14歳のころから、スタッフさんが映画の話になったとき、普通に大人の会話についていけちゃったんです。で、大人に“おまえ、その年で見ているの!?”って驚かれるのがすごい気持ちよくって。

“俺って大人に認められてるんだぜ”って悦に入るというか。中二病ですよ(笑)」

大学受験に失敗し職業欄に「学生」と書けなくなったのを機に、自然と役者としての覚悟が決まっていったという。

そんな時生の最新作は『映画 バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』。日本を代表する名脇役たちが「本人役」で出演する話題作だ。オファーを受けた感想は?

「最初のテレビシリーズが始まったとき(※2)、渋谷のハチ公前に巨大な看板が出たんです。

6人のみなさんが歯ブラシをくわえて、『バイプレイヤーズ』ってドーンとタイトルがあって。

それを見たときに、俺“あーっ”と思って。“自分がオッサンになって、こういうドラマを撮ったときに、俺、入れるのかなぁ?”と。

そんな作品に、ドラマと映画と両方出させていただく(※3)。本当にありがたいことだと思います」

映画版ではベテラン俳優たちの物語と並行して、濱田岳を中心とした「若手バイプレ」が、自主制作映画(※4)を撮影するべく奮闘する姿が描かれる。

「がっくん(濱田)とずーっと一緒にいる役で、楽しい時間を過ごせました。ご一緒したのは13年ぶりくらいだったんで(※5)、うれしかったです。

現場はやっぱり圧巻でした。僕とがっくんが外で待っていると、スタジオのシャッターの下をくぐって『アウトローの森』(※6)の出演者全員が表に出てくるシーンがあったんですけど、すごい迫力。

しかもそれが初日だったので、まだ(全員に)挨拶ができていなくて。テストの合間で、諸先輩方に“おはようございます。よろしくお願いします(※7)”を言っていく、みたいな状況でした」

兄・佑はもともと「オトコマエ」

コロナ禍の中、感染対策を施しながらも活気ある現場となり、感慨もひとしおだったようだ。

「こういうご時世で、やっぱり仕事の間隔があいたんです。その結果、久々に現場に入ったときに、一瞬でも“早く終わんないかな”って思っている自分に気づいて……。とても“恥ずかしい”と思いました。

役者は待つのも仕事。現場にいられる自分は、本当に運がいい。あらためて、それを感じさせてくれる作品でした」

プライベートでは2020年2月、同い年のタレント・入来茉里と結婚。

「いろいろ変わりましたね(笑)。まあ朝起きたら、いますからね。それだけで全然違います。そばに誰かがいてくれるというのは、ありがたいことです」

先に結婚した兄・佑は最近、意外な(!?)イケメンぶりでも脚光を浴びている。身内としての思いを聞いてみた。

「いやぁ~、うれしいことなんじゃないかと思いますね。ある意味、驚きもありますし。

兄ちゃんは、もともと男前なんです。なので、世間の見る目が変わっても“もともとなんだけどなぁ……”って感じですけど、(ヒロインの元カレとか)そういう扱いの男前が来るのに驚いているって感じです」

そう話す時生もスラッとした体躯で、不思議な色気を放つ。

「ああ、ありがとうございます。そんなこと言われると、うれしいです。でも“男前”とは言われないでしょう。基本的に放っておいてほしいほうなんです(笑)」

いえいえ、目が離せない魅力があります!

えもと・ときお 1989年10月17日生まれ。身長176cm。左利き。出演作に映画『俺たちに明日はないッス』『聖の青春』『花筐/hanagatami』、ドラマ『おひさま』『初恋芸人』『宮本から君へ』『わたし、定時で帰ります。』など。4月9日に『映画 バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』と『blue ブルー』が公開!

〜柄本時生とバイプレイヤーズを知るヒント〜
※1 2003年撮影、2005年公開の『jam films s』。7つの短編によるオムニバス映画で、時生は『すべり台』に主演。
※2 2017年1月クールの深夜ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』。出演は遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研。
※3 2021年1月~3月、役者たちでにぎわう撮影所・バイプレウッドを舞台にした第3シリーズ『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』が放送に。間髪をいれず映画が4月9日公開。
※4 撮影所にすむ犬が主役で、タイトルは『月のない夜の銀河鉄道』。時生は濱田岳監督を支える助監督。菜々緒、高杉真宙、芳根京子らがスタッフで参加するという設定。
※5 2007年放送のnhkドラマ『すみれの花咲く頃』。宝塚音楽学校を目指す少女(多部未華子)の物語で、濱田と時生は演劇部の友人役。
※6 バイプレウッドで撮影されている任侠映画。4つの組織が抗争を繰り返し、100人ものコワモテが「最後の1人」になるまで殺し合う。
※7 現場での俳優・スタッフ間の挨拶の定番。時間帯にかかわりなく「おはようございます」が使われることが多い。

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