正代、土俵際で真骨頂の粘り!逆転3連勝/秋場所

正代、土俵際で真骨頂の粘り!逆転3連勝/秋場所

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  • 更新日:2021/09/15
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隆の勝を突き落としで下した正代。3勝目を挙げた=両国国技館(撮影・尾崎修二)

大関正代(29)は平幕隆の勝(26)を土俵際の逆転の突き落としで破り、3連勝とした。横綱、大関陣は今場所初めて安泰となり、新横綱照ノ富士(29)は平幕北勝富士(29)を引き落として4連勝。休場明けでかど番の大関貴景勝(25)は豊昇龍を突き落とし、ようやく初白星を挙げた。照ノ富士以外の4連勝は平幕の霧馬山(25)、妙義龍(34)と千代の国(31)。

■隆の勝を強烈突き落とし

両足が俵にかかる。隆の勝に押し込まれた大関のあごは上がり、上体は伸び切っていたが、「く」の字に曲がった両膝には余裕があった。土俵際の正代には、これがある。右からの強烈な突き落としで逆転の3連勝。黒星発進となった初日から、立て直しの兆しが見えてきた。

「押し込まれても、土俵際で反応できている。勝てているのは体の動きがいいのかな。(負けた)初日も立ち合いは申し分なかった」

前向きな言葉を並べた。1年前の秋場所で初優勝を飾り、場所後に大関へ昇進。1年を経た今場所は同級生の照ノ富士が新横綱となり、白星を重ねている。大関貴景勝は3連敗を喫し、6場所出場停止処分を受けた朝乃山は関脇へ転落した。「(優勝)争いに食いついて、一番一番に集中して。最後までついていきたい」。大関として千秋楽まで優勝を争う責任を序盤から感じている。

秋場所が開催されている国技館は、東京五輪ではボクシング会場として使われた。五輪のボクシング男子ライト級には成松大介(31)=自衛隊=が出場したが、額の陥没骨折のため2回戦で棄権した。

成松は同じ熊本県出身で熊本農高、東農大の2学年先輩。正代が賜杯を抱いたときも、祝いの連絡をくれた。五輪競技は4年に1度の舞台で結果が問われる。先輩の無念を推し量るとき、15日間の長丁場の白星、黒星に一喜一憂していられない自分に気付かされる。

「きついですよね。4年のうちにはけがもあるし、年齢も重ねちゃう。今の能力が4年後にあるか、となると…」

11月5日に30歳の誕生日を迎える正代にとって、20代最後の本場所。腹に期するものがある。(奥村展也)

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