【RIZIN】石井和義館長がメイウェザーVS朝倉未来を〝解剖〟「朝倉君はほぼ勝ちです」

【RIZIN】石井和義館長がメイウェザーVS朝倉未来を〝解剖〟「朝倉君はほぼ勝ちです」

  • 東スポWEB
  • 更新日:2022/09/24

K―1創始者の石井和義・正道会館館長(69)が、格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」(25日、さいたまスーパーアリーナ)で行われるボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)VS朝倉未来(30)を徹底解剖だ。フリーウエートで10オンスのグローブを使い、ボクシングに準じたルールで3分3ラウンド(R)を戦うエキシビションマッチは、いったいどのような展開になるのか。さらにこの一戦を機に世界戦略を再開させるRIZINに〝金言〟も授けた。

――話題の一戦をどう見るか

石井館長(以下石井)みんな論点を「どっちが勝つか、負けるか」みたいに言ってるけど、朝倉君は「そこはそこで盛り上がったらいいよね」くらいに考えていると思うんですよ。

――勝敗よりも重要なことがあると

石井 認知度が広がる。勝ち負け以上に、メイウェザーと試合をして配信することが大切なんです。だから、メイウェザーが来日した時点で朝倉君はほぼ勝ちです。約5キロ(未来が重い)体重差があって10オンスのグローブなら、いいカウンターをもらわない限り倒れないですから。でも大振りでいったらカウンターを合わされるから、ガードを固め〝相打ち〟を狙いながら3R戦うでしょう。

――メイウェザーはどう来ると予想するか

石井 1Rはガードを固めて距離を取りながら攻撃させて、2Rから少しずつ攻めて、3Rにチャンスがあったら倒そうかなという、いつも通りの作戦でしょうね。「サウスポー(未来)対オーソドックス(メイウェザー)」なので、距離は少し離れた形になる。メイウェザーは右が強い。朝倉君は左のストレートと右のフックが強い。スリリングな試合になると思うけど、朝倉君のパンチは当たらないと思う。

――未来は「空手戦法で攻める」と話している

石井 いいと思います。メイウェザーとやる時、ほとんどの選手は自分から行くか下がるかのどっちかなんですよ。そうじゃなくて、メイウェザーが入ってくる時に自分も入ればいいんです。それで間合いが一気に詰まる。堀口(恭司)君のような戦い方ですね。そのことを念頭に「空手」と言ったんだと思います。

――それで打開できるかもしれないと

石井 ただ、一つ言いたいのはメイウェザーはパンチ力があるということです。50戦やってKO率は50%を超えています。パンチ力がないと世界王者にはなれません。彼のディフェンス力や目や距離感のよさがあまりに際立っているので、パンチ力がないように見えているだけです。

――一つ間違えば倒される可能性もあると

石井 彼のパンチはノーモーションで伸びてきます。見えないし、どこからでも打てる。一方で朝倉君は申し訳ないけど、パンチを打つ時にモーションがある。だから、メイウェザーには分かってしまうと思います。

――策はないですか

石井 反則をなかなか取らない人が主審だといいなと思います。右フックして巻き込んで、ここ(後頭部や側頭部)を打つとかギリギリなことをやらないと。身長差があるから、ここ(脳天)も。でも、打ち合いながら3R立っていればいいんです。そうすれば勝負としては勝ちです。

――この試合をきっかけにRIZINは世界再進出を目指す

石井 当分は(マニー)パッキャオとか(コナー)マクレガーのようなビッグネームを呼んで、エキシビションの試合を仕掛けたいんだと思います。海外が興味を持つネタづくりをやっていきながら、世界に配信できるシステムをつくっていこうとしているんじゃないですか。

――館長がプロデュースの立場でもそうするか

石井 僕だったらそういうふうにせざるを得ないですよ。黙っていても地上波でやってくれる時代ではないので。あとは、僕ならRIZINでもアマチュアをやります。

――K―1のようにか

石井 K―1はK―1甲子園をやって、アマチュア大会もジムもたくさんつくっているんです。そこで空手や他の格闘技をやっている子がK―1をやり出す。それでベースが広がるんです。

――海外進出とともに育成もすべきと

石井 例えば、フルコン(タクト空手)出身の子たちって、小学校6年間に100戦、200戦はやるんです。ほぼ毎週大会があるので。そこでキックボクシングやK―1のベースができているんです。だから「RIZIN甲子園」や「RIZINアマチュア」をやってベースをつくったほうがいい。やらなきゃもったいないですよ。

☆いしい・かずよし 1953年6月10日生まれ。愛媛・宇和島市出身。14歳のころから空手を始め、16歳で極真会館芦原道場入門。22歳で極真会館芦原道場関西地区総責任者になり5万人に指導。27歳で新日本空手道連盟正道会館を創設した。93年にK―1グランプリを開催。2002年8月の「Dynamite!」に10万人を集めた。現在も正道会館館長として精力的に活動している。

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