BMWのEVが売れまくり 前年の2倍増 市場の地図を塗り替える“勢い”数字で体感

BMWのEVが売れまくり 前年の2倍増 市場の地図を塗り替える“勢い”数字で体感

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  • 更新日:2021/11/25
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2021年8月に発売されたBMW X3の電気自動車版「iX3」。日本では11月に発売(画像:BMW)。

EVが牽引するBMWのセールス

BMWグループは、2021年9月末までの1年間にBMW、MINIおよびロールス・ロイスの車両を193万2236台納車し、前年同期比17.9%増と好調な販売実績を公表した。すべてのブランドが、世界中で好調なセールスを記録しており、特にアメリカ、欧州、中国の主要市場において良好な販売実績を残した。

EVおよびPHEVの販売については、1月から9月までの間に、全世界で23万1576台を記録した。これは前年同期比98.9%増にあたる数字だ。このうち、第3四半期のEV/PHEV販売台数は、前年同期比43.1%増の7万8333台。そのうちEVは合計5万9688台となっている。

これによって、BMWグループは2021年に入ってからのEV販売台数を121.4%増加させている。特に、年初から欧州でも販売されているEV「iX3」の販売が好調で、これまでの1年間に2万887台を販売している。

BMWグループは、今後数年間でBMW7シリーズ、5シリーズ、X1、MINIカントリーマンの後継モデル、そして2023年の第4四半期に発売される予定のロールス・ロイス スペクターなど、EVのラインナップを拡大していく計画だ。

そして2023年までに、9割以上の各市場セグメントにおいて、少なくとも1車種以上のEVモデルを用意し、2030年にはEVが全世界の販売台数の少なくとも50%を占めるようになると予想している。これは、今後約10年間で、合計約1000万台のEVが公道を走っている計算である。

BMW AGの顧客・ブランド・販売部門を担当する取締役会メンバーのピーター・ノータ氏は以下のようにコメントしている。

「この9か月間の販売実績は、強力で持続可能、かつ感情を揺さぶる製品ラインアップがお客様に評価されていることを示しています。当社はこれまでのところ、好調な営業活動により、通年での半導体供給不足による問題を相殺することができました。高い販売目標を達成し、2021年に向けて堅実で収益性の高い成長を実現できると確信しています」

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EVのMINI クーパーSE。日本ではPHEVモデルのみが販売されている(画像:BMW)。

半導体部品の供給は本当に問題なし?

さらにEVの好調ぶりについて、BMW AGのノータ氏はこう続ける。

「年初来、EVの販売台数は2倍以上に増加しており、当社の素晴らしいEV戦略を裏付けるものとなっています。11月に発売されるBMW iXとBMW i4は、EVの普及をさらに加速させる2つの新型車です。世界中の新規受注は、すでにこれらの新型車に対するお客様の熱意を反映しています」

BMWグループは、年初来の9か月間において、半導体部品の供給が限られていることに対して、生産プログラムを個別に調整。半導体部品の供給状況は今後も厳しい状況が続くと予想している。販売実績により「通年での半導体供給不足による問題を相殺」したとするノータ氏の見解通り、BMWグループはこれまでのところ深刻な影響は受けていないが、今後数か月の間に販売に影響が出る可能性は否定できない。

ブランド別の販売実績

9月末までの1年間に、全世界で販売されたBMWブランド車両は19.3%増の170万3080台となった。特にSUVおよびSUVクーペの販売が好調で、夏以降、大幅に改良されたX3やX4などの新モデルが製品ラインアップに加わった。また新型 2シリーズクーペと4シリーズグランクーペも間もなく発売される予定だ。

MINIブランドについては、全世界で合計22万4838台(+7.9%)の車両が納車された。特にEVのMINI SEは人気が高く、1月から106.6%増の2万104台が販売されている。同じくEVのMINI クーパーSEは、商用車としても人気が高まっている。第3四半期には、2つの企業がそれぞれ82台、140台のMINI EVを導入した実績もある。

MINIはアーバン・モビリティーとサステイナビリティーを象徴するブランドとして、2030年までに全車種をEV化する計画だ。

佐藤耕一(フリーライター)

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