モーニング娘。’17の横山玲奈が中2で出会った“ヤナギサワ” 第一の人生で得たものとは?

モーニング娘。’17の横山玲奈が中2で出会った“ヤナギサワ” 第一の人生で得たものとは?

  • AERA dot.
  • 更新日:2018/02/14
No image

横山玲奈(よこやま・れな)/「モーニング娘。’17」の13期メンバー。2001年生まれ、埼玉県出身。ダンスと音楽と歌が大好きで、小学6年生のときにモーニング娘。に出会い、オーディションに参加。ハロプロ研修生を経て、2016年に加入。座右の銘は吹奏楽部で学んだ「時間を大切に!」(撮影/写真部・大野洋介)

「モーニング娘。’17」に加入して約1年の横山玲奈さん。中学時代は吹奏楽部に所属し、全日本吹奏楽コンクールにも出場。第65回全日本吹奏楽コンクールの様子をまとめた『吹奏楽の星 2017年度版 第65回全日本吹奏楽コンクール』(朝日新聞出版)で、当時の思い出や学んだこと、アルトサックスの魅力をはじめ、人前で演奏することの楽しさなどを聞いた。

【横山玲奈さんの宝物の楽器ケース】

*  *  *

――吹奏楽をはじめたきっかけは何ですか?

横山:小学6年生の時、近くの中学校の吹奏楽部が演奏に来てくれたのですが、私の目の前でテナーサックスを吹いている先輩があまりにカッコよくて。「私もあんな風になりたい!」と思って、中学生になって吹奏楽部に入部し、テナーサックスの希望を出したのですが、楽器の発表の時になぜか「あなたはアルトサックスです」と言われました。私にはテナーサックスが大きすぎて一番下のキーに手が届かなかったので、先生が考慮してくれたのだと思います。でも、最初は悔しかったですね。

――いつごろからアルトサックスを好きになりましたか?

横山:アルトサックスってメロディーを吹くことがすごく多いパートなんです。逆にテナーはなかなか主旋律をもらえない。私は目立つのが好きだったので「アルトサックスっていいなあ」って思い直して(笑)。だんだん好きになっていきました。

――いつごろ自分の楽器を持たれましたか?

横山:中学2年生の時です。試奏できる楽器屋さんに行って、吹いてみたらヤナギサワが良かったので直感で決めました。

――感覚は大事ですよね。ちなみに楽器に名前はつけていましたか?

横山:つけていました!(笑)。名前は「くぅ~ちゃん」。女の子です。

――吹奏楽部での活動はどうでしたか?

横山:想像以上に大変でした。土日や夏休みなどは一日練習で、午前中は個人練習、お昼ご飯を30分でかき込んでから、午後から合奏5時間。1年生の時は本当に苦しくてやめちゃおうかなと思うこともありました。でも、2年生の時に新しく入ってきた顧問の先生が、「まずは仲間を大切にしなさい」という方だったんです。「結局、音楽を作るのは吹奏楽部全体のメンバーなんだから、個人練習やパート練習も大事だけど、仲間の音を聴いて練習しなさい」って。それを意識し始めてから吹奏楽への思いが変わりました。仲間と協力しあって一つになる「この感覚が好き」だと感じたんです。

――先生の言葉が胸に響いて、みんなが変わっていったんですね。中学2年生の時に全日本吹奏楽コンクールに出場されていますね。この時、西関東大会に出るのも実は初めてだったんですよね。

横山:はい。1年生の時は県大会にすら行けませんでした。だから、まさかその先へ行けるなんて思いもしませんでした。

――未知の世界ですよね。西関東大会で戸惑ったりはしませんでしたか?

横山:西関東大会の会場に到着した段階で、みんな泣き出すっていう前代未聞の事態が起きました(笑)。まず、西関東大会に来られたことが嬉しかったこと、でも、同時にそんな場所にいることが怖くなって泣き出してしまいました。緊張しすぎて階段から落ちる部員までいて(笑)。「これで本番大丈夫か?」という感じだったのですが、チューニング室に入ったら一気に集中できました。

――先生からは何か声をかけられましたか?

横山:「天狗になるな」って言われました。「西関東に来られたからすごいということはない。上には上がいるから」と言われて冷静になれた気がします。ステージに立つ時には「私たちは団結して1位を取りにいくぞ」っていう気持ちになっていました。

――演奏はバッチリ?

横山:自由曲が終わった瞬間、指揮棒を止めた先生がポロって涙を流されたんです。それを見た時「やった! これはきた! 全国に行けた!」って思いました。終わった後もみんな号泣していて……。

――今もちょっと目に涙が。

横山:思い出すと涙が出ちゃいますね。それくらい、本当に嬉しかったんです。今もその時演奏した自由曲が大好きで、自分たちの演奏をケータイに入れて時々聴いています。

――そうなんですね。そこから全国大会なわけですが、名古屋国際会議場センチュリーホールには、全国から強豪が集まってきます。どんなことを覚えていますか?

横山:音出しの場所で、楽器置き場になっているイベントホールに多くの学校が集まっていて圧倒されました。私たちの練習もじっと見られているし、全員がライバルという空気が、ちょっと怖かったですね。

――そんな中での演奏はどうでしたか?

横山:西関東よりはできなかったのですが、先生が「それが今の実力。自分たちが良い演奏ができたならそれでいい」といってくださって。頑張れたことに胸を張りました。

――吹奏楽部で活動されていた時から「モーニング娘。」に入りたいと思われていましたか?

横山:そうですね。小学6年生の時に「モーニング娘。」の存在を知り、憧れていました。小さいころからジャズダンスを習っていて、歌も好き。吹奏楽部に入って定期演奏会の司会をしたり、演出をしている中で、「もっと人に喜んでもらえるパフォーマンスがしたい。アイドルになってみたいな」という思いが強くなりました。

――吹奏楽部の活動は今の「モーニング娘。’17」の活動にどう役立っていますか?

横山:「モーニング娘。’17」は、16ビート、リズムを大切にしています。周りの音を聴かないとリズムは取れませんし、歌えません。また、ユニゾンで歌う場面も多いのですが、周りと声を合わせながら心を一つにしないと揃わない。吹奏楽で学んだことは全てに役立っています。

――横山さんにとって、吹奏楽とは何ですか?

横山:第一の人生です。そして、吹奏楽部のおかげで、今、第二の人生「モーニング娘。’17」の横山玲奈があるのだと思います。

――12月6日に、新しいアルバムが出ましたね。

横山:はい。3年ぶりのアルバムで、私にとってははじめてのアルバムです。吹奏楽もクラシックからJポップまで色々演奏すると思いますが、このアルバムにもさまざまなジャンルの曲が入っています。だから「この曲が好き」という一曲を見つけてもらいたいです。

――最後に、吹部で頑張る中高生へのメッセージをお願いします。

横山:時には「もう無理」っていう瞬間もあるかもしれません。誰もが心配で、不安もある。それをみんなで乗り越えて一つになれたとき、本来の力を発揮できるのだと思います。今という時間を仲間たちと精一杯大切に過ごしてほしいですね。

(インタビュー/オザワ部長、構成/MARU)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

芸能カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
大杉漣さんの訃報で、フジテレビが長男に頼み込んだ「酷な要求」
朝青龍が「侮辱だ!」とコロコロコミックを批判するも、現役時代の“侮辱行為”が掘り起こされ非難轟々!
「大杉漣さんが“ゴチ”で自腹」視聴者の涙誘う
本当の“クソ野郎”は誰?元SMAP3人の前であの名前を出す爆問・太田
ロンブー・田村淳の青学大「全学部不合格」に批判殺到
  • このエントリーをはてなブックマークに追加