「いじめ自殺の少女写真ふさわしくない」青森・黒石市がコンテスト市長賞取り消し

「いじめ自殺の少女写真ふさわしくない」青森・黒石市がコンテスト市長賞取り消し

  • J-CASTニュース
  • 更新日:2016/10/19
No image

青森県黒石市の伝統の祭り「黒石よされ」で、楽しげに踊る少女の写真がコンテストに入賞した。ところが、少女はいじめを苦に遺書を残して自殺していた。市はあわてて写真の入賞を取り消したが、少女の家族は「バカにされたような気がした」と割り切れない思いを語った。

伝統祭り「黒石よされ」笑顔で踊る中学2年生

写真の少女は、浴衣姿でリンゴとこけしの飾り前掛け、赤い鉢巻き、赤い傘を持って笑っている。中学2年生の葛西りまさん(当時13)だった。りまさんは全国大会にも出場する踊り手だった。撮影者が写真コンテストに応募して、今月12日(2016年10月)、最優秀賞に当たる「黒石市長賞」に内定した。

しかし、りまさんは写真に撮られた10日後、鉄道自殺していた。残された携帯電話には、「遺書」として「突然でごめんなさい。ストレスでもう生きていけそうにないです」という書き出しの長い文章があった。「いじめてきたやつら、自分でわかると思います。もう、二度といじめたりしないでください」といじめを示唆していた。

「賞が内定した日が、ちょうど娘の四十九日だったんです」と父親の葛西剛さん(38)はいう。13日に連絡があり、撮影者からも写真が送られてきた。「また娘と会えたような気がして、この笑顔に。涙が止まりませんでした」「笑顔を見てもらいたいと思い、『こちらこそよろしく』とお願いしました。娘の笑顔に後押しされたような」と話す。

父親「違う賞与えるといわれた。バカにされた気分です」

ところが、主催者は同じ13日に入賞内定取り消しを決定。翌14日に父親に伝えた。「こういう状況の子が被写体では、この賞にふさわしくないといわれた」という。実行委員会は「写っている子が亡くなっていると知っていれば、遺族に配慮して選ばなかった」と説明している

父親は「違う賞を与えるので、それで勘弁してくれませんかといわれた。何かバカにされたような、賞はやるから黙っていろというように聞こえました」と話し、この写真の笑顔が「いじめが招く悲惨さ」を訴える一助になればと、経緯を公表することにしたという。

司会の小倉智昭「いじめの中でこんな笑顔で踊ってる。いいお祭りなんですよ。なんで市長賞がダメなのか。おかしくないですか」

深澤真紀(コラムニスト)「文部科学省はいじめをなくすためには、いじめがあることを前提と考えなければならないとしています。いじめの認知数が多いほどいいという考えで、この写真はとてもいい。今からでも市長賞に復活してもらいたいですよ」

笠井信輔ニュースデスク「市長が出すんだから、市長が決めればできますよね」

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

社会カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
愛子さま15歳 動物病院から譲り受けた子猫のセブンを初公開!
狂乱のASKA逮捕劇! その裏で、NHKクルーが怪しげな行動......「一目散に現場を離れていった」
病院にタクシー突っ込む 夫婦含む3人死亡 福岡
上西議員、東大法学部卒の国会議員は絶対逮捕されない「みんな知ってる」
大型トラックにはねられ小2死亡 「79歳のアルバイト」に同情する人も
  • このエントリーをはてなブックマークに追加