【実話】大田区の町工場がジャマイカ代表と平昌五輪出場を目指す挑戦するノンフィクション『下町ボブスレーの挑戦』

【実話】大田区の町工場がジャマイカ代表と平昌五輪出場を目指す挑戦するノンフィクション『下町ボブスレーの挑戦』

  • ダ・ヴィンチニュース
  • 更新日:2018/01/13
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『下町ボブスレーの挑戦』(細貝淳一・奥田耕士/朝日新聞出版)

舞台は東京都大田区の町工場。ボブスレー競技にはまったくの素人たちが集まり、2011年末に「下町ボブスレープロジェクト」がスタートする。「下町ボブスレープロジェクト」が目指すのは、独自に開発・製作したソリでの冬季オリンピック出場。この大きな夢をかなえるために、町工場の人々は未知の難題へと立ち向かう。

そんな前代未聞のチャレンジを綴ったノンフィクションドラマ『下町ボブスレーの挑戦』は、夢を追う人々の熱い思いと涙の記録だ。
行く手に待ち受けていたのは苦難の日々。職人の腕をもってしても失敗に次ぐ失敗で幾度となく挫折感を味わう。まさに七転八倒だ。しかし諦めることは決してない。高い壁に阻まれながらも果敢に挑み続けていく。

プロジェクト開始から6年。町工場はとうとう独自のソリを創り上げた。目前にはすぐそこに平昌(ピョンチャン)オリンピックが見えている。競技者としてタッグを組むのは映画『クール・ランニング』でも知られているジャマイカのボブスレーチーム。あとは夢へと続く切符を手に入れるだけだ。町工場の想いを乗せたソリが、滑り出す時を今か今かと待ち構えている……。

『ボブスレーの神様はいたずらで、下町ボブスレーに試練を与え続けてくれた。それでも我々は、町工場の仲間や活動資金を提供してくれるスポンサー各社とともに、いつもジョークを飛ばしながら6年も活動を続け、10台ものソリを作って遠い南の島・ジャマイカまで行動範囲を広げてきた。いま、ピョンチャン五輪参戦という夢は、すぐ目の前、手の届くところにある。「あきらめなければ、いつか夢は叶う」という言葉を、私たちは信じている』本書「はじめに」より

「あきらめなければ、いつか夢は叶う」。フィクションかと思うような本物のドラマがここに。「ものづくり大田区」の心意気と技術の素晴らしさが映し出された本書。平昌オリンピック開幕前に是非読んでもらいたい。

<目次>
【第1章・反撃開始】
伝説のケンケンスタート
青い目の先生
海外への一歩
【第2章・幻の採用通告】
大逆転で採用内定
選手を応援せよ
怪しい雲行き
【第3章・2度目の不採用通知を越えて】
明るくいこうぜ
早いソリを作ればいい
運命のドイツテスト
【第4章・世界への挑戦】
海外チームへのオファー
クール・ランニング
ジャマイカへ行こう
【第5章・いざピョンチャンへ】
ジャマイカ向けマシンを作る
時間との戦い
戦闘準備完了

細貝淳一(ほそがい・じゅんいち)
下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会 ゼネラルマネージャー。株式会社マテリアル代表取締役。1966年、東京大田区生まれ。1992年に26歳で株式会社マテリアルを設立し、上場企業30社を含む約500社と取引する企業にまで成長させる。2012年より、下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員長を務め、2014年から現職。著書に『下町ボブスレー』(朝日新聞出版)がある。

奥田耕士(おくだ・こうじ)
公益財団法人大田区産業振興協会・地域型産業推進課長。1964年神奈川県生まれ。東京都立大学工学部機械工学科卒、1987年に日刊工業新聞社入社。2012年より大田区産業振興協会。著書に『経済記者発広報部御中』『傳田信行 インテルがまだ小さかった頃』(いずれも日刊工業新聞社)など。

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