錦織圭も参戦、テニス界の“球宴”IPTLって何? 今年も日本で開幕!

錦織圭も参戦、テニス界の“球宴”IPTLって何? 今年も日本で開幕!

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  • 更新日:2016/12/01
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IPTLに参戦する錦織圭選手(写真:Getty Images)

1年の最後を彩る、テニス界の夢のオールスター戦――。

手垢のついた言いまわしではあるが、それが“インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(以下IPTL)”を言い表すのに、もっとも相応しい言葉だろう。

IPTLは、世界各国の男女スター選手達がチームを結成し、リーグ形式で戦う団体戦。チーム同士の対戦は5セットマッチで行われ、第1セットは男子シングルス、第2セットは女子シングルス、第3セットは男子ダブルス……というように、異なる選手が1セットずつ戦いながら雌雄を決する。このユニークなイベントは今年で3年目を迎え、今回は4つのチームがアジア主要3都市を転戦。そこは真剣勝負の場でありながら、同時に、観客たちを魅せるプレーを意識する“球宴”としての側面も強い。日頃は一人で孤独なコートに立つ選手たちが、仲間の居るチームに身を置き伸びやかにプレーするその姿は、ツアーの時とは異なる魅力を放ち、多くのファンを喜ばせてきた。

そのようなIPTLが今年も日本で開幕を迎える。日本ラウンドは、12月2日から4日までの3日間、さいたまスーパーアリーナで開催。日本に本拠を置くチームは、その名も“ジャパン・ウォリアーズ”。率いるのはもちろん世界5位の錦織圭で、チームメイトには“日本女子テニス界の顔”奈良くるみや、元世界1位のエレナ・ヤンコビッチ、そして今年5月の全仏オープンで錦織とフルセットの熱戦を演じたスペインの伊達男フェルナンド・べルダルコら、豪華メンバーが名を連ねる。さらにこのIPTLに深い味わいを添えるのが、往年の名プレーヤーたちの存在だ。ジャパン・ウォリアーズにレジェンド枠で参加する兄貴分は、端正なルックスと豪快なプレー、そしてユーモア溢れる言動の数々で絶大な人気を誇った元世界1位のマラト・サフィン。そして、ワイルドな風貌と破壊力溢れるフォアハンドでファンを魅了してきた、フェルナンド・ゴンザレス。第一線は退いたものの、エンターテイナーの資質に一層磨きを掛けてきた彼らの一挙手一投足は、テニスの“見るスポーツ”としての魅力を存分に体現するはずだ。

そのようにカラフルな個性に彩られたジャパン・ウォリアーズが相対するのは、グランドスラム通算17勝をはじめ、テニス界の数々の記録を塗り替えてきた“生きる伝説”ロジャー・フェデラーが牽引するインディアン・エーシーズに、コート内外のトリッキーかつ大胆な動向で注目を集める“テニス界の異端児”ニック・キリオス率いるシンガポール・スラマーズ。そして、36歳を迎えた今も世界最高のダブルスプレーヤーとして活躍する“元祖・天才少女”マルチナ・ヒンギス擁するUAEロイヤルズの3チーム。いずれも豊かなプレースタイルとパーソナリティが終結した、魅力溢れる個性派集団である。

それら豪華布陣のチーム同士の対抗戦で、試合の動向を大きく左右するのが、先発オーダーなどを含めた采配だ。エース級の選手を、ダブルスに起用する手もあるだろう。逆に、ツアーではダブルスに専念しているヒンギスが、久々にシングルスでその妙技を発揮してくれるかもしれない。特に、第4セットで行われるミックスダブルスに誰が起用されるかは、IPTLならではのお楽しみ要素。ジャパン・ウォリアーズでは、錦織&奈良のペア誕生もあるかもしれない。

錦織は5歳でテニスをはじめた時、「フォアハンドでウイナーを奪う快感」に何より魅せられたという。同時に、「自分で性格悪いこと言うようですが…」と苦笑しつつ、「相手を走らせたり、嫌がる所に打ったり…そういうのも楽しかったんでしょうね」と、テニスに心奪われたその原点を振り返った。

テニスという競技そのものが大好きな錦織は、個人戦の緊張感やツアーのプレッシャーから解放された時、どんなプレーを見せてくれるのか…? IPTLとは、彼が大切にする“遊び心”を色濃く発揮し見る者をも魅了する、格好の舞台かもしれない。(文・内田暁)

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