秀岳館横浜撃破 鍛治舎監督有終Vへ好発進 次戦も強豪広陵と激突

秀岳館横浜撃破 鍛治舎監督有終Vへ好発進 次戦も強豪広陵と激突

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2017/08/12
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有終Vへ好スタート-。今春の選抜大会まで3季連続甲子園4強の秀岳館(熊本)が横浜(神奈川)との注目対決を6-4で制した。5安打を集中した初回に3点を先制し、7回には代打橋口将崇(2年)の適時打で加点。投げては3年生左腕コンビの川端健斗と田浦文丸のリレーで逃げ切った。鍛治舎巧監督(66)が今夏限りでの退任を表明。集大成となる選手権での悲願の日本一へ、大きな壁を乗り越えた。2回戦では再び強豪の広陵(広島)と激突する。

■犠飛と3連打

鮮やかな速攻だった。秀岳館が主導権を握った先制攻撃。初回、先頭の竹輪が右翼線三塁打で好機をつくり、犠飛で先制。3番からの3連打で2点を加えた。この間の球数はたった9球。「ファーストストライクを見逃すと、ヒットにできる確率が下がる」。鍛治舎監督が普段から徹底してきた指示を忠実に守り、各選手は早いカウントからバットを振り抜いた。

横浜に対し、あえて真っ向勝負を挑んだ。「奇策は弱いチームが強い相手に対してやること。奇策はしない」。鍛治舎監督は「うちで一番いい打者だから」と、背番号1の田浦を今夏初めて5番右翼で先発起用。その田浦が初回に3点目となる中前適時打を放った。

5点勝負とにらみ、4-1の3点リードで迎えた終盤7回には勝負をかけた。2死から連打と敬遠で満塁。ここで好投の川端に代えて、熊本大会でわずか1試合出場(1打数無安打)の橋口を代打で起用した。「川端の次は田浦がいる。迷いはなかった」。鍛治舎監督の采配に応え、橋口は右前に2点適時打。「びっくりしたけれど、準備はしていた。いつも監督が口にする『誰が出ても活躍できる』という言葉に応えられた」。目指してきた全員野球を、2年生の控え選手が体現した。

■01年夏の雪辱

まさに「関東キラー」だ。横浜を倒し、鍛治舎監督は秀岳館での甲子園通算勝利数が「10」になった。関東勢には通算6勝無敗と圧倒している。「横浜が相手でも嫌だという意識はなかった」と、春夏通算4度目の甲子園となる3番の木本は言い切る。踏んだ場数は血肉となっており、初出場した2001年夏の3回戦で0-5と完敗した横浜にリベンジした。

九州学院をはじめ「打倒秀岳館」に燃えた各校の挑戦をはねのけた今夏の熊本大会。「好投手を相手の県大会で苦しんだ分、甲子園ではいい意味で楽に戦える」と鍛治舎監督は口にした。その鍛治舎監督にとっては、秀岳館で最後となる大舞台。「3年生は私の指導を受けたいと入ってきてくれた。その3年生との集大成」と位置づける。「監督を日本一にして、最高の形で夏を終わらせたい」と広部主将は誓った。頂点まであと5勝。横浜を撃破した勢いを、今度は広陵にぶつける。 (前田泰子)

秀岳館・竹輪涼介(1回に先頭打者で三塁打を放ち=写真、犠飛で先制のホームイン)「打席に入ったとき視野が広く見えた。四球で出るより安打の方が盛り上がる」

=2017/08/12付 西日本スポーツ=

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