国道2号、2千台以上立ち往生 車中泊続出、気分悪くなり搬送も 沿線住民らトイレ貸し出し たつの、相生

国道2号、2千台以上立ち往生 車中泊続出、気分悪くなり搬送も 沿線住民らトイレ貸し出し たつの、相生

  • 神戸新聞NEXT
  • 更新日:2023/01/26

記録的な大雪で最大2千台以上の車列が動かなくなった国道2号。山陽、中国自動車道などが通行止めになり、トラックを中心とした車が集中。兵庫県のたつのや相生市で長い車列が続いた。

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未明からほとんど動かなくなった国道2号の車列=25日午前、たつの市揖保町

両市で風雪が強まりだしたのは24日午後4時ごろ。同9時ごろまでに一気に積雪した。両市内の国道2号では、東行きと西行きの車線ともに25日未明から車が動かなくなり、多くのドライバーが車中泊した。

JR相生駅近くの西行きの車列には、三木市から岡山市にマイカーで帰宅途中の男性会社員(39)が巻き込まれた。「車に寝袋とカイロを積んでいて助かったけど、こんなに降るとは。雪をなめていたら大変な目に遭った」と後悔した様子だった。

たつの市揖保町では午後0時半ごろ、立ち往生した車内で気分が悪くなった80代男性が119番し、救急車が側道や車列を縫って到着。西はりま消防組合によると、男性は病院に搬送され軽症という。

同市揖保町西構の国道沿いで社会保険労務士事務所を営む男性(73)は、ドライバーらに声をかけてトイレを貸した。「特に女性はつらいでしょうから。朝から目の前の車が全く動いてないものね」と心配していた。

24日夜から通行止めとなった国道2号太子竜野バイパスの再開を待っていた男性(44)=岡山県=は大型トラックで堺市へ向かう途中、25日午前1時半ごろ付近に着いた。午後5時時点で再開しておらず、「裏道に入ると危なそうなので、とにかく待つしかない」と疲れた様子で話した。

■家族総出で雪かき 24時間降雪量、戸倉で67センチ

西播磨地域でも鉄道や路線バスといった公共交通機関で運休などが相次ぎ、市民生活に大きな影響が出た。住民たちはスコップやシャベルを手に雪かき作業に追われた。

姫路河川国道事務所によると、25日午前8時時点で、宍粟市波賀町戸倉で24時間の降雪量が67センチを記録し、それまでの降雪もあり深さは77センチに達した。いずれも今季最大という。

同市一宮町公文の県道では倒木による通行止めがあり、5世帯10人が一時的に「孤立」状態となった。播但連絡道路は24日午後7時から全面通行止めが続いたが、25日午後6時に大半の区間が解除された。他の国道や県道も通行止めが相次いだ。佐用町では一部地区の送水用加圧ポンプが停電で停止し、同町が約40世帯に給水袋を配布した。

積雪や路面凍結の影響で、神姫バスをはじめ、市町のコミュニティーバスなどは多くの路線で運転を見合わせた。JR西日本も山陽線や姫新線、赤穂線で運転を取りやめたり、見合わせたりした。

家族らと自宅前の雪かきをしていた男性(73)=宍粟市=は「一夜にしてここまで積もるのは久しぶり。雪かき作業は足や腰にくる」と汗をぬぐった。

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