行定監督くまもと復興映画祭チャリティー10月開催

行定監督くまもと復興映画祭チャリティー10月開催

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2020/09/16
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行定勲監督(2020年8月27日撮影)

行定勲監督(52)がディレクターを務め、2016年(平28)4月の熊本地震で被災した故郷熊本の復興のため、翌17年から開催を続ける「くまもと復興映画祭」を、10月2日から4日まで熊本城ホールで開催する。16日、同映画祭事務局が発表した。

今年は「えがお PRESENTS くまもと復興映画祭2020」と題して、7月の九州豪雨の被災地住民への義援金を広く募る、チャリティー映画祭として開催する。

「くまもと復興映画祭」は、行定監督が14年からディレクターを務めた同県菊池市の菊池映画祭を前身として「熊本地震の復興にまい進する熊本に映画の力で元気を与えたい」という思いから、翌17年3月に熊本市と菊池市でスタート。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、当初予定していた4月10日から3日間の開催を延期し、5月22日からの3日間を仮スケジュールとして開催を目指していたが、再延期を余儀なくされていた。

行定監督は「2020年、世界中が生活を一変させる事態に追い込まれました。私の故郷、熊本は2016年の地震からの復興の途上、コロナウイルス感染に向き合う中、令和2年7月豪雨に襲われるという受難の年となりました。今なお、日常を取り戻せずにいる被災地を応援するために、延期をしていました『くまもと復興映画祭』を開催することにしました。今年はチャリティー映画祭として開催したいと思います」とコメントした。

映画祭は、新型コロナウイルスの感染予防に十分、配慮した上で上映後のトークショーをオンラインで実施することを予定している。行定監督は「映画を愛する人々が集う映画祭を開催できる喜びを感じながら、コロナウイルス感染予防対策をしっかりとし、密を避けた劇場で熱く濃密な人間の姿を描いた映画を見ていただきたいと思っています。会場に来られない方々には上映後のトークショーをオンラインで公開いたします。どんな困難な状況でも映画を求める人がいる限り、私たちは映画を作り続けていくのだと思います。映画はこの時代に何かの気づきを与えてくれるものだと思っています。作り手が映画に託した思いをお届けできればと思っています」と開催の趣旨を説明した。

また同映画祭には6度目の参加となる、熊本市出身の高良健吾(32)がプロデュースし、イラストレーターの下田昌克氏が絵、デザインを担当したTシャツの販売を通じて、収益の一部を被災地へ寄付する。行定監督は「高良健吾プロデュースのチャリティーTシャツも販売いたします。映画祭の全ての収益は熊本南部豪雨の被災地の復興への寄付とさせていただきます。是非、くまもと復興映画祭の心のこもった3日間をよろしくお願いいたします」と呼び掛けた。

高良は「熊本の好きなところは自然が豊かなところです。何度も熊本の自然に癒やされてきました。ただ、ここ数年はその自然の姿に傷つくこともあります。映画は人の手で作り出すものです。その映画で熊本の皆様に少しでも楽しんでもらえたらうれしいです」と映画人として映画の持つ力を語った。その上で「今この時期に、くまもと復興映画祭2020をやるということが、この世の中を生き抜いていくためにさまざまなカタチを模索している人々へ力を与えるものでありますように」とメッセージを寄せた。

また現在、公開中の映画「ソワレ」(外山文治監督)に主演し、脚光を浴びる芋生悠(22)も故郷・熊本の復興を支援する映画祭の趣旨に賛同し、コメントを寄せた。

「初めに7月の豪雨によって亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、今も被害を受けている皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして活動が制限されている中で、くまもと復興映画祭が開催されるということに意義を感じています。私は熊本生まれ熊本育ちです。女優を続けられている根源には熊本で応援している方々がいます。どうか恩返しをさせてほしいです。微力な私ですが、映画の中にいる私は少しだけ強いんです。映画が心底好きで演ずることが心底好きだからです。これしかないですが、これで1人でもいい、笑顔にできるかもしれないと信じています。全力で届けます」

映画祭の上映作品のラインアップは、映画祭公式サイトで近日中に発表する。

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