ダルビッシュ、相手を「かき回したい」剛と柔を加味して毎回12Kで3勝

ダルビッシュ、相手を「かき回したい」剛と柔を加味して毎回12Kで3勝

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/05/01
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ジャイアンツ戦に先発したダルビッシュ(AP)

<パドレス3-2ジャイアンツ>◇4月30日(日本時間5月1日)◇ペトコパーク

パドレスのダルビッシュ有投手(34)が、メジャー44度目の2ケタ奪三振ショーで3勝目(1敗)を挙げた。4月30日(日本時間5月1日)、ジャイアンツ相手に7回途中4安打1失点、毎回の12三振を奪った。それでも、「たまたま三振が取れましたけど、課題はまだまだたくさんある」と謙虚に振り返った。

「剛」に「柔」を加味した、熟練の投球術だった。1回、先制ソロを浴びても、頭脳は冷静だった。6回無死二塁では、3番以下を3者連続三振。拳を握りしめ、腹の底からほえた。7回1死から満塁を招いて降板。代わった左腕ヒルが右翼ポール際へ大飛球を打たれ、ビデオ判定となるファウルに肝を冷やしたが、連続三振で脱出。ダルビッシュは「いつもは静かなヒルが気持ちを出したところに感動した」と、ベンチで雄たけびを上げて喜んだ。

ダルビッシュのイメージといえば、カットボールとスライダー。この日は、時速145キロ前後のスプリットと115キロ前後の縦割れカーブを効果的に交え、翻弄(ほんろう)した。最速は左打者ベルトに投じた97マイル(約156キロ)の内角ツーシーム。「相手ベンチに見せるというか、かき回したいというのはありました」。11種類とも言われる多彩な球種を持ちつつ、要所では自らサインを出してアウトを重ねた。12奪三振の最終球は、スライダー3、ツーシーム3、スプリット2、ナックルカーブ2、カットボール1、フォーシーム(直球)1の6球種。パターンに固執しない、球種選択の秀逸さが際立った。

開幕投手を任された新天地で、4月は3勝1敗でスタートした。「一応、勝ちは付きましたし、結果としては悪くないと思いますけど、やらなきゃいけないことがたくさんあると思います」。メジャー10年目。ダルビッシュが目指すレベルは、果てしなく高い。

◆ダルがパ軍記録 ダルビッシュがジャイアンツ戦で12三振を奪って今季49奪三振とし、07年ジェーク・ピービの46奪三振を上回り、4月末までの三振数でパドレス史上最多。ピービは同年サイ・ヤング賞を獲得している。また、5試合連続で「投球6回以上、1失点以下」は91年アンディ・ベネス以来、チーム史上4人目。

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