高安が単独首位! 王鵬との2敗対決制した 「経験があるので伸び伸び取りたい」/九州場所

高安が単独首位! 王鵬との2敗対決制した 「経験があるので伸び伸び取りたい」/九州場所

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2022/11/25
No image

王鵬(左)を上手投げで下した高安(撮影・安部光翁)

大相撲九州場所13日目(25日、福岡国際センター)東前頭筆頭の高安(32)が王鵬(22)との平幕同士による2敗対決を上手投げで制し、単独首位に立った。大関貴景勝(26)は関脇豊昇龍(23)を押し出して3敗を死守。かど番の大関正代(31)は8敗目を喫して負け越し。来場所の関脇転落が決定した。関脇若隆景(27)は7勝目を挙げ今年56勝目となり、初の年間最多勝が確定した。2敗の高安を3敗で貴景勝、豊昇龍、平幕阿炎(28)、王鵬の4人が追う。(観衆=5926)

勘どころは外さない。22歳の勢いを32歳の力が止める。元大関の高安が王鵬との2敗対決を制し、4連勝で11勝目。結びの一番で2敗で並んでいた豊昇龍に土がつき、優勝争いの単独首位に立った。

「しっかり当たれて、落ち着いて取れた。とりあえず、きょうのベストは尽くせた」

右からのかち上げで相手を弾き返し、押し込みながら左前まわしに手を掛け、右上手も取った。一度寄って上手投げ。先手、先手で圧倒した。土俵下で見守った伊勢ケ浜審判長(元横綱旭富士)は「力の差を見せつけようと、そんな感じでやったのではないか」と見て取った。

悲願の初優勝へ、残り2日間で1差がついた。3月の春場所は若隆景との優勝決定戦に敗れ、9月の秋場所は千秋楽で玉鷲に敗れて6度目の優勝次点に沈んだ。今年3度目となる終盤戦での優勝争いに「経験があるので伸び伸び取りたい」。

「2度あることは3度ある」か、それとも「3度目の正直」となるのか。サイコロの目が出る確率の計算とは違い、「すでに2度同じことが起こった」という主観確率で導かれる理論に「ベイズ推定」がある。この定理では「2度ある-」は75%の確率で起き、「3度目-」は25%と定まる。

だが、土俵の勝負とは次元が違う。高安は「(腰痛などの)故障で(番付)下位に下がったが、コツコツと体をつくり、ようやく力を発揮できるようになった」。勝負師の〝確率〟は気と力、すべてをのみ込んできた経験が弾き出す。(奥村展也)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加