作り方で変わる!Excelグラフ実践テク 第11回 軸位置の変更と「折れ線グラフ」のデザイン

作り方で変わる!Excelグラフ実践テク 第11回 軸位置の変更と「折れ線グラフ」のデザイン

  • マイナビニュース
  • 更新日:2021/06/11
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前回の連載で作成した「折れ線グラフ」を、さらにカスタマイズする方法を紹介していこう。縦方向にも目盛線を表示し、「折れ線グラフ」の各データを目盛線の上に配置するには「軸位置」の書式を変更する必要がある。そのほか、グラフの見た目をカスタマイズした例も紹介しておこう。

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目盛線の表示

まずは、「縦方向の目盛線」について紹介する。通常、「折れ線グラフ」には「横方向の目盛線」だけが表示されている。ここに「縦方向の目盛線」を追加することも可能だ。

この操作は、「グラフ要素」のアイコンをクリックし、「目盛線」のサブメニューを開いて「第1主縦軸」をONにすると実行できる。

すると、以下の図のように、ラベルとラベルの間に「縦方向の目盛線」が描画される。

このままでも特に問題はないが、どうせなら「目盛線の上にマーカーを配置したい」と考える方もいるだろう。この場合は、横軸の「軸位置」を変更する必要がある。
横軸の「軸位置」の変更

具体的な操作手順を解説していこう。「縦方向の目盛線」の配置を変更するときは、「横軸」を右クリックして「軸の書式設定」を選択する。

「軸の書式設定」が表示されたら、「軸位置」の項目を「目盛」に変更する。すると、ラベルの真上に「縦方向の目盛線」が描画されるようになる。

このとき、グラフの左端から右端まで「折れ線グラフ」を描画するのではなく、「前後に多少の余白を設けたい」と考える場合もあるだろう。しかし、残念ながら、こういった余白を指定する設定項目は用意されていない。

少し強引なやり方としては、「空白列」を利用する方法が考えられる。まずは、グラフのデータが入力されている表に、以下のように「空白列」を挿入する。

続いて、これらの空白列を含むように「グラフ化する範囲」を拡大する。すると、グラフの前後(左右)に1カテゴリ分の余白を設けることが可能となる。

少し無理矢理な感もあるが、目盛線の上にマーカーを配置するときの小手先テクニックとして、覚えておいても損はないだろう。
グラフのデザインのカスタマイズ

続いては、「折れ線グラフ」のデザインをカスタマイズした例を紹介していこう。

グラフ全体の雰囲気を大きく変化させたいときは、「グラフ エリア」の背景色を変化させるのが効果的だ。この操作は、グラフ内の余白を右クリックし、「塗りつぶし」コマンドで色を指定すればよい。

今回は、背景色に「暗めのグレー」を指定した。このとき、グラデーションもあわせて指定すると、ベタ塗りより雰囲気のあるデザインに仕上げることができる。

「グラフ エリア」を暗めの色にすると、グラフ内の文字(黒)と似たような色になってしまうため、文字が読みにくくなる。続いては、「文字の色」を変更していこう。グラフ全体について「文字の色」を変更したいときは、グラフ内の余白をクリックして「グラフ エリア」を選択し、「ホーム」タブで文字色を指定すればよい。

次は、「折れ線グラフ」に「図形の効果」を適用してみよう。今回の例では、「影」と「光彩」の効果を各グラフに追加した。

状況によっては、「凡例」の位置を変更するのも効果的なカスタマイズとなる。通常、「凡例」はグラフの下に配置されているが、これを左や右に変更することも可能だ。以下の例では、「凡例」の位置を「グラフの左」に変更している。

続いて、「凡例」をクリックして選択し、その枠線をドラッグすると、「凡例」の位置を移動できる。このとき、「Shift」キーを押しながらマウスをドラッグすると、垂直方向や水平方向に「凡例」を移動することが可能となる。

このような配置変更は、「凡例を目立たせる」という意味で効果のあるカスタマイズとなる。今回の例の場合、「凡例」の下に大きな余白が生じるため、それだけ「凡例」に目が行きやすいデザインになる。

最後に、縦と横の「目盛線」の色を変更して、「目盛線」の存在感を控えめにしておこう。この操作は、それぞれの「目盛線」を右クリックし、「枠線」コマンドで色を変更すると実行できる。

このように書式変更を施していくと、グラフの見た目を以下の図のようにカスタマイズできる。

Excelに用意されている「グラフ スタイル」を使って手軽にデザインを指定する方法もあるが、書式を一つひとつ指定していく方法も学んでおくと、さらに自由度の高いカスタマイズを行えるようになる。

グラフのデザインは「個人の趣味」ともいえる問題であるが、各書式の使い方を学習するついでに色々と実験をしておくと、いずれ役に立つ発見があるかもしれない。時間があるときに試してみるとよいだろう。

相澤裕介

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