
元RIZIN王者・斎藤裕が注目されるブレイキングダウンについて語った
初代RIZINフェザー級王者の斎藤裕が6日、YouTubeを更新、過去5回開催した朝倉未来の1分大会『Breaking Down』(ブレイキングダウン)の注目度に危機感を示した。
「今の若い選手たち、RIZINに出たいじゃなくて、ブレイキングダウンに出たいという人が多いらしくて。RIZINに出るとなると、道のりがすごく険しい。果てしない道を追うよりも、ブレイキングダウンの方がね。オーディションもあり、敷居が低いわけではないが、目指しやすい。そういう時代なんだな」と語った。
【フォト】椅子を投げるこめお、椅子を蹴るラウンドガール、オーディションでの激しい乱闘!
そういう時代とはYouTubeやSNSを上手く使った興味を持ってもらう伝え方、プロモーション力だ。

瓜田が椅子を持って襲いかかる、乱闘寸前に!(朝倉未来YouTubeより)
斎藤は元修斗世界フェザー級王者。7月のブレイキングダウンと同日に修斗の後楽園大会があったが「Twitterのタイムラインなど。SNSではブレイキングダウンの話題の方が多い。世間の関心はこっちの方に向いてるんだな」と語る。7月のブレイキングダウンはYouTubeのトレンド入りを果たしたとも。
「修斗の試合もいい試合が多かった。色んな人に見て貰えば”わぁーすごい試合だな”って思ってもらえる試合ばかりだったと思う。それが世間に届かないというモヤモヤもありましたね。(ブレイキングダウンは)やっぱりプロモーションが上手」と評価した。
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しかし、それが格闘技か格闘技ではないか、と言われたら「格闘技ではないような気がしていて、オーディションがあって、目立った人が選ばれる。その人が本番でどういう試合をするんだろうという一つのストーリー」と分析。しかし「試合が終わった後もYouTubeコラボを含めた見せ方として上手だなと思う。賛否があって仕方ないとは思うが、少しでも多くの人に届くようなそういうプロモーションができているという意味では見習うところってあると凄く思っちゃったんですよね。オーディションの乱闘とか真似する必要は無いが、選手一人一人の発信、プロモーションとしての世に向けたメッセージの発信は必要性は凄く重要と感じました」と改めて評価した。

RIZINでは朝倉未来を判定で下し初のフェザー級王者に。RIZINのプロモーション力もあり大きな話題となった。
そして「いい試合はたくさんの人に見てもらいたい。見てもらわなければ評価もされない。それは自分がRIZINに出て感じたことでもある。プロモーション、盛り上がりは凄く大事。熱のあるところに目線が向くのは大事」と熱く語った。
動画では、ブレイキングダウンはありかなしかで言えば、あり。格闘技が好きな自分としてはPPVまでは買わないという。質問者が「タグ付けが格闘技エンターテインメントとなっています」と言うと斎藤は「そうなんですか、それは賢いですね。それは上手だ。切り分けができているからこそ見やすい。そう割り切った方が。そうじゃなければ、僕みたいに格闘技が好きな人はえっ!と思う人が多いかもしれない。エンタメと思ったら意外と見れるかもしれない」と語った。
斎藤はエンタメ格闘技として、格闘技の間口を広げると言う意味ではあり。賛否があるが話し合い新たな道を作ることが重要とした。その後も今後のブレイキングダウンとプロ格闘技との考え方、関わり方を熱く語った斎藤。最後に「僕が審査員として行くことはないと思いますが、ちょっと遠いところから眺めていたい」と語った。もしそうなったら斎藤がオーディションで乱闘を止めることを想像するなど笑い話に。しかし今後、かつて熱戦を繰り広げた朝倉未来もブレイキングダウンに参戦すると言っており、斎藤の解説など何らかの関わり方も可能性はあるかもしれない。今後の格闘技界の動向にも注目したい。
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【フォト】椅子を投げるこめお、椅子を蹴るラウンドガール、オーディションでの激しい乱闘!/【動画】斎藤がブレイキングダウンを熱く語る動画も
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