水道管塗料に不適切な原料、東京・大阪などで工事ストップ

水道管塗料に不適切な原料、東京・大阪などで工事ストップ

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2022/01/15
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"重要な社会インフラの水道管は、老朽化対応などの工事が進んでいる。2016年の熊本地震の際は、急ピッチで復旧工事が進められた=2016年4月、熊本県阿蘇市、加藤諒撮影"

一部の水道管に認証規格をクリアしていない塗料が使われており、東京都や大阪市、横浜市などが更新などの工事を中断していることがわかった。塗料メーカーの神東塗料(本社・兵庫県尼崎市、東証1部)が、規格で認められていない原料を使っていたことが発覚し、クボタなどの水道管メーカーが出荷を停止しているためだ。水質への影響などの確認に時間がかかるため、工事再開のめどはたっていない。

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神東塗料によると、水道管用の合成樹脂塗料で、検査機関である日本水道協会の認証規格で認められていない原料を使っていた。昨年10月に社員からの内部通報をきっかけに明らかになり、社内調査を進め、昨年末に同協会に伝えたという。

問題の塗料が使われていた水道管は、さびや腐食に強く、耐震性もある「ダクタイル鋳鉄管」。全国に約72万キロメートル(2019年度末時点)ある水道管の54%を占めている。全ての水道管のうち、法律で定められた耐用年数の40年を超える老朽管は19%に達し、更新時はダクタイル鋳鉄管が主流になっている。

塗料は主に水道管の外側の塗装に使われるが、管と管をつなぐ継ぎ手の部分では内側にも使われ、塗料が水に触れる。日本水道協会は、神東塗料の製品を使って水道管をつくるメーカーに、安全性を確認するまで出荷自粛を要請。ダクタイル鋳鉄管でシェア約6割のクボタは神東塗料の製品を使っているため、今月11日から出荷を停止した。栗本鉄工所や日本鋳鉄管も、出荷を取りやめている。

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