観光施設「神崎農村公園ヨーデルの森」(兵庫県神河町猪篠)で、1月中旬に生まれたケープペンギン2羽の一般公開が始まった。4月初旬までふわふわの羽毛をまとった赤ちゃんペンギンの姿を見ることができる。

身を寄せ合う2羽の赤ちゃんペンギン=ヨーデルの森
ケープペンギンはアフリカ大陸南部の沿岸部に生息し、生後2~3カ月でふわふわの羽毛は生え替わる。成鳥は顔の周りに白いラインが入っている。
生まれたのは、おっとりした性格の「ココロ」と食いしん坊の「サワー」で、性別はまだ分からないという。ふ化した直後は体重70グラムほどだったが、生後50日になると体長約30センチ、1900グラム前後に成長した。インフォメーション横の展示スペースで身を寄せ合ったり、よちよち歩いたりして愛らしい姿を見せている。
同施設ではペンギン16羽を飼育しており、スタッフの藤井舞さん(32)は「赤ちゃんや毛が生え替わった子どもなどそれぞれの成長の様子が見られる絶好のタイミングなので、ぜひ会いに来て」と話している。
入園料は中学生以上1200円、4歳以上700円。平日は午前10時~午後5時、土日祝は午前9時半~午後5時半(水曜休館で、3月29日は営業)。ヨーデルの森TEL0790・32・2911