
“モンブラン”や“栗まんじゅう”など和洋様々なスイーツで活躍する“栗”。以前放送の『相葉マナブ』(テレビ朝日系)では、栗をアレンジした絶品スイーツ作りに挑戦していました。
1度で2種類作れる!
相葉雅紀さんは栗の名産地である小布施町に住む小林幾子さんと、「茶巾絞り」を作ることに。聞き慣れないお菓子と思いきや、「茶巾絞り」とは「栗きんとん」の別名です。
始めに茹でた栗(150g)を切り、中身をかきだしましょう。続いてボウルに入れた栗をマッシャーで潰していきます。砂糖(大さじ2と1/2)、みりん(小さじ2と1/2)を加えて混ぜたら、あとは適量をラップの上で丸めれば完成です。
さらに小林さんは「茶巾絞り」を活用してもう一品調理。まず丸める前の茶巾絞り、水(200ml)、粉寒天(4g)を鍋に投入します。沸騰する直前まで温め、粗熱をとって冷蔵室で約1時間冷やすと「栗ようかん」のできあがり。お手軽に栗スイーツを2品作れますよ。
すすめたくなるほど美味!?
番組では栗を使った洋風スイーツも登場。レシピを披露してくれたのは、小布施町で飲食店を営む普天間大志さんです。
普天間さんは初めに栗ペーストを調理。まず茹でた栗(150g)をカットしてスプーンで中身をかきだしてください。あとはかきだした栗をフードプロセッサーにかけて細かくし、牛乳(75ml)を加えて再度混ぜるだけです。
栗ペーストを使ったレシピの中でも、特に洋菓子が好きな人には「栗プリン」がおすすめ。片手鍋に栗ペースト(100g)、牛乳(200ml)、グラニュー糖(40g)、粉ゼラチン(5g)、水(大さじ2)を入れ、沸騰手前まで加熱します。温まるのを待つ間にボウルで卵(1個)と卵黄(2個)を軽く混ぜておきましょう。
温まったペーストを卵の入ったボウルに少しずつ加えて混ぜ、網でこすと滑らかな仕上がりに。
こしたペーストをカップに注ぎ、冷蔵庫で約2時間冷やせば完成です。プリンを食べようとした相葉さんは、「すごい、結構硬めのプリン」と弾力にびっくり。味も絶品で「うーんめい! 俺めっちゃ好きこれ!」と周りの人たちにアピールしていました。
見映えがいいのは丹沢栗!
栗スイーツのレシピを見てきましたが、“栗”にも多くの種類があることはご存じでしょうか?
日本で最も多く栽培されているのは「筑波」という品種。大きめな実と甘みのある果実が特徴で、ゆで栗にしてもおいしくいただけます。貯蔵性がよく、加工用原料としても活躍。何にでも使える万能な栗と呼べるでしょう。
続いて「筑波」より栽培量が劣るものの、よく使われるのが「丹沢」です。果肉が鮮やかな黄色のため、見映えにこだわった料理を作りたい時におすすめ。甘露煮やスイーツに使うペーストには「丹沢」を選ぶといいかもしれません。
また、海外で出回っている栗は日本と違う品種も。例えば「ヨーロッパ栗」は日本の栗と違って小粒で、渋皮を剥きやすいというメリットが。マロングラッセなどもきれいに仕上げることができますよ。
栗スイーツを作る時は使う栗にも注目してみてくださいね。
文/牧野聡子
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