星槎道都大vs環太平洋大

星槎道都大vs環太平洋大

  • 高校野球ドットコム
  • 更新日:2017/11/15

両校の「走り」に注目!星槎道都大が環太平洋大を下し決勝へ

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石黒(星槎道都大)

星槎道都大と環太平洋大の共通点はよく走ることだ。前の試合で両校の各打者走者はどんな走りを見せたのだろうか。基準となる俊足の基準はいつものように、「一塁到達4.3秒未満、二塁到達8.3秒未満、三塁到達12秒未満」である。

◆準々決勝 環太平洋大6人7回vs慶応大5人8回
星槎道都大5人7回vs創価大4人6回

慶応大も創価大も健闘しているが星槎道都大と環太平洋大のタイムクリアのほうがわずかに上回っている。ちなみに、私の計測による4校以外のタイムクリア人数は以下の通り。

九州共立大4人8回(1回戦)、名城大4人5回、富士大2人3回、東洋大2人2回、日本体育大2人2回、九州共立大1人2回(準々決勝)

星槎道都大と環太平洋大の走りが対戦校を上回り、両校と対戦したチームのタイムも他の学校にくらべると上回っていることが多い。走りは対戦相手に影響されるというのが過去15年間、ストップウォッチを押し続けて得た私の教訓である。

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沖繁(環太平洋大)

この日の得点シーンでも俊足はいかんなく発揮された。まず先行したのは環太平洋大だ。1回裏、2死走者なしの場面から3番沖繁 優一(4年)、岡田 拓己(3年)がヒットで出塁し一、二塁とすると沖繁が三盗を敢行、焦った星槎道都大の捕手、塚原洲(3年)の送球エラーで生還するという具合。2回には星槎道都大が先頭の石黒凌(4年)がセンター越えの三塁打を放ち、このときの三塁到達が12.05秒。石黒が右打者であることを考えればこのタイムは十分評価できる。石黒を5番川崎 進也(1年)のレフト前ヒットで迎え入れて同点にすると3回には2死一塁から再び石黒、川崎が二塁打と内野安打を放ち、このときの各塁到達は俊足と評価出来る8.16秒、4.18秒だった。

6回表には環太平洋大3番手投手の乱調に付け入る。1死から四球、死球、四球と続いて満塁にすると、2番大西主将(3年)が右中間に三塁打を放ち、このときの三塁到達が11.64秒。さらに2死からピッチャーの暴投で大西が生還して勝負を決定づける8点目が入る。ポイント、ポイントで全力疾走を見せられ、結果的にスコアは星槎道都大10対2環太平洋大(8回コールド)と大差がついたが、試合には最後まで飽きることがなかった。

個人技にも目を向けたい。私が好打者だと思ったのが星槎道都大の石黒、環太平洋大の沖繁、岡田の3人だ。石黒は3回に二塁打を放ったあと川崎の高いバウンドの二塁ゴロで二塁から一挙にホームを陥れているが、タイミング的には完全なアウト。追いタッチをかわしたスライディング技術は見事と言うしかない。1回に沖繁が三盗+捕手の送球エラーで生還したあと三塁走者に残った岡田が見せたホームスチールにも驚いた。判定はアウトだったがタイミングは微妙で、これがセーフになっていたらあとの展開はこれほど一方的にはならなかったと思う。石黒、岡田、沖繁の3人はバッティングもよく、石黒はホームランが出ていればサイクルヒットという快挙だった。

(文=小関 順二

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