幽体離脱して臨死体験を味わえるVRシミュレーター「アウトロスペクター」が開発される

幽体離脱して臨死体験を味わえるVRシミュレーター「アウトロスペクター」が開発される

  • カラパイア
  • 更新日:2017/12/06
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高性能なヘッドマウントディスプレイの登場により、リアルに近い臨場感をもったVR(仮想現実:バーチャルリアリティ)を味わうことができるようになった。

これまで、超高所を綱渡りしたりホラーゲームを楽しんだりと、様々な使い方が提案されてきたが、VRを利用して臨死体験を疑似的に体験できる装置が開発されたそうだ。

幽体離脱をシミュレートし、臨死の感覚を味わうことができるという。

Frank Kolkman simulates near-death experience with virtual reality device

死の恐怖を軽減させるため、幽体離脱で死を疑似体験

オランダ、アイントホーフェンで開催された「ダッチ・デザイン・ウィーク」に展示された「アウトロスペクター(Outrospectre)」は、最新のコンピューター技術で死の恐怖といった心理的な問題を解決する方法を探るものである。

幽体離脱をシミュレートし、死の感覚に慣れてもらうことで、間もなく死を迎えようとしている人たちが抱く死への不安を軽減させることを目的としている。

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image credit:youtube

利用者はVRヘッドセットを着用し、目の部分に3Dカメラを仕込まれたロボットの前に立つ。ロボットはレールを伝って前後に移動することができる。

利用者が目にするのは、ロボットがゆっくりと自分から遠ざかりながら、両目のカメラを通じてライブで送信してくる映像だ。

ロボットの頭部はヘッドセットの動きと同じ動きをするために、利用者は周囲を見渡すことができる。また耳の位置にマイクがついており、臨死体験をさらに真に迫ったものに演出する。

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脳の感覚を操作し、自分の存在を別に作り出す

この装置を開発したフランク・コルクマン氏は、「人間の脳はタイミングや音色の微妙なズレを利用して、音源の方向や距離など自分との相対的な位置関係を把握します。映像についても同様で、体から耳を取り外し、別の場所に取り付けると、人の位置感覚や存在感を乗っ取ることができます」と語る。

毎秒胸を叩いて心臓の鼓動を模倣するハンマーもある。これによって臨死体験はより実感できるものになる。そして端っこには鏡が設置されており、利用者はロボットがそれを見て映った姿にショックを受けることになる。

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多くの人が幽体離脱を体験

これを体験した5人中4人が体が移動したような、別の場所にいるかのような幽体離脱感を味わっていた。中には同時に2ヶ所に存在するかのような感覚を味わった人もいたようだ。

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死を受け入れるために、

コルクマン氏はアウトロスペクターを利用して、死を拒絶するのではなく受け入れるという新しい文化を作り出すための会話の契機にしようと考えている。

現時点の病院では、病気の患者を生かすことにばかり意識が向いており、残された時間を有意義なものにするという点は軽視されていると彼は話す。

「死の恐怖や体験という話題は無視されがちです。そうした不安にきちんと対応するようになれば、死への過程はもっと安心できるものになるでしょう」

関連記事:「最後にもう一度海が見たい」 ー 患者の人生最期の願いを叶えた救急救命士(オーストラリア)

コルクマン氏の次のステップは科学的なテストを行うことだ。現時点でアウトロスペクターをどのように治療に応用するべきか結論を出すには時期尚早だが、臨死体験は日に日に改善され、よりリアルなものに近づいてきているという。

via:youtube/breitbartなど/ translated by hiroching / edited by parumo

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