若者が仕事で成功するために最も必要なものは○○の経験

若者が仕事で成功するために最も必要なものは○○の経験

  • @DIME
  • 更新日:2017/09/18

世界最大の人材サービス企業であるアデコグループは、これから労働市場へ入ることになる若者たちの就職に対する考えについての調査を実施。その結果、若者の雇用は一般に語られていることとは大きく異なり、大多数が就職先をすぐに見つけられると考えており、理想の職業に就くために必要なスキルが身についていると考えていることが明らかになった。

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■若者が仕事で成功するためにもっとも必要なのは職務経験

同社グループは、世界13か国の18歳から30歳までの若者9572人を対象に、仕事に対する期待や、労働市場で必要とされるスキルをよく理解しているかどうかについて調べた。その結果、回答者の約8割にあたる77.47%が、「学業を終えて一年以内に就職先を見つけられる」と考えていることがわかった。

調査対象国中で、学業を終えて1年以内に就職先を見つけられると考えている若者の割合がもっとも高かったのはスイスで(89.66%)、次がアメリカ(84.38%)であった。もっとも低かったのはスペイン(57.84)だが、同国での若年層の失業率が45.8%に上るのを考えると当然の結果と言えるだろう。

また、回答者の73.08%が、「在学中に自身が就きたいと考える職業で必要とされるスキルを身につけている」と考えていた。もっとも自信を持っていたのはドイツの若者(89.11%)で、逆にもっとも自信が低かったのは日本の若者(31.54%)であった。将来の仕事で必要になると考えるスキルとしては、「外国語の能力」(56.68%)と「実践的な職務経験」(53.70%)がもっとも関連性が高いとされ、次いで「デジタル関連のスキル」(41.48%)が3位となった。

さらに、3人に2人(68.45%)以上が「理想の職業がある」と回答。その職業に就くために最も必要なスキルについての質問には、「実践的な職務経験」(50.62%)が再び1位となった。今後の10年間で若者たちが目指すことを10段階で評価するという設問では、1位が「安定した収入の確保」(7.33ポイント)となり、次いで「理想の職業に就くこと」(7.16ポイント)、「社会で大きな責任を果たす会社への就職」(6.23ポイント)となった。

■若者は正しい方向に向かっている

若者たちのこうした楽観的な考え方は、雇用者側が感じている人材のミスマッチという悩みに照らすと驚くべき結果。雇用者の40%が、「事業を運営していく上で必要なスキルを備えた人材がいない」と考えているからだ。しかし、今回の調査では、若者たちは正しい方向に向かっており、キャリアをスタートさせるために必要なことの優先順位を理解していることがわかった。

激しく変化を続ける現代では、知識や理論といったハードスキルはたちまち過去のものとなってしまう。現代の職場では、いわゆるソフトスキル、つまり創造性や常に学び続ける意欲、社会的知性などがますます重要になっている。

こうしたソフトスキルを伸ばすために、実践的な職務経験は必要不可欠であり、同社グループが行なったこれまでの調査を見ても、スイスやドイツをはじめ職業訓練のシステムを確立している国々ほど、若者の失業問題への取り組みがうまくいっていることがわかる。

短期的には、民間セクターが若者にガイダンスやインターンシップの機会を提供するといった支援が求められる。しかし中期的には、従来の公的な教育システムを改定するだけでなく、例えばアプレンティスシップ(徒弟制度)のような職業訓練スキームと統合していくなど、構造改革を進める必要がある。

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文/編集部

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