タイ次期国王、周辺諸国では笑いの種?「名君の素質あり」という見方も

タイ次期国王、周辺諸国では笑いの種?「名君の素質あり」という見方も

  • しらべぇ
  • 更新日:2016/10/19
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※画像はYouTubeのスクリーンショット

タイのプミポン国王崩御に伴い、長子であるワチラロンコン皇太子が新国王になる見通しだ。ただ今の時点では、皇太子の「喪に服したい」という理由で即位は行われていない。

ところで、このワチラロンコン皇太子には様々なスキャンダルがつきまとっている。

そのひとつがドイツ訪問時の服装。女物のタンクトップにタイトすぎるジーパン、そしてペイントタトゥーという衝撃的な姿が暴露され、世界中に拡散されてしまった。

こうしたこともあり、本国タイでは悪評を持たれている。

■インドネシアでは「お笑いスター」に

しかし、そうしたことをタイで公言することはできない。なぜならこの国には「王室不敬罪」が存在するからだ。

それは逆に、タイから一歩出れば何でも言えるということ。同じASEANでも、インドネシアのネット界隈ではワチラロンコン皇太子は「お笑いスター」のようになってしまった。

例のドイツ訪問時の写真が即座に拡散され、インドネシアのネチズンは大騒ぎ。

「次期国王の威厳まったくなしw」

「頭おかしいんじゃないか?」

「タイの将来真っ暗」

日本語に訳せば、このような感じだろうか。インドネシアはLGBT関連の話題には厳しい検閲が入るが、タイ王室の話題については当局もノータッチ。まさに言いたい放題だ。

■タイの特異性

タイとインドネシアでは、文化も宗教も異なる。そのため、こうした「情報格差」が生まれることも。

インドネシアは共和国である。ジョグジャカルタ州のように地域限定の王政が認められている側面もあるが、国家元首は直接選挙で選定される大統領。「絶対不可侵の最高権力者」という概念がない。

それを考慮すると、タイという国は極めて特異な性質を持っていることが分かる。東南アジア諸国の中で欧米の植民地になったことのない唯一の国であり、しかも現在のチャクリー王朝は14世紀から続くアユタヤー朝と血統のつながりがある。

これからの国王交代が、チャクリー王朝の進路にどのような影響をもたらすのか。国際社会はそこに視線を当てているのだ。

■じつは自転車愛好家

では、ワチラロンコン皇太子は本当に「愚者」なのか?

大手メディアでは、「スキャンダルだらけの皇太子と社会的貢献度の高いシリントーン王女」と放映しているようだ。確かにプミポン国王の次女であるシリントーン王女は、様々な慈善活動を行ない国際的な評価も高い。

だが、ワチラロンコン皇太子もタイ国内で様々なイベントを主催。そもそもこの人物は「自転車マニア」として知られ、タイでの自転車競技普及に多大な貢献をしている。

「国家元首がスポーツマン」というのは、その国の競技文化に直接影響する。

しかも自転車は都市部主要道の渋滞解消の一手段となり得るのだ。たとえばインドネシアのジョコ・ウィドド大統領も自転車マニアで、渋滞緩和と健康促進を訴えるために自ら自転車通勤することもしばしば。

バンコクは世界的に見ても渋滞が深刻な都市。その解消のため、国王となったワチラロンコン皇太子が立ち上がる可能性も充分にある。

・合わせて読みたい→【速報】タイ・プミポン国王崩御 「団結と和解のシンボル」として70年在位

(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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