カンヌを二度制した鬼才、マッテオ・ガローネを構成する4人

カンヌを二度制した鬼才、マッテオ・ガローネを構成する4人

  • RollingStone
  • 更新日:2016/12/01
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カンヌを二度制した鬼才、マッテオ・ガローネを構成する4人

『ゴモラ』『リアリティー』で、カンヌ国際映画祭グランプリを二度受賞したイタリアの鬼才マッテオ・ガローネが、影響を受けたアーティスト4人を語る。

最新作『五日物語 3つの王国と3人の女』では、17世紀イタリアで誕生したヨーロッパ最古のおとぎ話『ペンタメローネ/五日物語』から3つの異なる物語を抽出し、"女の性"をテーマにした深淵なダーク・ファタジーを紡ぎ出した。

カンヌを二度制したイタリアの鬼才、マッテオ・ガローネに影響を与えた4人とは。

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ

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(C) vkilikov/shutterstock

ガローネ:カラヴァッジオは、人間を掘り下げるために光の表現を使ったんだ。その光のアプローチが真実に迫ったリアルな絵画を生み出し、同時に現実をそうでないものに変化させる絵でもあった。彼の登場で絵画の世界が変わったほど偉大な人物だよ。

ジャン・ヴィゴ

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(C)Wikimedia Commons

ガローネ:映像作家としても素晴らしいけれど、僕はヴィゴの詩人の側面にも強く惹かれたんだ。シンプルでピュアで誠実で、彼の詩的なアプローチにとても影響を受けたよ。

フェデリコ・フェリーニ

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(C)Walter Albertin, World Telegram staff photographer - Library of Congress. New York World-Telegram & Sun Collection./Wikimedia Commons

ガローネ:フェリーニから影響を受けていない映画監督なんて、きっといないよね。彼の素晴らしいところは、現実から出発して、彼が描く夢想、幻想という次元に観客を連れて行けるところ。メタフィジカルな抽象的な次元に観客を連れて行けるというのは、映画作家として本当に稀有な存在だよ。本当に難しいことをやってのけた人だった。

フョードル・ドストエフスキー

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(C)Wikimedia Commons

ガローネ:読者として、最初に恋に落ちた相手だよ(笑)。人間の魂の内側に踏み込んで行けるところ、人間の抱える深い葛藤を見せられるところ、そういった部分に大きく影響を受けたね。

マッテオ・ガローネ

1968年、イタリア・ローマ出身。1986年、芸術高校を卒業して撮影技師の助手から画家となるが、次第に映画製作を志すようになり、1997年に製作会社アルキメデを設立。2002年、カンヌ国際映画祭の監督週間で上映された『剥製師』が注目を集め、2008年『ゴモラ』ではどう映画祭の審査員特別グランプリを獲得。2012年、『リアリティー』で再びカンヌ審査員特別グランプリに輝き、イタリア国内の最高賞ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞も獲得した。最新作は、ヨーロッパ最古のおとぎ話を原作とした『五日物語 3つの王国と3人の女』で、次回作は童話「ピノキオ」の実写映画化になる予定。

『五日物語 3つの王国と3人の女』

監督・製作・脚本:マッテオ・ガローネ

出演:サルマ・ハエック ヴァンサン・カッセル  トビー・ジョーンズ ジョン・C・ライリー ほか

http://itsuka-monogatari.jp/

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