JR山手線新型の「生まれ故郷」、車両製造数が5000両突破へ J-TREC新津事業所

JR山手線新型の「生まれ故郷」、車両製造数が5000両突破へ J-TREC新津事業所

  • 乗りものニュース
  • 更新日:2018/02/17

JR東日本と東急電鉄の車両が並ぶ

JR東日本グループの鉄道車両メーカーである総合車両製作所(J-TREC)は2018年2月14日(水)、新津事業所(新潟市)で「5000両製造記念式典」を開催しました。

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J-TREC新津事業所で開催された「5000両達成」記念式典の様子(2018年2月14日、草町義和撮影)。

新津事業所は1994(平成6)年10月に操業を開始。JR東日本の209系やE231系、相模鉄道の10000系など、おもに首都圏を走る電車を中心に製造してきました。JR山手線で導入が進む新型車両のE235系電車も、新津事業所で製造されています。

当初は3日に1両のペースで製造していましたが、その後1日1両のペースに短縮され、年間の製造数も増加。2018年3月中旬には、累計5000両目となるE235系の先頭車であるクハE235-16が完成する予定です。クハE235-16の車内には5000両達成記念のプレートが取り付けられます。

5000両目の完成に先立ち行われた記念式典では、新津事業所で製造されたE235系と、東急田園都市線向けの2020系電車が各1編成、車庫内に並べられました。このほか、車庫の脇にある線路にも、新潟地区のJR線に投入されるE129系電車を展示。いずれも5000両達成記念のヘッドマークが取り付けられました。

運転する会社も路線も異なる車両が並ぶのは非常に珍しく、複数の鉄道会社からの発注を受けている車両製造メーカーならではの光景です。これらの車両が各社に引き渡されれば、営業運転で並ぶことはありません。

車両の修繕工場から製造工場に転換

新津事業所の起源は、1941(昭和16)年に開設された国鉄新津工場です。1987(昭和62)年の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の新津車両所になりました。

おもに車両の修繕やメンテナンスを行っていましたが、1994(平成6)年に車両の製造工場に転換。名称も新津車両製作所に改められました。

その後、横浜市金沢区に車両製造工場を持つ東急車輌製造から車両製造業務を引き継いだJ-TRECが2011(平成23)年に発足。2014(平成26)年には車両製造業の経営一元化を図るため、新津車両製作所の業務もJ-TRECが引き継ぎ、現在のJ-TREC新津事業所になりました。

J-TRECの宮下直人社長は「私は国鉄出身で、最初に配属されたのが新津工場でした」とあいさつ。「最初の職場がいまでは車両の製造工場になり、山手線の新型電車を大量生産しているということで、とても感慨深いです」と話していました。

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