朝ドラ「ブギウギ」竹田(野田晋市)の「思うんですね」構文に反響さまざま「言葉選んでいる感じ」「イラッとする」「真似したくなる」

朝ドラ「ブギウギ」竹田(野田晋市)の「思うんですね」構文に反響さまざま「言葉選んでいる感じ」「イラッとする」「真似したくなる」

  • iza!
  • 更新日:2023/11/21
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左から、大崎(満腹満)、一井(陰山泰)、福来スズ子(趣里)、羽鳥善一(草なぎ剛)、竹田(野田晋市)。日帝劇場の稽古場で、今後の梅丸の方針について話し合う一同(C)NHK

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の第37話が21日、放送され、演出家、竹田(野田晋市)が語尾に「~と思うんですね」と付け加える言い回しに、多くの視聴者が反応した。

戦後の大スターで「ブギの女王」として人気を博した歌手、笠置シヅ子さんをモデルに、主人公の福来スズ子(趣里)が多くの困難を乗り越えて歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を描く朝ドラ。現在、第8週「ワテのお母ちゃん」(第36~40話)が放送中で、昭和14(1939)年、第二次世界大戦が勃発し、日本も日中戦争のさなかにあるなか、スズ子が所属する梅丸楽劇団(UGD)でも、時局に鑑みた演出に変えていくとの方針が示された。

第36話(20日放送)で初登場したUGDの演出家、竹田は、スズ子や音楽監督の羽鳥善一(草なぎ剛)以下劇団スタッフに向かって、戦時スローガンの「挙国一致」「盡忠報國」「堅忍持久」を書いた紙を見せながら、時局に合わせた舞台にすることでUGDが国や庶民のための劇団になれると演出方針変更についての意図を説明。国民に力を与える劇団になるためにと、努めて穏やかな口調で協力を要請した。戸惑うスズ子にも「福来君は、化粧なりをもう少し地味にしてもいいと思うんですね。それであなたの魅力が損なわれることはないと、私は思うんですね」と優しく指導。「不快に思われるお客さまもあるかもしれませんし、私はお客さま全員に、安心して舞台を楽しんでほしいと思うんですね」とその理由を説いた。

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第36話の場面。左から、竹田(野田晋市)、福来スズ子(趣里)。日帝劇場の稽古場で、稽古終わりに新しく来た演出家の竹田と話すスズ子(C)NHK

「~と思うんですね」を多用する竹田の話し方はネットでも話題になり、X(旧ツイッター)には「自分の考えのように言ってるけどお上のお達しを強く言えなくてぼかしながら言葉選んでいる感じ」「一見ふんわりした言い回しでかける圧力」「お上の顔をうかがいながらのエンタメってのも大変だったことと思います」「息子さんが戦場に行かれている話も出ていましたよね」「戦後、竹田さんはどう気持ちを切り替えていくのでしょうね」などの声がズラリ。自らの思いとは異なる発言をせざるを得ない竹田の立場や心境を推し量った反響が目立った。

竹田はこの日の放送終盤にも登場。劇団関係者を前に、今後の演出の方向性について戦地の兵隊を含めたすべての国民を意識して舞台をやるのだという前提で、いまは我慢の時であるということを伝えていきたいと静かに語り、またしても「…と私は思うんですね」と語尾に付け加えた。前日から連呼されてきた「思うんですね」が鼻についてきた視聴者が続出。SNSには、「ぬるっと予防線を張りやがって!」「一番嫌いな感じの言い方や」「私は思うんですね、がイラッとすると私は思うんですね」といったコメントが並んだ。

その一方で、「『思うんですね』構文、おもろい」「笑うとこじゃないとは思うんだが、つい笑ってしまった」「クセになる」「不思議と真似したくなるな」「私もこれから話すこと話すこと、語尾に『…と私は思うんですね』って付け加えたろかな」と面白がる書き込みも少なくなかった。

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