Mikhail Flores Karen Lema
[マニラ 21日 ロイター] - フィリピンのマルコス大統領は21日、南シナ海の海上と空域で同国軍と米軍が共同パトロールを開始したと明らかにした。
フィリピンと米国は、中国の海洋進出を念頭に今年に入り軍事協力を強化。米軍が利用できる基地をこれまでの倍に増やした。
マルコス大統領は、共同パトロールは「重要なイニシアチブ」とX(旧ツイッター)に投稿した。
共同巡回は、フィリピン最北端のマブリス島沖で行われる。
マルコス氏は前日、ハワイで開催されたフォーラムで、南シナ海の状況が「以前よりも深刻」になっており、中国軍がフィリピンの海岸線に接近していると指摘した。