ダンロップの新テニスラケット「SXシリーズ5本」を試打インプレッション! 大幅強化された弾道補正機能の真価やいかに!?

ダンロップの新テニスラケット「SXシリーズ5本」を試打インプレッション! 大幅強化された弾道補正機能の真価やいかに!?

  • Tennis Classic
  • 更新日:2022/01/15
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フルモデルチェンジでさらにスピン性能が向上!!

ダンロップのNEWテニスラケット「SX」シリーズ

その真の実力やいかに!?

弾道補正機能を大幅に強化したスピン系テニスラケット、ダンロップ新「SXシリーズ」が、2月1日(火)、ついに発売となる。

すでに情報をチェックしている人も少なくないはず。最大の注目ポイントは、前作に発表されて衝撃を与えた「弾道補正機能」。今回、フルモデルチェンジとなり、それが“さらに強化された”と紹介されている。

同機能を簡単に説明すると“低い位置、高い位置で捕らえた際の軌道を補正”するというもの。一般的にインパクト時に、ラケットの上目で捕らえると飛びすぎ、下目で当たるとネットしがちなのは、体感しているはず。

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そのためのテクノロジーが、フレーム12時部分のストリングホールに加工を施した技術「スピンブースト・プラス・テクノロジー」である。まず今回、作用するストリングの数(ストリングホールの数)を10本→12本に増やし、楕円形のみだったストリングホールの形状に、3種類の三角形状(15度、30度、45度)も追加。低い位置でのインパクトでは「ストリングのスライド・ボールの食いつきを増大」させることで、打球に高さ、飛距離をプラスし、高い位置でのインパクトでは「ストリングのスライド・ボールの食いつきを減少」させて、飛びすぎを防ぐ。前作以上の効果を発揮させることに成功させたというのが、今回の注目ポイントだ。

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試打マシーン×弾道測定マシーンによるテストでは

前作以上の、初速、スピン量、性能が明らかに!!

試打マシーンと弾道測定マシーン(トラックマン)を用いたテストでも実証されていて、真ん中で捕らえたケースでは、初速、スピン量、打ち出し角度が前作以上に高くなっていて、打点が上下にずれてもしっかり補正してくれることがわかっている。

また、フレームサイドには、高反発にして振動吸収性に優れた“インフィナジー” (ドイツBASF社開発の高反発ウレタン発泡体材料)を採用した、おなじみ「ソニックコア」テクノロジー、中央部のマス目を拡大させたストリングパターン「パワーグリッドストリングテック」、スロート部のしなりを向上させ、食いつきを強化した「Vエナジーシャフト」(新フレーム形状)など、ダンロップならではのテクノロジーも凝縮されている。

シリーズは98平方インチに変更となった「SX300ツアー(税込37,400円)」、黄金スペックの「SX300 (税込36,300円)」、285gとライトな「SX300 LS (税込36,300円)」、270gとさらに軽量で柔らかい「SX300 LITE (税込30,800円)」、105平方インチで柔らかい「SX600(税込36,300円)」の5本。

今シリーズの打ち味はいかなるものか。テニスクラシック編集部(広)(川)が、一足先に新「SXシリーズ」を味わってみた。

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New SX series impression-01 テニスクラシック試打!!

SX 300 TOUR [エスエックス300ツアー]

[税込価格]37,400円 [フェイス面積]98 sq.in. [全長]27.0 in. [平均重量]305g(フレームのみ) [フレックス]RA 68(フレームのみ) [グリップサイズ]2・3 [ストリングパターン]main 16本 × cross 19本 [推奨ストリングテンション]45~65ポンド [平均バランスポイント]315mm(フレームのみ) [カラー]イエロー×ブラック(商品コード:DS22200) [素材]グラファイト、高反発ウレタン [サイズ]フレーム厚:23~26mm

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※評価は個人の感想です

編集部(川)

思った以上に扱いやすいツアー

これならば、体育会プレーヤーだけでなく

打ちやすいかも!

TOUR というと、ちょっと構えてしまうが、打球感もけっこう柔らかくてマイルドで、ボールを飛ばしやすいラケット。スイングスピードを出すとしっかり飛ばしてくれる。

ただし、スイング速度が上がらないとちょっと硬く感じる。SXシリーズでは、一番難度が高いはずだが、正直なところ、それほどハードなトレーニングをしていない人でも打ててしまうと感じた。競技としてコントロール性とか、打ち負けない重さを必要としている選手にとっては、扱いやすいツアーと言えるかもしれない。

トレーニングをしている人にとっては、物足らないと感じるかもしれないが、試合では予想以上のことが起こるわけだから、扱える範囲のツアーというのは、価値のあるラケットだと思う。

これを自分好みにしていくというのも楽しそうなラケットである。

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※評価は個人の感想です

編集部(広)

ツアーという名にふさわしいモデル

ある程度打てる人ならば扱える可能性も

新たなツアーという概念を作るかも

重厚感、敷居の高さを感じる「ツアー」と、コスメのこの明るいイエローのギャップがおもしろい。打ってみて、漏れた言葉は「あ、これはツアーだ」というもの。コスメからは感じにくいが、本物感を感じることができる。打球感もシュアで、パワーアシストも少なめ。だからこそ、自分でスイングできるタイプで、ボールをつぶして打つ方にいいラケットだ。

それでは、シリーズの特徴である“スピン性能”はどうかというと、「スピンブースト・プラス・テクノロジー」はプラスα効いてくれるイメージ。この手のラケットを使う人は、もちろんスピン量も自在に変えられる。だからこそ、味付けもそこまで濃くはしてないのだろう。

かといって、飛ばない!といったラケットではない。スイングの分、ボールをしっかり押した分、重いボールが飛んでいく。一方で、私レベルだと、入りが遅れた時など、スイングができない時はやはり厳しい。それでも、男女問わず、部活プレーヤー、若い男性プレーヤーならば、十分扱うことができるはず。敷居が高すぎないツアー、興味深いモデルである。

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New SX series impression-02テニスクラシック試打!!

SX 300 [エスエックス300]

[税込価格]36,300円 [フェイス面積]100 sq.in. [全長]27.0 in. [平均重量]300g(フレームのみ) [フレックス]RA 68(フレームのみ) [グリップサイズ]1・2・3 [ストリングパターン]main 16本 × cross 19本 [推奨ストリングテンション]45~65ポンド [平均バランスポイント]320mm(フレームのみ) [カラー]イエロー×ブラック(商品コード:DS22201) [素材]グラファイト、高反発ウレタン [サイズ]フレーム厚:23~26mm

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※評価は個人の感想です

編集部(川)

飛びよし、スピンよし、打球感よし、弾道よし

シリーズでは、ダントツと言える

総合力が高いラケット

ボールの跳びもいいし、打球感もマイルドで本当に打ちやすい気持ちいいラケット。個人的にかなり気に入った。

単にボールの重さ出したいなら「SX 300ツアー」という選択になると思うが、総合的にストレスなく打ちたいならば、「SX300」のほうがいい。スピンのかかり具合もいいのだが、プラスして、振った分をしっかり飛ばしてくれるというのはメリット。スピードとスピン、そのバランスの良さは、他のスピン系ラケットと比べても遜色ないものだと思う。

また、弾道も高く出やすいところもうれしい。ベースリアン付近に落ちれば、相手にとってはかなり嫌なはずだ。

「SX 300ツアー」はさすがに打球感がしっかりというか、やや重めに感じたが、こちらは柔らかさ、マイルドさも感じるちょうどいい感じ。ストロークを打っていて、気持ち良く感じる。ストローク、サーブ、ボレー、どれをとっても、総合力が高い。試打をするなら、まずは「SX 300」を打ってみてほしい。

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※評価は個人の感想です

編集部(広)

控えめに言って「かなり良い」

ストローク、サーブ、ボレー

完成度がかなり高い

かなり良いラケットだ。

下目で捕らえるとより柔らかく感じる。スナップバックが大きくなり、打ち出し角度が上があることがしっかりわかる。スピン性能を前面に押し出しているものの、そのパワーもかなり頼もしい。だからこそ、トップスピンが通常のストロークという人にはより良いはず。

では、上目で捕らえるとどうなるかというと、より直線的な弾道になる。振り抜きがいいためか、打球感は軽く感じられる。また、振り抜きがいいため、バックハンドもかなり打ちやすいところも、打っていてテニスが楽しく感じられるところ。また、よくフェイスの手前で捕らえてしまう悪い癖があるのだが、それでもしっかり飛んでくれるというのはうれしい。

そして、サーブが非常に良い。スピンがかかるのは言わずもがなだが、振った分をしっかりボールに伝えてくれるので、スライス、スピンと思った以上のスピード、スライスで飛んでいってくれる。

また、「スピンブースト・プラス・テクノロジー」は、ボレーでも生きるとわかる。私のようにボレーという永遠の課題を抱えている人間でも、その柔らかさ、ホールド感が素晴らしく良かった。

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New SX series impression-03テニスクラシック試打!!

SX 300 LS [エスエックス300LS]

[税込価格]36,300円 [フェイス面積]100 sq.in. [全長]27.0 in. [平均重量]285g(フレームのみ) [フレックス]RA 68(フレームのみ) [グリップサイズ]1・2・3 [ストリングパターン]main 16本 × cross 19本 [推奨ストリングテンション]45~65ポンド [平均バランスポイント]325mm(フレームのみ) [カラー]イエロー×ブラック(商品コード:DS22202) [素材]グラファイト、高反発ウレタン [サイズ]フレーム厚:23~26mm

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※評価は個人の感想です

編集部(川)

シリーズの中でもスピン性能は抑えめ

鋭いフラットドライブを打ちたい方に

おすすめしたいラケット

「SX 300 LS」は、シリーズの中でも、フラットがより良いなと感じたラケット。

だから良くないということではなく、フラットドライブで飛んでいくイメージだ。「SX 300」とは異なる打球感の軽さがあるのだが、これはなんとも形容しがたいので、ぜひ打ってみてほしい。

スピン性能を謳うSXシリーズだが、これは自分でスピンをかけるのに苦労しない人に向いているように思う。今回「SX 300 LS」以下は、ナイロンの「アイコニック・オール130」を52ポンドで張っているのだが、自分からスピンをかけにいくほうがいいとなると「SX 300 LS」は、ポリを張ってもおもしろいかもしれない。

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※評価は個人の感想です

編集部(広)

285gと思えない“しっかり感”

「SX300」よりもスピン量は抑えめ

フラット系プレーヤーに良さそう

「スピンブースト・プラス・テクノロジー」のメリットを、シリーズで最も感じられる。特にフェイス下側で捕らえたケースでは、打球感が柔らかく、ボールがしっかり持ち上がるし、先端部で捕らえても、しっかり飛んでくれる。ただし「SX 300」よりも、ややスピン量は抑えめ。だからこそシリーズの中でも、より扱いやすいラケットになっていると思う。

正直、285gしかないの? と思うくらいしっかりしたスイング感がある。振りにくいというわけではない。振り抜きは、他同様にかなり良い。

飛びに安定感があるので、片手バックハンドでやや食い込まれても、良いボールを返しやすい。「SX300」ほどのスピンはないと書いたが、それでもかかりやすいので、苦しいところでは安心感がある。

今回は、ナイロンマルチを張っての試打だが、これだけしっかりした打球感ならば、ポリでもいいかも。

軽量ながら、新SXの良さをしっかり感じられる完成度の高いラケットとお伝えしたい。

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New SX series impression-04テニスクラシック試打!!

SX 300 LITE [エスエックス300ライト]

[税込価格]30,800円 [フェイス面積]100 sq.in. [全長]27.0 in. [平均重量]270g(フレームのみ) [フレックス]RA 64(フレームのみ) [グリップサイズ]1・2 [ストリングパターン]main 16本 × cross 18本 [推奨ストリングテンション]45~65ポンド [平均バランスポイント]330mm(フレームのみ) [カラー]イエロー×ブラック(商品コード:DS22203) [素材]グラファイト、高反発ウレタン [サイズ]フレーム厚:23~26mm

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※評価は個人の感想です

編集部(川)

スピンがかかりすぎる!

薄いグリップでフラット目なボールを

打つタイプに向いているか!?

元からスピンをかなりかけるタイプということもあるが、振り抜きがかなりいいので、私にとってはスピンがかかりすぎ、ボールが浅くなりがちだった。パワーアシストは、他のものに比べて、やや控えめ。打球感はシリーズを通して感じるマイルドさがあるものの、弾道も低くなりがちでネットが多くなってしまった。

悪いラケットということではなく、スイングのタイプとラケットが合っていなかったのだと思う。私のように、厚いグリップでしっかりスピンをかけていくというタイプよりも、薄めのグリップでよりフラット目なボールを打つ人のほうが向いているラケットな気がする。実際、「SX 300 LITE」を使った(広)のボールは、スピード、スピンがうまくミックスされたいいものが来ていた。

一方で強打をしてもしっかり入ってくれるという安心感もある。ただし、軽すぎる分、腕に力が入りがちになってしまうので、個人的には「SX 300」「SX 300 TOUR」のほうが合っているなと感じた。

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※評価は個人の感想です

編集部(広)

270gだが、シッカリ感あり

振り抜きがかなりいいので、

悩みのバックハンドもかなり打ちやすい

このラケットは、縦16本×横18本というおもしろいストリング・パターンが一つ特徴。軽量ながら打球感は、「SX300」と相違なく、同じイメージで打つことができる。

270gという数字を見てしまうと、“振りごたえがないんだろうなぁ”と思ったけれど、かなりシッカリ感があって、打っていて楽しいラケット。明るいイエローが基調ということもあるが、今シリーズは、そのギャップが興味深い。シリーズを通じての打ち味だが、これも下側で捕らえると柔らかく、上側で捕らえると弾き感、叩き感が強く感じられる。

興味深いのはフレームの先端で捕らえると、思っている以上の飛びとスピンが感じられるということ。それと強く言いたいのは、バックハンドが非常に気持ち良く打てるということ。特に片手バックの方は、入りが遅くなると厳しくなるが、振り抜きがいいので、いいボールが打ちやすい。

また、サーブでは、スピンよりも飛びのほうが強く感じられる。それでいて、しっかりスピンもかかるので、スピードとスピンがうまく調和したボールが打てるのは魅力的だ。

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New SX series impression-05テニスクラシック試打!!

SX 600 [エスエックス600]

[税込価格]36,300円 [フェイス面積]105 sq.in. [全長]27.25 in.(0.25 in. long) [平均重量]270g(フレームのみ) [フレックス]RA 64(フレームのみ) [グリップサイズ]1・2 [ストリングパターン]main 16本 × cross 18本 [推奨ストリングテンション]40~60ポンド [平均バランスポイント]335mm(フレームのみ) [カラー]イエロー×ブラック(商品コード:DS22204) [素材]グラファイト、高反発ウレタン [サイズ]フレーム厚:23~26mm

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※評価は個人の感想です

編集部(川)

シリーズでは随一の飛び

軽い当たりでしっかり飛ぶという

ラケットを求めるプレーヤーにいいはず

かなりボールを飛ばしやすいラケット、一方で「SX 300」、「SX 300 TOUR」と比べると、コントロール性では、少し難しくなってきちゃうかなと思う。

ボールが浅くなりがちだったり、ボールコントロールする以前に、深さとかボールを飛ばすことに頑張ってしまう人にとっては、いいラケットのはず。

打ち味に関してはシリーズトップモデルと比べると、やや硬め。ボールの食いつきというよりも、軽い当たりで、しっかりボールが飛んでくれるラケットなのかなと思う。

ダブルスプレーヤー、体力的に落ちてきたなと感じている方にとっては、打ち味も楽しめる、この105平方インチのSXはフィットするのではないだろうか?

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※評価は個人の感想です

編集部(広)

打ち手を満足させられる1本!

欲しいだけの飛びとSXならではの

スピン性能も感じられる完成度の高いラケット

シリーズ最大の105平方インチ。一般的に、シリーズで最大となると、シルバープレーヤーやスイングが今ひとつという方のためのものが多いが、SX600は少し違う。打ち手を満足させることができるラケットだとお伝えしたい。

もちろん、シリーズのほかのラケットに比べてパワーはあるのだが、めちゃくちゃ飛ぶという類のものではない。フレーム厚がほかと同じく23~26mmということもあると思うが、欲しいだけの飛びを得られるというイメージ。それでいて「スピンブースト・プラス・テクノロジー」のメリットも感じることができる。ただし270gと軽いフレームなので、打球感もより軽いものになるが、これは致し方ないところだろう。

パワーアシストは高いけれど、飛びすぎることもないし、コントロールできる範囲内で飛ばしてくれる。それでいて、欲しいスピンもしっかりかかる。新「SXシリーズ」の良さがしっかり残っている完成度の高いラケットである。だから、単に非力な人が使うといったものではない。同じ270gの「SX 300 LITE」や285gの「SX 300 LS」を打ってみて、もう少し“打ちやすさ”が欲しいと感じる人にとっては、これはかなり良い選択肢になると思う。

取材協力 株式会社ダンロップスポーツマーケティング

フリーダイヤル0120-301129【受付時間】平日のみ、10:00 ~ 12:00、13:00 ~ 17:00

詳しくはこちら

https://sports.dunlop.co.jp/tennis/contents/2022sx/index.html

Tennis Classic 編集部

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