
イチローさん
【こちらも読みたい】「在宅勤務(テレワーク)でサボらない方法は?」。イチローさんの“答え”と対処法がめっちゃ粋だった
今年1月に実施したインスタライブが好評だった為、今回第2弾が実施される運びとなったという。
現役を引退にしてもなおトレーニングに勤しみ、近年は全国各地の日本の高校生に野球指導を行うなど精力的に活動しているイチローさん。Xやインスタグラムなど、普段は自身のSNSアカウントでの発信は行わないため、その考えを生で聞ける機会は貴重なものとなっている。
過去のインスタライブで大きな反響を集めた言葉を振り返る。
「在宅勤務でサボってしまう」。イチローさんの考えは?
前回のインスタライブでは、コロナ禍で普及した「在宅勤務」に関する質問に注目が集まった。「在宅勤務でサボってしまう」という相談者に対し、イチローさんは自身も「人はサボります。僕もサボる」とした上で、そんな状況をどう打開できるか、アドバイスを送った。
伝えていた話は視点が深く、とても参考になるものだった。
「“サボらないメンタル”を保つには、どうすればいいか」という質問に対し、イチローさんは「人が見てないからね、サボるっしょ」と断言。
「人はサボる。だけど、『サボってはいけない』って感触を持ってらっしゃるのがすごくいいと思います」と、“サボること”自体を否定することはなかった。
続けて、「自分が負けてしまう、手を抜いてしまうということなので、捉えようによっては『それこそがその人だ』っていうことも言える。人が見てないところの姿が、まさしく、その人を表しているとも言えるでしょう」と言葉を紡いだ。
でも「自分を客観的に冷静に見られるかって24時間、それは無理」とした。

引退してもなお、トレーニングに勤しむイチローさん
「僕もサボります」。では、そんな時どうする?アドバイスが粋だった
司会からイチローさんも「サボりますか?」と問われると、「サボりますよ」と即答。「人間らしいじゃないですか。そういう弱さって」と答えた。
一方、プロのアスリートとして偉大な記録を打ち立ててきたイチローさん。そんなハイパフォーマンスを見せてきた野球に対しては、少々異なるようだ。
「野球においては後悔したくない。野球においてはプロになってからサボった記憶はなかなか、出てこない」と振り返り、「それ以外のところではサボってばかりですよね」と笑って答えていた。
サボってしまう自分をどう律するか。イチローさんの対処法には“ならでは”の考えがあった。
「自分が(サボりたくないけど)こうしたくないけど、(サボっちゃっているな)こうしちゃってるなって感じた時には、自分が大切にしている人、尊敬している人を思い浮かべて、“この人なら、今の自分の行動をなんて言うだろう?”って視点を持っておくと、自分の行動を厳しい方向に持っていくことができますね」と回答した。
イチロー選手が現役時代に積み重ねた安打記録は、日本とメジャー合わせて4367本。これだけの数字を積み重ねたからこそ、言葉には説得力があった。
2回目となるインスタライブではどんな“金言”が飛び出すのだろうか。
ハフポスト日本版編集部