<いだてん>演出・井上剛が語る!豪華キャスト総出演の初回から、第2回は台本なしのドキュメンタリーに

<いだてん>演出・井上剛が語る!豪華キャスト総出演の初回から、第2回は台本なしのドキュメンタリーに

  • ザテレビジョン
  • 更新日:2019/01/13
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第2回に登場する子役は…素人だった! (C)NHK

中村勘九郎と阿部サダヲが主演を務める大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。

【写真を見る】演技未経験ながら抜擢されたシンデレラボーイ?

宮藤官九郎が脚本を務める本作は、1912年に日本初のオリンピック選手・金栗四三(勘九郎)と、1964年の東京オリンピックを成功に導いた男・田畑政治(阿部)という2人の主人公がリレー形式で登場し、日本とオリンピックの歴史を描く。

1月6日に放送された第1回では、1959年にオリンピック招致に湧く東京で高座に上がった古今亭志ん生(ビートたけし)が、柔道の創始者・嘉納治五郎(役所広司)らが、日本のオリンピック参加を目指して奮闘した明治時代の物語を語る。

時空を飛び越え、さまざまなキャラクターが入れ代わり立ち代わり登場した第1回だったが、前半の主人公・四三の出演シーンは、ラストのわずか5分。嘉納が開催したオリンピック出場選手の予選会にて、世界記録を上回るスピードでゴールに向かってきた四三は、紅白帽の染料が大雨で落ち、歌舞伎の隈取のように赤く染まった鬼気迫る顔面。この登場シーンは、視聴者の間で大きな話題を呼んだ。

第1回ではせりふも一言もなかった四三。しかし、1月13日(日)に放送される第2回「坊っちゃん」は、物語の舞台が四三の少年時代へ。虚弱体質だった四三がいかにして健脚を手に入れたのかが描かれる。

そんな第2回の撮影を「大変だったんですけど、多分すごい面白くなってると思います」と振り返るのは本作のチーフ演出であり、第1回、2回の演出を務めた井上剛氏。

なんと、井上氏は、四三の少年期を演じる子役に演技未経験の久野倫太郎を抜擢し、“台本なし”で撮影したという。

その演出の意図や、第2回の見どころを、井上氏に聞いた。

何色にも染まってない人を探してた

――久野くんを四三役に抜擢したのはなぜですか?

全国でオーディションをやったんです。もちろん事務所に入っている子も含めて、1500人くらいの応募があったらしいです。

主人公が持っている独特の“田舎もん”な感じといいますか、素朴さだとか作っていない感じを出せる、まだ何色にも染まっていない人を探してたんです。最後の最後に、やっと「見つかった」って思ったのが、素人さんだった久野くん(笑)。どうしようかなって思いました。

金栗さん自身もオリンピックなんて何も知らない頃のお話なんです。ただ健康になりたくて走ってただけなのに、世界まで連れて行かれる。なので、計算高くない感じの人とかが、この役にはいいなって思ってて、そういう素人さんにしたのかもしれないです。それを勘九郎くんにも引き継いでもらいたくて。まっすぐに走っていく人になって欲しかったので、そういう人を選びました。

でも、幸いそんなにせりふがなかったので、台本渡さずに、なんとか本人をごまかしながら撮影しました。

――なぜ台本なしにしたんでしょうか?

だって、当時7歳で、台本なんて読んだこともないし、「この人をお父さんだって思え」って言ったって、できないじゃないですか。子どもだから。

「こういうドラマなんだよ」って言いながら、うまいこと導きながら撮っていったので、すごい素の部分が出ていると思います。

「そんな間で、そんな新鮮な顔するんだ」って大人の俳優たちも刺激されるくらい、プロの役者さんにはない魅力みたいなものがあって、すごくよかったです。本人が理解していない魅力なんですけどね。

山道を登ってるときに、わざと暗い道に誘っていったら、泣き出したりするんです。台本なしっていうスタイルじゃないと、そういう部分は出てこないんですよね。

第1話って、すっごいいっぱいキャストが出てるじゃないですか。第2話って、本当に知らない人たちがずっと出てくるから、相当強烈な個性で引っ張っていかないとと思ったので、そういう人を見つけるのにすごい手間取って、時間がかかって。さらに撮るのも大変だったんですけど、多分すごい面白くなってると思います。

また第1話と違う魅力がありますよ。第1話は、豪華で芸達者な人たちばかりですけど、すっごい下手な子が出てきますんで(笑)。その落差も面白いと思う。

――久野くんは熊本出身の子なんですよね。

東京からももちろん募集したんですけどね。でも地元の子っていうポイントは大きいです。

でも、今の若い子って方言をそんなしゃべってくれないんですよ。感情が高ぶった時だけ出るんです。なので、(感情が高ぶるところまで)持っていかないと、「方言出さない」っていう顔するんで大変でした(笑)。

リハーサルなし!は得意技

――大根仁さんを演出に加えたのが井上さんだとお伺いしたんですが、その理由は?

大根さんとは飲み友達で、森山未來くんが紹介してくれて、10年くらいの付き合いになります。僕が「その街のこども」(2010年)を撮ってて、大根さんがドラマの「モテキ」(2010年)を撮ってるころですかね。

大根さんを加えた理由は、これだけのプロジェクトなので、映像に自分たちにはない色だったり得意分野がもしあるとしたら、その部分でやってもらいたかった。

あともう一つ、大根さんは僕よりNHKの番組を見てらっしゃってて、チューニングがハマれば面白いことになるんじゃないかなって思ったことがきっかけですね。

――今回、「いだてん」には大根さん、井上さんを含め4人の演出の方々がいらっしゃいますが、その中での井上さんの特徴とかはあるんでしょうか?

あんまりリハーサルをやらずにとっちゃう癖があるかもしれないです。あえてやってますね。

――そうすることでそのような効果が得られることがあるんでしょうか?

カメラマンも初めて見るっていう状況で撮るっていう、段取りがあって、すぐ撮るってなると、みんな必死になるんですよ。

必死になった画って、そこそこブレてたり、イケてないんですけど、やっぱり強いんです。その強さにかけてるところが、自分の一番の特徴かなと思います。あとは、長~く撮ったりすることかな。いろんなやり方しないと、楽しんでいただけないとは思うので、使い分けてはいるんですけど。

第2回は、ほとんど3人くらいで撮影していますね。子どもはドキュメンタリーで撮るようにしています。

――物語の今後に関して、視聴者にメッセージはありますか?

もう、本当に多くの人に見ていただいて、ありがたいなっていうことをひしひしと受け止めています。さらなる飛躍にこの先なっていくといいなと思ってます(笑)。

うちの母親が珍しく面白いって言ってくれて、なんでなのかなって思ったんですけど、割と自分の近しい歴史だからだと思うんです。

だから、もっとそういう歴史に近しい世代の方々に見ていただきたいなって思います。多分、僕なんかよりもはるかに時代感みたいなものを受け止めていただけるんじゃないかな。

あとは、お子さんにも見てほしい。お子さんは、わけも分からず「天狗!」とか叫んで、歌舞伎とか落語とかに興味持ってもらえたらいいなって思いますね。

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