何苦楚魂や!阪神D1・馬場、元燕・岩村氏の言葉胸に突き刺さった

何苦楚魂や!阪神D1・馬場、元燕・岩村氏の言葉胸に突き刺さった

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  • 更新日:2018/01/12

日本野球機構(NPB)は11日、東京都内で新人研修会を開き、日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実高=ら新人選手が参加した。阪神のドラフト1位・馬場皐輔投手(22)=仙台大=は、ヤクルトや米大リーグで活躍した岩村明憲氏(38)の講演で「何苦楚(なにくそ)魂」を胸に刻んだ。

魂を込めた投球で、必ずこの世界に名を刻む。自分の意識ひとつで、もっと強くなれる。世界も目指せる。背筋を伸ばして講義に耳を傾けたD1位・馬場のハートに、岩村氏の「何苦楚魂」が突き刺さった。

「タフさ、体力、精神面もこれから必要になってくる。あとはなんでも信念を持ってやっていかないといけない。大きく言えるのは、プロ意識を高く持ってやっていかないと通用しない、ということでした」

プロ野球選手としてのあり方を説かれた一日だった。最後に岩村明憲氏(現ルートインBCリーグ・福島監督)の熱い魂に触れることができた。

2006、09年のWBCでは2度、世界一に輝き、米大リーグでもレイズで08年にワールドシリーズに出場した「たたき上げの男」は約45分に渡って熱弁。「プロになることじゃなく、プロで活躍することを目指していた」という入団時の心持ち。「2軍戦で1イニング3失策して、寮に戻ってから日が暮れてもノックを打ってもらった」という反骨心。「気合と根性で、大抵のことは乗り越えられる」とあえて精神論も説いた。「何事も苦しむことが礎(いしずえ)となる」という、岩村氏の掲げる“何苦楚魂”を直に注入された。

午前中には野球殿堂博物館を見学。岩村氏も過去に身にまとってきた歴代日本代表のユニホーム展示を目の当たりにし、虎のD1位右腕の意識もさらに高みへと向いた。将来的なWBC、五輪出場についても「自分もそこまでいけるようにがんばりたい。まだその段階ではないので、まずプロとしての意識を大事にしたい」と意欲を見せる。

偉人の足跡に触れ、魂で世界と戦った岩村氏の言葉を聞いて、奮い立った。「どんどん成長していかないと。失敗をしても、勉強していく。その過程が大事だと思いました。内容の濃い一日でした」。何があっても、苦しくても、その先にあるものをつかみにいく。 (長友孝輔)

何苦楚魂

岩村氏の座右の銘。ヤクルト時代、臨時打撃コーチだった中西太氏の座右の銘「何苦楚」からきている。なにくそ、何事も苦しむことが楚となるとの意味の造語。

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馬場は岩村氏の何苦楚魂に感銘を受けた(撮影・大橋純人)

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