19歳でカンヌ受賞!映画界に愛される“美しきカリスマ”グザヴィエ・ドランの意外な素顔

19歳でカンヌ受賞!映画界に愛される“美しきカリスマ”グザヴィエ・ドランの意外な素顔

  • ニュースウォーカー
  • 更新日:2017/11/18
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研究熱心なドランは画面の比率なども巧みに利用し、観客に新鮮な驚きを与えてくれる [c]2016 Tangaro – Shoot again productions – MK2 – Sons of Manual – Metafilms

映画界に彗星のように現れた若き天才作家…。時には、端正な容姿で荒ぶる情熱を表現する俳優として、そして、ルイ・ヴィトンの広告キャラクターとして。グザヴィエ・ドランは、新時代の先駆的カルチャーアイコンとなり絶大な支持を得るカナダ出身の“美しきカリスマ”だ。

【写真を見る】マリオン・コティヤールとの出会いが、『たかが世界の終わり』の制作につながったという

自らが同性愛者であることを公表し、それを誇りにしてテーマとする彼の作品は、傷ついた魂を独特の世界観で表現した、心揺さぶられる傑作ぞろい。限定公開されているドキュメンタリー『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』では、彼自身が熱く語るインタビューほか、映画関係者や俳優のコメント、過去作の名シーンとその誕生秘話も披露される。

■ 華やかな経歴の裏にある、人一倍の努力

ドランがカンヌ国際映画祭で高評価を得たデビュー作『マイ・マザー』(09)を撮ったのは、弱冠19歳。5作目の『Mommy/マミー』(14)は、巨匠ジャン=リュック・ゴダールと並び25歳で審査員特別賞を受賞。最新作『たかが世界の終わり』(16)ではグランプリを受賞している。

成功への階段を一気に駆け上がったかに思える経歴だが、本作では、彼の意外な素顔も明かされる。無名の子役だった彼は、俳優としてオーディションに失敗し続け、演技をしたくて処女作の脚本を執筆し、出資を断られても自費と根性で映画を完成させる。映画学校で学んだ経験はなく、親戚の映画評論家に話題作の試写会へ行かせてもらい、独学で映画の制作を学んだ。揺るぎない才能と知性を持ちながら、他から学ぶことも大切にする。

■ 独自の感性で研ぎ澄まされたビジュアル

美しい色彩感覚や光の使い方による独特のビジュアルは、ファッション誌の写真ページなどを切り抜いて。シーンのアイデアには、『花様年華』(00)『タイタニック』(97)など、お気に入りの映画も参考にする。過去の成功に溺れず、他人の指摘や意見を吸収し、自分を見直して成長しようとする謙虚な姿勢も垣間見せる。

昨今は、アイデアと欲求だけに従わず、リアルで感動的な物語を伝えることに意欲を見せるドラン。彼の魅力が詰まった本作に触れると、今後の活躍にも自然と期待が膨らむ。アーティストとして現在進行形で進化し続ける“ドランワールド”から、まだまだ目が離せそうにない。(Movie Walker・文/トライワークス)

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