今、最もコスパの高いSIMフリースマホは『HUAWEI NOVA lite』

今、最もコスパの高いSIMフリースマホは『HUAWEI NOVA lite』

  • @DIME
  • 更新日:2017/03/20

■連載/一条真人の検証日記

昨年はファーウェイ(HUAWEI)が日本のSIMフリースマホ市場を席巻した年だったと言えるだろう。実際、出荷シェアで1位の座を奪取したのだ。日本市場において驚異的な強さを持っていた台湾のASUSを押さえて1位になったのは僕も驚いた。ASUSのスマホを数台、自分でも持っている僕にはショッキングな出来事だ。

その1つの原動力となったのはP9やMate9など上位機種での「ライカ」のカメラ機能搭載のおかげだろう。これは単純にライカのレンズを搭載するというだけではなく、絵作りにおいてもライカと共同して仕上げ、ライカっぽい写真に仕上がるようになっているのがいい。

しかし、実際の市場ではP9より、機能と価格を落としたサブモデル「P9 lite」のほうが売れたりする。P9はいわゆるフラッグシップ的なポジションで、実際に人々が買うときはより買いやすいP9 liteを選択するというわけだ。これは他の商品でもよくある戦略ではある。

これに対し、最近、日本市場に投入されたNOVAは異なっているように思える。NOVAは同時に「NOVA lite」がリリースされるのだが、日本市場における注目はNOVA liteに集まっている。これにはNOVAはなにかP9の安価版のようにも見えるのに対して、NOVA liteは驚異的なコスパを持っていることが関連しているように見える。

NOVAが4万円前後であるのに対して、NOVA liteは2万円少々と非常にリーズナブルだ。この2つの関係は微妙に見える。なにしろ、NOVAはディスプレイが5インチであるのに対して、NOVA liteは5.2インチと、liteモデルのほうがディスプレサイズが大きいのだ。

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ディスプレイの表示クオリティも悪くない「NOVA lite」。

■外観

NOVA liteのボディは背面が樹脂製でカジュアルな仕上がりになっている。これに対して、NOVAはマット仕上げの上品な金属製だ。5インチディスプレイサイズでマット仕上げの金属ボディというのはなにか既視感がある。そうP9だ。しかし、NOVAはサイドの仕上げなどがP9よりも安っぽい。リーズナブルなモデルとしてなら、すでにP9 liteが存在する。何かNOVAならではのアイデンティティを感じにくいのだ。ライカレンズも搭載していないし。

これに対して、NOVA liteは今までのファーウェイにない存在感がある。正面から見ると、どこかiPhoneに似ている気もしてくるが、これはそのコーナーなどのシンプルな曲線が類似しているためだろうか。ディスプレイサイドは2.5Dで曲面を描いている。

背面には指紋認証センサーを搭載している。カメラレンズの存在感はあまりなく、非常にシンプルなデザインという印象になっている。サイドはメタルだが、P9のような高級感はないがいいデザインアクセントになっている。

全体にシンプルでありながら、安っぽさのないいいデザインだ。ちなみにディスプレイの解像度はフルHDと十分に解像度が高い。

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NOVA(左)とNOVA lite(右)

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NOVA(左)とNOVA lite(右)。背面から見ると印象が大きく異なる。

■カメラ

カメラ機能はビデオモードが4K動画撮影に対応しないなど、普及機的な面も見せるが、多くの人にとっては4K動画の撮影は現実にはあまり関係ないだろう。とはいえNOVA liteを使っていて、もっともコストダウンを感じるのはカメラ機能ではある。

暗い場所で逆光で撮影すると、NOVAと比較して光のにじみが出やすいなどの弱点を持つが、そのような厳しい状況で撮影しなければ普通に撮影できる。普通のユーザーならほとんどのケースで問題ないレベルではある。

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カメラは4K動画には対応しないが実用十分な性能を持っている。

■指紋認証

NOVA liteはこの価格でも指紋認証を搭載しているのもいい。動作もスピーディでストレスなく使える。

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背面にシンプルに配置された指紋センサー。

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底面のスピーカー穴は2つあるが、実際には音は右側からしか出ていないモノラルのようだ。

■クラスでは抜群のパフォーマンス

この機種の驚くべきところは、価格を考えれば非常にパフォーマンスが高いところだ。Antutuベンチマークで測定すると、その数値は55369程度だった。この種の価格帯では非常に高い数値だ。

たとえばZenFone3は62237程度だし、TONE m15は30630程度になる。似たような価格帯のTONE m15を引き離し、ハイパフォーマンス機種の一角であるZenFone3に近いパフォーマンスを持っていることになる。これは凄い

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Antutuで計測したNOVA liteのベンチマーク。このクラスとしては驚異的に高い。

■今なら楽天モバイルで2万円

この機種は店頭向けに販売されず、おもにMVNO業者むけに流通している。ファーウェイを扱う代表的なMVNO業者として「楽天モバイル」がある。現在、楽天モバイルでのNOVA liteの価格は一括払いで21800円(税別)。ちなみに現時点ではWeb限定・期間限定で1万9800円(税別)になっている。

これだけのハイポテンシャルを持ちながら、その価格は2万円少々というのは驚異的だ。なにしろ、ベンチマークでは4万円近い価格のZenFone3に近いのだから。

この低価格を実現できる理由の1つにプロセッサが自社製品であることがある。これは他のメーカーのスマホがNOVA liteに太刀打ちするのが非常に困難でることを意味している。しばらくはこの製品にライバルは登場しないかも知れない。

ファーウェイNOVA liteは実用的に使え、しかも価格が安いスマホを探している人にオススメだ。そのハイポテンシャルから、他のローエンドスマホよりも長く、実用的に使えることだろう。

■関連情報

ファーウェイ「NOVA lite」商品ページ
http://consumer.huawei.com/minisite/jp/novalite/index.htm

楽天モバイル「NOVA lite」商品ページ
https://mobile.rakuten.co.jp/product/novalite/

文/一条真人

ITジャーナリスト。雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスONE」編集長などを経て現在にいたる。著書50冊以上で、近著は「Androidスーパーハイウェイ」(Kindle版)。IchijoMasahto。本名:OSAMU SAKATA。

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