賃貸住宅でもこのDIYならイケる! アウトドア達人の自宅収納術

賃貸住宅でもこのDIYならイケる! アウトドア達人の自宅収納術

  • BE-PAL
  • 更新日:2023/09/19
No image

自然の中で過ごすのと同じように、家でも気持ちよく。そんな思いを抱く人が多いはず。お気に入りのアイテムを収納整理して、DIYを駆使して自宅アウトドアの可能性を追求する達人に、お話をうかがった。

※2022年の冬に取材した記事です。

教えてくれたのはこの人! 牛田浩一さん

No image

アウトドアコーディネーター。 国内外のアウトドアブランドのPRから、マーケティングやイベントも手がける。リペア術からアウトドア料理までテリトリーは幅広く、自称"アウトドアのなんでも屋"。「理想を求めて DIYに勤しもう」

壁に穴を開けない(ディスプレイ感覚)のNICE収納術

「今はアウトドアが流行っているから、いろんな物が開発されてるけど、昔は全然、欲しいものがなかったんだよね」

と話すのは、本誌でもたびたびギアのリペア術を披露してくれている牛田さん。

「これ、20年以上も前に作ったんだけどさ……」

と見せてくれたのは、シェラカップで作ったソロストーブ。

「MSRの風防を脚にして、この中にマツボックリや小枝を2、3個入れて燃やす。結構、効率的に燃やせるもんだよ」

DIYは、不便を感じているから、それをどうにかしようと思ってやるものだという。

「自分にとって100%のモノなんてないからさ。それに近づけるには自分でやるしかない」

今日訪ねたのは、牛田さんが拠点にしているモノ置き小屋!?
壁一面を占めるラックには、愛用ギアが所狭しと並んでいる。

「賃貸だから既製の棚を置くしかなくてさ。テントを収納できるように奥行きがあるサイズにしたから、夜になると手元が暗くなって小物が探しにくい。だから、LEDライトを取り付けようと思って」

実に楽しそうに作業を進める。DIYは、何もないところに作り上げていくのが、この上なく楽しいのだとか。

「この壁もなんにもなかったから、何か活用したいなって思って。2×4材を立てて壁と固定して、1×6材を組み合わせて、有孔ボードを打ち付けたら、うまくでき上がったんだ」

お気に入りのランタンや年季の入ったストーブをディスプレイ感覚で掛けていく。インテリアとしても絵になるし、忘れ物も防げるというワケ。

「あっ、このクーラーボックスソファもいいでしょ。船釣りするときって移動中はクーラーボックスに座るんだけど、ケツが痛くてさ。いらなくなったマットを切って貼ったら、それだけで快適。家でも使えるし」

今は、初めての雪板作りに挑戦中。今年はインパクトドライバーもプロ仕様のものに新調したし、何を作っていこうか。

「まだまだシーズン中だからさ、いい雪が降ったらDIYは後回し。そのぐらい余裕があったほうが楽しめるってものでしょ」

1 ボックスを多用した収納棚にLED照明をプラス

No image

スチールと板を組み合わせた業務用の棚。小物類はボックスを使って分別収納。流行りのミリタリー調のカラーで揃えれば、見た目もスッキリ。

No image
No image

No image

夜でも棚の中を見やすくするため、棚の手前の天井部分にラインタイプのLEDを取り付けた。

2  2×4材と有孔ボードで見せる収納棚を手作り

No image
No image

2×4材をアジャスターで梁に固定し、有孔ボードをビスで留めた。これなら壁に傷をつけないので、賃貸住宅でも壁面収納が楽しめる。専用のフックを活用。

3 巨大クーラーボックスは+マットでソファに変身

No image

物置として活用している大容量クーラー。使わなくなったマットをカットし、上部に野外用両面テープで貼ればソファに変身。

4 シェラカップと風防で作るソロストーブ

No image

ステンレスのシェラカップに旋盤で穴を空けてストーブに。片付けも楽で今でも重宝している。

DIY入門の心得

●賃貸住宅のDIYは傷をつけない

●自分が欲しくて、ないモノを作る

●既製品をアレンジするところから

※構成/大石裕美 撮影/山本 智

(BE-PAL 2022年3月号より)

BE-PAL

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加