Netflix、会員向けに無料でゲーム提供を公式発表。まずはモバイル向けから

  • Engadget
  • 更新日:2021/07/21
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Netflix

Netflixは20日(米現地時間)、第2四半期決算報告のなかで、これまでの映像コンテンツに加えてゲーム事業に進出することを公式に発表しました。ゲームはオリジナル映画やアニメーションおよび台本なしのテレビ番組への進出と同様に「もうひとつの新しいコンテンツカテゴリ」だと述べられています。

これまでの経緯をざっと総括しておくと、今年5月に有料ニュースメディアThe Informationが、Netflixが映画やテレビ番組ストリーミング配信のほかゲーム分野への参入を目指しており「あるゲーム業界のベテラン幹部に入社の可能性を打診した」との報道がうわさ話の始まりでした。

約2ヶ月後、その記事はNetflixが元EAで最近までOculus ORチームの幹部だった人物を獲得したとのBloomberg報道で裏付けられています。そこでは今後数か月のうちにゲーム開発チームを増強し、来年(2022年)にもゲームコンテンツを他の動画コンテンツと並ぶサービスのひとつとして提供する見通しも語られていました。

そして最新の情報は、他ならぬNetflix自らが株主向けにゲーム事業への参入を予告したというものです。以下、該当する箇所の抜粋です。

ゲームは、オリジナル映画、アニメーション、未放送テレビへの進出と同様に、当社にとって新たなコンテンツカテゴリーの一つであると考えています。ゲームは、映画やシリーズ作品と同様に、追加料金なしで会員の皆様のNetflixサービスに含まれます。当初は、主にモバイル端末向けのゲームを中心に展開していきます。私たちは、映画やテレビシリーズの提供をこれまで以上に楽しみにしており、既存のすべてのコンテンツカテゴリにおいて、投資の拡大と成長の長い道のりを期待しています。しかしオリジナル番組の提供を始めて約10年が経過した今、会員の皆様がゲームにどのような価値を見出しているのかを知る時期に来ていると考えています

つまりNetflixは、主にスマートフォンやタブレットなどモバイル機器向けのゲームに注力する予定であり、それらゲームは有料会員には無料で提供されるということです。そう発表した上で加入者が「ゲームにどのような価値を見出しているか」ということで、反応を見きわめて費用対効果も考慮することが示唆されていると思われます。

上記のThe Information報道では、Netflixはアップルの定額制ゲームサービス「Apple Arcade」のようなゲームのバンドル(複数のゲームをまとめて提供)を検討していると伝えられていました。

もしその噂が本当だとすれば、気になるのがiOS向けアプリで定額制ゲームサービスが認められるのか、ということでしょう。アップルがサードパーティ製アプリ内でゲームを追加提供することに難色を示すのは、初代iPadアプリをめぐって揉めたFacebookという前例もあります。

また定額で複数のゲームを遊べるアプリも、Xboxクラウドゲーミングアプリが「ゲームごとにダウンロードすること」という条件を付けられて実質的に断念され、ブラウザ経由での提供に落ち着いた顛末もありました。

具体的にNetflixがいつモバイルゲームの展開を開始する予定なのか、それらのゲームがどのように配信されるのかについては、何一つとして発表されていません。Android向けには複数のゲームをまとめて遊べるアプリを配信する一方で、iOS向けにはブラウザ経由で提供するのが落とし所かもしれません。

Source:CNET

Kiyoshi Tane

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