『愛しい嘘』第1話からラスト5分に衝撃の結末 怪しさ満点の林遣都の笑顔の真意は?

『愛しい嘘』第1話からラスト5分に衝撃の結末 怪しさ満点の林遣都の笑顔の真意は?

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  • 更新日:2022/01/15
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『愛しい嘘~優しい闇~』(c)テレビ朝日

同窓会では学校の敷地内に埋めたタイムカプセルを大人になった仲間たちと掘り起こすのが一つの定番となっているが、ある意味とても残酷なイベントかもしれない。そこには青春時代の自分が冷凍保存されているからだ。希望の匂いが充満する箱から飛び出す、思い描いていた未来と現実との差を嫌でも見せつけられる。

参考:林遣都との再会は悲劇の序章? 波瑠主演『愛しい嘘』で金曜夜が考察に忙しくなる予感

波瑠主演の金曜ナイトドラマ『愛しい嘘~優しい闇~』(テレビ朝日系)は、そんな同窓会をきっかけに始まる悲劇を描いたラブサスペンスだ。幼い頃からの夢を叶えて漫画家になったものの、鳴かず飛ばずで漫画家アシスタントとして生計を立てる主人公の望緒(波瑠)をはじめとした中学時代の仲良し6人組が14年ぶりに再会を果たす。

東京に出てすっかり垢抜けた弁護士の玲子(本仮屋ユイカ)、昔から変わらずお姫様気質のOL・奈々江(新川優愛)、地元の名家に嫁いだ専業主婦の優美(黒川智花)、地元の山梨でワイナリーを経営する稜(溝端淳平)、そして望緒が中学の頃に憧れていたIT企業の社長・秀一(林遣都)。豪華キャストが演じるそれぞれのキャラクターは、世間では“勝ち組”と呼ばれるような未来を手にしていた。

しかし、全く不満を抱かずにいられる完璧な日常などそうそうない。普段は見ないふりをしていても、ふとした瞬間に「こんなはずじゃなかった」という思いが爆発するもの。特にそれは旧友との再会で顕著に現れる。自分より幸せそうに見える相手への嫉妬を隠すため、ちょっとした“嘘”を混じえて奈々江や優美がマウントを取り合う様子に見覚えがある人も多いのではないか。

『愛しい嘘』第1話では、彼らが過去についた“嘘”と、大人になってからついた“嘘”とが混ざり合って一つの事件へと繋がっていった。その事件とは、同窓会からすぐに起こった奈々江の死だ。

奈々江は同窓会を企画した秀一から受付を頼まれ、さらにはお礼と称してデートに誘われた望緒に嫉妬。あろうことか望緒の家に入り込み、部屋を荒らしていたことが明らかとなる。彼女は女子アナになり海外セレブと結婚することを夢見ていたが、家庭の事情で仕方なく地元に留まっていた。SNSで煌びやかな日々を綴っていたのはせめてもの強がり。しかし、同窓会をきっかけに「こんなはずじゃなかった」という思いが抑えられなくなり、それは夢を叶えて秀一の心までものにしようとしている望緒への憎悪に変わっていった。

一見愚かだが、望緒は奈々江のことを責めきれない。なぜなら自分も奈々江と同じように現実を受け止めきれず、“プロの漫画家”と讃えてくれる人たちに本当のことを隠していたからだ。2人がついていたのは、夢を諦めきれない自分を守るための“愛しい嘘”だった。望緒は被害届を出さないことに決め、一件落着……と思いきや、ラスト5分で衝撃の展開を迎える。奈々江が遺体となって発見されたのだ。

この時点で怪しいのは、同窓会を企画してタイムカプセルを探しに行こうとみんなに提案した秀一と、なかなか見つからないタイムカプセルを誰より必死で探していた玲子。箱の中には「みんな忘れないよ 中野幸」と書かれた一枚の手紙が入っており、どちらも望緒たちがそれを見つけることで何かを思い出させようとしていた。特に林遣都が演じる秀一は王子様のような雰囲気を漂わせているが、一方で怪しさ満点。寄せては返す波のように掴みどころがない。ラストで「一発逆転してやるから」と息巻いた奈々江に、「楽しみにしてる」と応えた彼の表情は“本当”の笑顔にも“嘘”の笑顔にも見えた。

一つの嘘は七つの嘘を生む。望緒に本作の謎を解くきっかけとなるような言葉を教えた秀一の一挙手一投足から目が離せない。(苫とり子)

苫とり子

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