軍艦遭遇に関する豪の非難は事実と一致せず 中国国防部

軍艦遭遇に関する豪の非難は事実と一致せず 中国国防部

  • 新華社通信
  • 更新日:2023/11/21
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軍艦遭遇に関する豪の非難は事実と一致せず 中国国防部

中国国防部の呉謙報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

【新華社北京11月21日】中国国防部の呉謙(ご・けん)報道官は20日、東中国海での中国とオーストラリアの軍艦の遭遇についてオーストラリア側が大きく取り上げていることに関し記者の質問に答えた。

オーストラリア国防相は「日本の排他的経済水域(EEZ)内の国際水域」でオーストラリア海軍艦と接触した中国軍艦による「危険で未熟な行動」が潜水員の負傷を招いたと非難する声明を発表した。

呉氏は、オーストラリア側の発言は全く事実と一致せず、中国は断固反対し、オーストラリアに対して厳正な申し入れを行ったとし、次のように述べた。

オーストラリアのフリゲート艦「HMASトゥーンバ」は中国の東中国海近海で活動し、中国軍の駆逐艦「寧波」は法に基づき追跡と監視、識別と確認などの処理措置を講じた。この間、中国艦は「海上衝突回避規範(CUES)」や「国際海上衝突予防規則(COLREG)」などの国際規則を厳格に順守し、オーストラリア艦と安全な距離を保ち、潜水作業に影響を与える可能性のあるいかなる活動も行わなかった。

中国と日本は関連海域に境界を設けておらず、中国の軍事活動が日本の排他的経済水域内で、あるいは同水域に進入して行われたという言い方は成り立たない。われわれはオーストラリアに対し、事実を尊重し、中国に対する軽率で無責任な非難をやめ、双方の相互信頼の積み重ねに資することを多く行い、両国と両軍の関係をより良い方向に進めるため、前向きな雰囲気を作り出すよう促す。

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