日産逆襲の切り札に徹底試乗! 新型デイズ&ルークスはマジで買いなのか?

日産逆襲の切り札に徹底試乗! 新型デイズ&ルークスはマジで買いなのか?

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  • 更新日:2020/05/19
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日産「デイズ」ハイウェイスターX プロパイロットエディション(FF)。価格159万6100円、スペック●全長3395㎜×全幅1475㎜×全高1640㎜ ●直列3気筒DOHC(マイルドハイブリッド) ●WLTCモード燃費21.2㎞/L。日産が企画・開発を担当。生産は三菱自動車が担当するデイズ。昨年3月に発売されて大人気に

3月19日に発売された日産ルークスが早くも人気だ。昨年発売されたデイズも売れに売れている。

ということで、話題の軽自動車2台をガッツリ試乗。自動車ジャーナリストの小沢コージがその人気と実力にガツンと迫った!

■日産がぶっ込んだ新型軽の実力とは!?

ニッポンの軽は戦国時代に突入。今、日産はマジで下克上を狙えるポジションにいる! なぜなら昨年日産で一番売れたクルマは、3年連続コンパクトカー販売王で年販11万台強のノートではなく、15万台強のデイズなのだ。

【写真】デイズ&ルークスのディテール

ちなみにデイズは昨年の乗用車全体の販売ランキングでも4位に入り、プリウスやカローラはもちろん、売れ筋のムーヴやワゴンRまでもブチ抜いて話題を呼んだ。つまり、日産がガチでいい軽自動車を造れば売れるのだ。もともとブランド力は高く、さらに全国には2000店舗以上の販売網がある。

驚くのは日産が本気で軽を造り始めたのはほんの4年前ということ。それ以前は当時トップだったゴーンの英断で、プライドを捨てて他メーカーの力を借りていた。日産最初の量販軽自動車は2002年発売のトールワゴン、モコで、中身はなんとスズキのMRワゴンだった。

開発から関わった最初の軽は13年発売の初代デイズだが、開発主導は三菱。つまり日産主導で造った初めての軽は、昨年発売の2代目デイズからなのだ。

昔から「軽には特殊なコスト感覚が必要でグローバルメーカーが造るのは無理!」といわれたなかで生まれた新型デイズは絶妙だ。根本的な軽さや燃費性能ではホンダやスズキやダイハツに負ける。

デイズの最良WLTCモード燃費は21㎞/L台でライバルのホンダNワゴンは23㎞/L台。スズキのワゴンRになると25㎞/L台だ。けど、実燃費になるとライバルとの差は縮まる。

何より日産の軽は、乗用車で培った質感とパワーで欠点をうまいこと補っている。例えばデイズに乗ってみて驚くのは内外装のクオリティの高さだ。シートにも本革風マテリアルが使われ、樹脂パネルやメタル調パーツも妙にツヤツヤしすぎてなく自然。

エクステリアもシンプルな箱型で、顔もスッキリの日産流Vモーショングリル。静粛性も日産乗用コンパクトのキューブレベルだ。

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ルーフスポイラーやリアのエアロバンパーなどがハイウェイスター専用装備

残念ながら9インチナビはオプションだが、サイフが許すなら欲しい装備

一方でパワーはスペック的にはライバルに少し負ける。過給器付きのターボはどのメーカーも規制枠の64PSだが、ノンターボはデイズが52PSと少し低め。

しかし、デイズはこれまたミニバンのセレナ譲りの技術をぶっ込み、約2.7PSのマイルドハイブリッドを標準装備。結果、乗ると加速感はライバルとほぼ同等である。

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減速エネルギーをバッテリーに蓄えるスマートシンプルハイブリッド車だ

そして、ライバルとの差を縮めるどころか凌駕(りょうが)したともいわれているのが、同じプラットフォームを使った新型スーパーハイトワゴンのルークスだ。こちらは全高1.7m台のスペックを生かし、ライバルがやっていないスペース活用に挑戦し、収納力はクラストップ級。

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日産「ルークス」ハイウェイスターXプロパイロットエディション(FF)、価格184万3600円、スペック●全長3395㎜×全幅1475㎜×全高1780㎜ ●直列3気筒DOHC(マイルドハイブリッド) ●WLTCモード燃費20.8㎞/L。今年3月19日に発売となり話題沸騰の軽スーパーハイトワゴン。日産が放った渾身の力作だ

具体的にはフロントシートを他車より高く、前に設定。ロフト付きワンルームマンションのごとく、広い室内の頭上を有効活用した新パッケージである。結果、リアシート&ラゲッジスペースはクラストップレベル。事実、身長176㎝のオザワがフロントに座ったポジションのままリアシートに座っても膝を思いきり伸ばせる。

同時にリアシートスライドが最大32㎝と段トツ長いので、リアシートを前に動かすとラゲッジはどのライバルよりも広い。見た目にも広いし、48Lトランクが4つとチャイルドシートも載ってしまう。

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スライドドアの開口幅と開口高はクラストップを実現。後席の広さは圧巻

メーター中央にはプロパイロットの作動状況などを表示するディスプレイが

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後部座席を倒すと、荷室は奥行き675㎜まで拡大可能。大人用の自転車もサクッと積める。マジで広い

さらにデイズ、ルークスにはライバルにはない、絶対的アドバンテージがある。それがハイテク運転支援の「プロパイロット」だ。高速で車線中央をガンガントレースするレーンキープアシスト機能だけでなく、前走車を追従するオートクルーズは自動で完全停止するからスゴい!

今回は従来カメラだけだった検知システムにミリ波レーダーが加わってるから、高速で2台前のクルマの動きまで感知! 無駄にブレーキを踏むことなく、流れるように自動追従できてしまう。

ただし欠点もあって、プロパイロット付きだとデイズが159万円超、ルークスが184万円超というけっこうなお値段に。

価格はともかく、質感、広さ、先進性でライバルに並んだ新型デイズ&ルークス。特にルークスは4月後半時点で受注1万7000台超と絶好調。王者N-BOXからの買い替えもアリかもしれん!

取材・文・撮影/小沢コージ 撮影/本田雄士

取材・文・撮影/小沢コージ 撮影/本田雄士

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