
ガンバロー三唱で気勢を上げる平和行進結団式の参加者=13日、那覇文化芸術劇場なはーと(下地広也撮影)
5・15平和行進実行委員会(事務局・沖縄平和運動センター)は13日、那覇文化芸術劇場なはーとで全国結団式を開いた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなる14日の平和行進のテーマは「復帰の内実を問う」。米軍普天間飛行場や嘉手納基地を巡るコースで人数を制限し、約千人が参加を予定する。
結団式には県内外から約400人が参加した。同センターの仲宗根哲共同代表は「復帰しても何ら変わらない基地の島の現実がある。戦争のない世界を実現し、平和憲法を守り、日米地位協定の改定を求めることを誓い、発信していこう」と呼びかけた。
県外代表のあいさつや基調講演などがあり、最後に世界や沖縄の平和を願いガンバロー三唱した。
平和行進は同日午前、宜野湾市民会館を出発、約9キロを歩き沖縄市の八重島公園に到着する。復帰50周年を迎える15日には、なはーとで県民大会を開く。(政経部・新垣亮)