首位発進の古江彩佳、凄まじい負けず嫌い魂 宮崎なのに「チキン」を食べない理由

首位発進の古江彩佳、凄まじい負けず嫌い魂 宮崎なのに「チキン」を食べない理由

  • THE ANSWER
  • 更新日:2021/11/26
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9番でバーディーを奪い、笑顔を浮かべる古江彩佳【写真:Getty Images】

今季最終戦、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ開幕

女子ゴルフの今季最終戦、国内メジャー・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(宮崎CC、6543ヤード、パー72)が25日、開幕した。逆転賞金女王を狙う賞金ランク2位・古江彩佳(富士通)が、9バーディー、1ボギーの64で回り、8アンダーで単独首位に立った。同組だった賞金ランク1位・稲見萌寧(都築電気)は1バーディー、3ボギーの74となり、25位タイと出遅れた。古江は、賞金女王になるには単独2位以上が最低条件だが、「この試合で1位になりたい」と宣言。地鶏が名産の宮崎で開催の大会にも関わらず、「チキン(英語で弱気、臆病の意味)」にゲンを担いでいることも明かした。(取材・文=THE ANSWER編集部・柳田 通斉)

古江が稲見の前で、ロケットスタートを飾った。最終18番パー4。残り2メートルで「ややフック」のパーパットも、しっかりカップの真ん中から決めた。「64」。2003年以降、宮崎CC開催の同大会最少スコアである葭葉ルミ(16年第3ラウンド)に並び、コースレコードタイ記録を樹立した。

古江は、前半の9ホールでもう1つの記録を作っていた。大会最少スコアの「29」だ。1番パー4。残り126ヤード、左ラフからの第2打をピン30センチにつけ、楽々と1つ目のバーディーを奪った。「朝イチで取るとあまりいいことがない」とネガティブにもなったというが、3番パー4で2メートル、4番パー3で5メートルのチャンスを決めた。

そして、6番パー4からは「打てば入る」の繰り返し。大会最少記録とプロ入り後、ハーフベストの「29」がかかった9番パー4では、ピン下5メートルを残すも、「よくパットが入っているな~。これも入るといいな~」と欲を出し、強めのストロークでカップに沈めた。

続く10番パー4では2メートルを決めて5連続バーディーを達成。13番パー5では第3打をピン60センチにつけて、さらにスコアを伸ばした。

「前半はショット、パットもかみ合いました。ショットがうまくいっていたので、パットが入ったのは運が良かったと思います。100点に近いゴルフです」

「高校時代から大会中は鳥を食べない」理由とは

今大会は2人1組の「2サム」で行われており、古江は稲見との最終組。会見で「稲見さんを意識しましたか」と問われると、「はい。2サムだと感じやすいです」と素直に言った。そのせいか、会話は一切なし。「2サムは(すぐに打順が回ってきて)忙しいからだと思います」とも言ったが、稲見への対抗意識を燃やし、この日だけで10打差をつける強さを見せつけた。

前日の会見では、今夏、東京五輪代表権争いで最後に稲見に敗れたことに言及し、「同じことの繰り返しはしたくはないです。そこは意識しながらやれればいいと思います」と言った。

小さい体に秘めるその負けず嫌い魂はすさまじく、この日は「高校時代から、大会中は鳥を食べないようにしています」と明かした。理由を問われると、「(プレーが)チキン(弱気、臆病)になったら嫌なので」と明かした。地鶏が名産の宮崎に滞在しながら、もったいない決意のようにも思えるが、「その代わりに大会前日は(勝つを意識して)トンカツを食べます。昨日も食べました。おいしかったです」と笑みを浮かべた。

ただ、大会は第1Rを終えたばかり。稲見も難関の最終18番パー4でバーディーを奪うなど底力を見せており、油断はできず、古江は「明日も自分のプレーに集中して、うまくアンダーで回れたらと思います」と気を引き締めていた。

<古江が逆転賞金女王になる条件>

1位の稲見との差は、1696万8474円。今大会の優勝賞金は3000万円で、古江が逆転賞金女王に輝くには最低でも単独2位以上になる必要がある。古江が優勝の場合は、稲見が単独3位(1200万円)以下、古江が単独2位(1800万円)の場合は、稲見が単独14位(96万円)以下になることが条件だ。88年のツアー制度施行後、最終戦までもつれたケースは15例。そのうち最終戦で逆転して頂点に立った女王は6人いる。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

THE ANSWER編集部・柳田 通斉

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